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地獄から抜け出しつつある?

PSVitaの値下げ週の販売集計が明らかになりました。
【ゲームソフト販売本数ランキング TOP30】集計期間:2013年02月25日〜2013年03月03日

週間販売数が6万1000台となり、3DS+3DSLLの合算である7万7000台には及びませんが、大幅に販売台数を回復しています。この数字が大きいか小さいかは人によって受け止め方が異なると思いますが、それまでの低調さを思うと、悪いスパイラルを抜ける第一歩としては一定の評価ができるでしょう。

『閃乱カグラ』がシリーズ最大の売上を記録し、パッケージ版の販売で9万2000本売れたようです。ダウンロード版との合算で12万本の販売を達成したというリリースが出ており、普及台数で10倍近い差があることを思うと、PSVitaのユーザー層が見えてきますね。
『閃乱カグラ SHINOVI VERSUS -少女達の証明-』販売本数が早くも12万本を突破!

ソフトの性質によっては、3DSで販売するよりも大きな数字が見込める。ある程度の数字を追い求める大手メーカーにとっては、普及台数はある程度の意味をもちますが、ニッチな市場を狙う中小のゲームメーカーにとっては普及台数よりもユーザー層のほうが大きな意味をもちます。『デモンゲイズ』『限界凸騎』のセールスもなかなか堅調でしたし、中小メーカーにとっての市場は存在するようです。

また無料+アイテム課金の『PSO2』の特別パッケージ版が5万本以上売れており、同時接続者数の最高値を更新したようです。
はちま起稿:【祝】『ファンタシースターオンライン2』、約8ヶ月ぶりに最高同時接続記録を更新!前回記録の「約9万人」を超えた数字に

F2Pモデルを忌避する任天堂やマイクロソフトと違い、F2Pモデルに適応しているのがPSプラットフォームの優位な点です。サードパーティの多くはすでにスマートフォンやタブレットでF2Pモデルに慣れ始めており、ビジネスモデルを狭めることは参入障壁になりつつあります。

中小メーカーのニッチな市場を積み上げれば、国内200万台には届くでしょう。そこから上を狙っていくには『ソウルサクリファイス』のような新規タイトルがモンハンユーザーを取り込んだり、F2Pモデルのタイトルが増えていくことが肝要です。国内300万台を超え、500万台以上へ伸ばしていくためのステップ、課題が見えてきました。

「PSVita終了」というムードからの脱却は成し遂げつつあり、これからの回復にむけてSCEの底力、サードパーティ各社の地道な協力体制が期待されるところです。


一方でWiiUは9528台と低調で、打開の光明もいまだ見えていません。いわゆる「地獄」からの脱出はいつ頃になるのでしょうか? 任天堂自身の有力タイトルを投入し、同時に値下げする必要はありそうです。

日本以上に欧米のパブリッシャーのほうが冷淡です。値下げ圧力は日増しに強まっていくと思われます。PS4が業界としては一定の期待感をもって迎えられているだけに、次世代XBOXとの一騎打ち感が強まると、WiiUは自然とフェードアウトしてしまいます。年内の退場を避けるなら、秋までに値下げが不可欠です。

しかし値下げする場合、アベノミクスの追い風はありながらも、コミットメントの達成はかなり困難になり、岩田政権の命脈が尽きてしまいます。会社の命運よりも、社長の座を守る事を優先する、というのは、おそらく許されないでしょうが、後継人事の不透明さとあわせて、ゲームキューブ時代のような中長期の低迷期に突入していくのでしょうか。

ポスト岩田政権の準備とグループ内での開発リソースの再編成の2点は不可避、と考えるべきでしょう。2013年度は踏ん張ってもらい、2014年度の株主総会で交替というのが最短シナリオ。実質あと1年で後継人事が定まるのか。レイムダック化した状態でもう1年……とか、あるのかな?

去年のFACTAの記事が今改めて思い出されますね。
任天堂「いわっち」は賞味期限切れ
スマホ時代の到来を読み誤った岩田社長じゃ活路は開けない。トップ交代の日は近い。



今週販売のその他のタイトルを見ると、『真・三國無双7』が21万本(『6』は26万本)、『レイトン教授』最新作が13万本とやや残念な結果になってます。無双シリーズは落ち込みが鮮明化しつつあり、『海賊無双』などの新しい無双を投入して、何とか延命を図っていますが、やはりそろそろまったく新しいタイトルを生み出してほしい所ですね。

レベルファイブは『レイトン』が枯れてしまい、残る柱は『イナズマイレブン』。『ファンタジーライフ』が新規タイトルとして伸びてきているのが頼みの綱でしょうか。経営の建て直しが求められる所です。

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2013-03

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