FC2ブログ

 

Latest Entries

ポスト岩田政権を想像する?

やー、先日のニンテンドーダイレクト、怒涛のラインナップでしたね。必死とも言えますが。
手堅く数字の見込めるマリオ系タイトル、さらに売上のイマイチな『NEWスーパーマリオU』のテコ入れとして、主人公をルイージにのみにした『NEWスーパールイージU』など、とにかく売上を稼ぎ、利益を積み上げるという意気込みが感じられる良い内容だったのではないでしょうか。

その一方で実に衝撃的なニュースがネットを駆け巡りました。
USの1月のセールス(NPD):Wii U5.5万台(!)
Xbox 360: 28.1万台 (+4.07%)
PS3:?
Nintendo 3DS: ?
Nintendo Wii U: 5.5万台
Nintendo Wii: ?
Nintendo DS: ?
PS Vita: 3.5万台前後
PSP:?
WiiUの北米での売上が5.5万台という話で、発売直後のハードとは到底思えない極めて低調な数字にびっくりです。PSVitaと同じような地獄コースを突き進んでおり、ゲームキューブ路線をまっしぐらです。PS4と次世代Xboxが発売される前に勝手に自滅して消えてしまいそうです。


この状態で営業利益1000億円のコミットメントはなかなか重くなってきました。それに仮にコミットメントを達成したとしても、それでどうなるんでしょうか? 手堅く売れるソフトを出し尽くして、翌年度にまた赤字に舞い戻ったり、大幅に利益を落としたら、コミットメントにいったい何の意味があるんでしょうか?

うちのブログの読者はご存じのとおり、こういう事態を恐れて、真摯に現実に向き合い、苦言というか分析を書いてきたわけですが、まさしく不安的中です。優秀な人達が集まっているであろう世界的企業ですから、冷静に物事を見つめていれば、こうした事態は避けられたのではないか、と非常に残念でなりません。

いよいよ「ポスト岩田政権」がうっすらと見え始めてきましたが、それはどんな姿なのでしょうか?
単純に考えるなら、次も開発系の社長という可能性は低いでしょう。3DS、WiiUの失敗は、新規性のある商品を生み出せない開発の失敗であり、連続して失敗している幹部を社長に昇格させるというのは考えにくいからです。むしろ開発の立て直しに専念させるべきです。
代表取締役 社長 岩田 聡
代表取締役 専務 森 仁洋
代表取締役 専務 波多野 信治
代表取締役 専務 竹田 玄洋
代表取締役 専務 宮本 茂
そうなると、自動的に波多野氏という事になりますが、若い社長から年長の社長に替えるというのは、ちょっと違和感が強いですね。しかし中継ぎという役割としては否定できませんが。

無論、「大政奉還」という展開も無くは無い。しかし直系に継がせるなら、とうの昔に取締役ぐらいにはしていると思うんですよね。あるいは、娘婿の荒川氏か……元々、後継者の最有力ではありましたからね。方針の対立からNOA社長を退職している点がネックですが、実績という点では申し分なく、山内氏との間で関係修復が可能なのであれば、「大政奉還」ではないものの、近い意味性は持たせられるし、米国でのビジネス経験が長い荒川氏なら新機軸への転換も難しくないでしょう。

あとは、他の血族か。「大政奉還」は危機に陥った日本企業が採る1つの選択肢ですし、現在の専務の中から中継ぎを選びつつ、然るべきタイミングで「大政奉還」するのは考えられない話ではありません。

いずれにせよ、ポスト岩田政権は、もしも中継ぎ政権が間に入るにせよ、大転換をおこなう公算が高い。

前年度に巨額の赤字を出したからこそ、流通に対してもダウンロード販売の本格化を切り出しやすくなったわけで、「うちもこれだけ血を流したんだから許してくれ」という体裁の意味もありますよね。WiiUをさっさと閉じるにせよ、ゲーム機を撤退するにせよ(さすがにまだ無いと思う)、「こいつの首を晒すから勘弁してほしい」という事でしょう。総責任者の首というのはそういう使われ方もします。

以前も書きましたが、個人的には本当に残念でなりません。
次世代3DS、次世代WiiUを主導してほしかったし、それが責務だと思います。けれども客観的にはそれが許されない状態になりつつあります。3DSがどれほど盛り返しても、WiiUがここまで悲惨な状態では……。

率直に言って、WiiUが駄目だってのはみんなわかってたと思うんですよ。あんなものがイケるなんて、本気で思っていたら、ただの狂人です。ルーピーとか宇宙人にも程がある。ですが、任天堂側はここまで売れないとは思ってなかったんでしょう。もう少しマシな数字になると思ってたんじゃないでしょうか。甘えと言えばそれまでですが、世の中は大変厳しい。

厳しいね、ホント。

ゲーム機って次のを作るのに3~5年掛かるから、1度間違うとすぐに立て直せないわけですよ。だから2期連続の赤字もやむを得ないところがあるし、そんなに簡単に復活できるはずがないんです。3~5年時間をあげてほしかったな、とは思います。


ただ、それが許されないんでしょうね、おそらく。
山内氏も高齢ですから、そこまで気を長くは待てないのでしょう。任天堂が地に堕ちた状態では安心していられない。再び天に浮上するところまで見届けたいと願うのであれば、悠長に時間を与える心境にはなれないんじゃないかな……。

ガラガラポンするには、誰かの首が必要ですよね。

はぁ~……。


まあ、
まあね、

ある意味、良いんじゃないかな。ソニーの出井氏ほど老醜を生き足掻き、晩節を汚しまくるよりも、神君の記憶が残っている間に退くのは悪い事じゃありません。任天堂という企業にとっても、長期的に見れば、このタイミングでガラガラポンできれば、選択肢は増えることになる。

頭ではそういう理解もできるんですがねえ。
ホント残念です。

だから言わんこっちゃない、という気持ちもありますが、天上に上ってしまえば、地に落ちるまでわからない事は多くあるだろうし、再び浮上できるかどうかが経営者としての、企業としての生命力であり、覇気なんじゃないでしょうか。第2ステージでのご活躍を心から期待しております。


スポンサーサイト



«  | HOME |  »

2013-02

検索



カテゴリー

月別アーカイブ

最近の記事

最近のコメント

連絡先

RSSフィード

忍者カウンター