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今や国内は3DS+PS3だね。(+PSV?)(+PS4?)

「メタルギア ライジング リベンジェンス」で30万8000人の雷電が敵を自由切断した「ゲームソフト週間販売ランキング+」
『メタルギア ライジング』はなかなかの数字ですね。『MGS』本編ではないし、小島プロダクションではなくプラチナゲームズの制作という事もあって、読みにくい状況ではありましたが、さすがに『ベヨネッタ』あたりよりは全然売れますね。

3DSは堅調なペースで推移しており、リメイク版『ドラクエ7』と引き続き好調な『どうぶつの森』に支えられ、バンダイナムコのソフト群も増えてきています。

次週は、PSVitaが値下げと新作ラインナップでどこまで台数を伸ばせるかに注目が集まります。1年経って100万台ちょっとでは心許ない。200万、300万台まで伸びていくきっかけを掴んで欲しい所です。


その一方で据置ゲーム機はPS3がWii+WiiUの倍近い台数。やや堅めな売れ方をしています。国内は結局PS3安定一択ですね。逆にPS4が出ることでマーケットが崩れないかの方が心配なぐらい。

WiiUはゲームキューブより酷いことになりつつありますね。値下げするか見切るかどちらかになりそう。値下げすればコミットメントを達成するのはほぼ不可能ですし、見切ったところですぐに次世代機を出せるわけではありません。岩田政権の退陣もますます近づいてきました。経営陣の総退陣はさすがに考えにくく、外様出身の将軍が犠牲になるだけでしょうね。

それにしても、平井政権のソニーは粘り強いですね。あの業績にも関わらず、PSVitaを値下げし、それにPS4の発表も早かった。平井社長がゲーム事業出身という事もあり、在任中の撤退は無いという観測はありましたが、それでもなお可能性が頭をよぎるほどに、家電各社の業績は低迷しています。

この粘り強さは任天堂とマイクロソフトにとっても誤算だったかもしれません。


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誰が殴り倒され、誰が殺されつつあるのか。死体は悪意無く踏みにじられる。

PS4: MSが始まったと言えば、それが次世代の始まりなのか?
先に発表して、次世代機のイメージと期待感を生み出したソニーの方がマイクロソフトより緒戦は優位に立った、という記事内容で、確かにPS4は話題を掴みました。次世代Xboxがそれと大きく異なるビジョンを示せるかと言えば、疑問は残ります。

次世代機と前世代機の狭間を漂流するWiiUは、とどめを刺されようとしています。ソニーとマイクロソフトが互いに殴り合っている中、ライバル視さえしてもらえずに踏みつけられるだけで。WiiUにとって最大のチャンスは1回早く年末商戦を迎えられることであり、希望的観測は製造問題を理由にしてソニーとマイクロソフトが2013年の年末商戦を逃すという事でした。

無論すべてはソフトが決めるわけですが、サードパーティのソフトに関しては、欧米ではソニーとマイクロソフトに集中するでしょう。国内の次世代機に対する温度感が低いにせよ、WiiUはそれを輪にかけて低い。だってあのWiiの、しかも次世代機=開発費が掛かる!です。普通に考えれば、最初からわかっていた事でしょう。

任天堂のサードパーティ戦略がほぼ常に失敗する最大の理由は「うち以外ではどうせ食えない」「うち以外に行き場は無い」的な考えが根幹にあることです。それでは新しいプラットフォームや市場が現れた途端、各社は去っていき、しかも容易には戻ってきません。もちろん家族や子供向けのマーケットは健在で、その魅力はすぐに相対化されるものではありませんが。

現状はゲームキューブ時代を超える危機であって、据置ゲーム機からの「事実上の撤退」に追い込まれつつあります。何故ならWiiUを短期間で終了させ、PS4と次世代Xboxに近い性能と内容のゲーム機を早期に投入したとしても、その頃には両機種はある程度のボリュームに達しているし、ユーザーに大きなアピールは難しいでしょう。WiiをPS3とXbox360にぶつけた時のような、あるいはそれ以上の特異な方法論で当たるほかありません。

そしてネットサービスは特異なアイデア一発で誤魔化せるものではない事も肝に銘じておく必要があります。そこは単純に積み上げの世界であり、小手先のUIがどう変わろうとも、機能性が大きく損なわれてはいけないのですから。ハードウェア先にありきのハード志向の会社には理解しがたい事かもしれません。

あのアップルでさえ、ネットサービスにおいては失敗続きです。ハードウェアとソフトウェアが一体になった体験を提供するという姿勢は、そもそも論でネットサービスの考え方からすると、異質なものです。ユーザーが使っているハードウェアに関わらず、一定以上の体験を提供する事がネットサービスでは重要なのです。デバイスに依存したUIやUXを軽視するという意味ではありません。ありませんが、比重はかなり異なっています。


次世代機の実現しようとしている世界が見えてきた

PS Meeting2003が開催され、PS4が正式に発表されました。
PSVitaの値下げに続き、ガチで戦っていく覚悟を示しましたね。「俺達の戦いはまだまだ続くんだぜ!byソニー」という所でしょうか。決して、決して、決して、決して、楽ではない戦いですが、まずはその闘志に素直にエールを送りたいですね。

PS4に関しては、規定路線を正しく継承した、どこまでもまっすぐな「次世代機」でした。歪みが無いゲーム機と言ってもよいでしょう。変態的なアーキテクチャで開発者を苦しめたPS3と違い、PCベースのゲームエンジンで性能を発揮しやすい設計になっているほか、メモリもゲーム機では現状考えられるかぎり、最大級の8GBを搭載。

ゲームアプリ側で全てを使えるわけではありませんが、システム部分の機能も一段と拡充しており、ゲーム画面の録画機能や、ほぼ全タイトルがPSVitaでのリモートプレイに対応するなど、PSPやPS3の世代で「可能性」として一部のタイトルで片鱗を示した要素が、きっちりとほぼ全対応されています。

こういう仕事の堅実さは素晴らしいですよね。
当たり前ではあるんですが、できていない会社が1社ありますから、余計に光り輝いて見えます。


PS4の発表により、次世代機の状況がいくつか見えてきましたね。

まず1つ目として、日本は据置ゲームビジネスの中心ではなくなりました。PCベースのゲームエンジンを使った開発が当たり前で、大作ソフトを制作するノウハウと資金力をもった欧米のゲーム企業が中心的存在です。前からわかっていた事ですが、より決定的に印象付けられましたね。

またBUNGIEの新作に代表されるように、大作タイトルはマルチ化していきます。本数ベースで最大化するには、単一プラットフォームに固執できません。PS3=Xbox360世代を振り返ると、この世代で生まれた/育った新規IPの大半がサードパーティ製というのは興味深い所です。

国内でさえ、フロムソフトウェアが開発したデモンズソウル(SCE)→ダークソウル(バンダイナムコ)のように、パブリッシャーがサードパーティへ移行し、同時にマルチ化されています。ユーザー母数を考えれば、世界的には当たり前の流れです。

2つ目はセカンドスクリーンとリモートプレイが当たり前になりつつある事です。
WiiUのタブコン、PS4のPSVitaのリモートプレイとスマフォ対応によるセカンドスクリーン、次世代XBOXもスマフォ対応によるセカンドスクリーン、というように、遊ぶ環境としてはセカンドスクリーンが当たり前になってきています。PSPとPS3のリモートプレイを地道に続けてきたSCEの粘りの結実とも、WiiUの影響力とも、アップルのAirPlayの影響とも言えますが、みんな考える方向は似ていたって事ですね。

セカンドスクリーンのコストが本体に織り込まれているため、WiiUは他社よりも相対的に性能向上にコストを掛けられません。タブレットやスマフォと連携しないのか、3DSとの連携では駄目だったのか、等の疑問が自然に沸いてくるところです。タブコンの最大の利点は応答速度にあると思いますが、応答速度が重要なゲームジャンルが限られる事や、現状でその利点を発揮したゲームタイトルがほとんど見当たらない事もあり、こだわった程には成果が上がっていないのが実情。

3つ目として、WiiUの欧米での敗戦がほぼ確定しました。国内もPS3とPS4に挟まれて、サードパーティタイトルが集まらず、自滅していくでしょう。 WiiUを序盤の躓きのままフェードアウトさせていくのか、3DS辺りとの連携を重視して再活性化を狙うのか。いずれにせよ、次世代機開発は他社に先駆けて始めるのではないかと思われます。

ゲーム機事業からの撤退は無いと思いますが、任天堂が据置ゲーム機を出し続ける意味ってあるんだろうか、とは誰もが思う所です。次は据置ゲーム機の定義を変えたものを出してくる公算が高いですね。

4つ目としては、WiiUもPS4も、据置ゲーム機への参加率の低さを気にしており、参加しやすさを高める機能に注力している事です。セカンドスクリーンや本体レジューム、ゲームプレイの録画機能など、プレイ環境の改善やソーシャル対応にコストが割かれています。使っているうちに、後からじわっと便利に感じる機能が多い。

ただ、それは結局、土壌改良のような物であって、種を撒き、稲穂を実らせなければ、ユーザーに魅力として伝わりません。タイトルの強奪にとどまらない、新規タイトルの育成が不可欠でしょう。


要は携帯ゲーム機は2万円越えたらあかんで!!という話ですかね

SCEJ、「PlayStation Vitaに関する最新情報」
3G/Wi-Fi両モデルとも19,980円に価格改訂!

PSVitaが値下げされ、1万9980円になりました。
ゲーム部門の採算性を考えると、思い切った価格設定ではありますが、サードパーティのタイトルが春に集まっていた事からも、事前の根回しが進められていたようです。

有力タイトルが集まっているとは言いませんが、コアゲーマー向けのタイトルが少しずつ増えてきましたね。PSVitaがF2Pにも対応しているゲーム機である事を考えると、『PSO2』には堅実な成功を収めてほしいところ。3DSの『モンハン4』が夏に延期した事もあり、この春に台数を少しでも稼いでおきたいところ。

2月28日
ファンタシースターオンライン2
NINJA GAIDEN Σ2 Plus
閃乱カグラ SHINOVI VERSUS -少女達の証明-

3月7日
SOUL SACRIFICE
テイルズ・オブ・ハーツR

3月14日
シュタインズ・ゲート

3月20日
ワンピース 海賊無双2
メルルのアトリエ Plus 〜アーランドの錬金術士3〜
デッド オア アライブ 5プラス

3月28日
聖魔導物語
朧村正

4月25日
フォトカノ Kiss
迷宮クロスブラッド インフィニティ
ヴァルハラナイツ3

国内での「完全死」は避けられるかなという印象ですが、TGSの頃までにはもう少しラインナップの力強さを期待したいところです。

今年~来年は3DSがピークに達するでしょうから、来年~再来年あたりに山が1つできると良い感じです。任天堂とSCEのハードで少しずつピークがずれる形で市場が形成され、結果として取りこぼしの少ない市場推移になると良いですね。

それにしても携帯ゲーム機は2万円を越えては売れないという価格ラインが改めて印象づけられますね。7インチタブレットの最近の安さを考えると、これでもまだ高い気はします。
  • iPad mini(16GB) 2万8800円
  • Nexus7(16GB) 1万9800円
  • Kindle Fire HD(16GB) 1万5800円
  • PS Vita 1万9980円
  • 3DS LL 1万8900円(+別売ACアダプタ1000円)
性能などを考えると、もう5000円ほど下げてほしい気がします。次世代携帯ゲーム機では最初から2万円でスタートし、1万5000円で弾みをつけていくという流れで展開してほしいものです。


ポスト岩田政権を想像する?

やー、先日のニンテンドーダイレクト、怒涛のラインナップでしたね。必死とも言えますが。
手堅く数字の見込めるマリオ系タイトル、さらに売上のイマイチな『NEWスーパーマリオU』のテコ入れとして、主人公をルイージにのみにした『NEWスーパールイージU』など、とにかく売上を稼ぎ、利益を積み上げるという意気込みが感じられる良い内容だったのではないでしょうか。

その一方で実に衝撃的なニュースがネットを駆け巡りました。
USの1月のセールス(NPD):Wii U5.5万台(!)
Xbox 360: 28.1万台 (+4.07%)
PS3:?
Nintendo 3DS: ?
Nintendo Wii U: 5.5万台
Nintendo Wii: ?
Nintendo DS: ?
PS Vita: 3.5万台前後
PSP:?
WiiUの北米での売上が5.5万台という話で、発売直後のハードとは到底思えない極めて低調な数字にびっくりです。PSVitaと同じような地獄コースを突き進んでおり、ゲームキューブ路線をまっしぐらです。PS4と次世代Xboxが発売される前に勝手に自滅して消えてしまいそうです。


この状態で営業利益1000億円のコミットメントはなかなか重くなってきました。それに仮にコミットメントを達成したとしても、それでどうなるんでしょうか? 手堅く売れるソフトを出し尽くして、翌年度にまた赤字に舞い戻ったり、大幅に利益を落としたら、コミットメントにいったい何の意味があるんでしょうか?

うちのブログの読者はご存じのとおり、こういう事態を恐れて、真摯に現実に向き合い、苦言というか分析を書いてきたわけですが、まさしく不安的中です。優秀な人達が集まっているであろう世界的企業ですから、冷静に物事を見つめていれば、こうした事態は避けられたのではないか、と非常に残念でなりません。

いよいよ「ポスト岩田政権」がうっすらと見え始めてきましたが、それはどんな姿なのでしょうか?
単純に考えるなら、次も開発系の社長という可能性は低いでしょう。3DS、WiiUの失敗は、新規性のある商品を生み出せない開発の失敗であり、連続して失敗している幹部を社長に昇格させるというのは考えにくいからです。むしろ開発の立て直しに専念させるべきです。
代表取締役 社長 岩田 聡
代表取締役 専務 森 仁洋
代表取締役 専務 波多野 信治
代表取締役 専務 竹田 玄洋
代表取締役 専務 宮本 茂
そうなると、自動的に波多野氏という事になりますが、若い社長から年長の社長に替えるというのは、ちょっと違和感が強いですね。しかし中継ぎという役割としては否定できませんが。

無論、「大政奉還」という展開も無くは無い。しかし直系に継がせるなら、とうの昔に取締役ぐらいにはしていると思うんですよね。あるいは、娘婿の荒川氏か……元々、後継者の最有力ではありましたからね。方針の対立からNOA社長を退職している点がネックですが、実績という点では申し分なく、山内氏との間で関係修復が可能なのであれば、「大政奉還」ではないものの、近い意味性は持たせられるし、米国でのビジネス経験が長い荒川氏なら新機軸への転換も難しくないでしょう。

あとは、他の血族か。「大政奉還」は危機に陥った日本企業が採る1つの選択肢ですし、現在の専務の中から中継ぎを選びつつ、然るべきタイミングで「大政奉還」するのは考えられない話ではありません。

いずれにせよ、ポスト岩田政権は、もしも中継ぎ政権が間に入るにせよ、大転換をおこなう公算が高い。

前年度に巨額の赤字を出したからこそ、流通に対してもダウンロード販売の本格化を切り出しやすくなったわけで、「うちもこれだけ血を流したんだから許してくれ」という体裁の意味もありますよね。WiiUをさっさと閉じるにせよ、ゲーム機を撤退するにせよ(さすがにまだ無いと思う)、「こいつの首を晒すから勘弁してほしい」という事でしょう。総責任者の首というのはそういう使われ方もします。

以前も書きましたが、個人的には本当に残念でなりません。
次世代3DS、次世代WiiUを主導してほしかったし、それが責務だと思います。けれども客観的にはそれが許されない状態になりつつあります。3DSがどれほど盛り返しても、WiiUがここまで悲惨な状態では……。

率直に言って、WiiUが駄目だってのはみんなわかってたと思うんですよ。あんなものがイケるなんて、本気で思っていたら、ただの狂人です。ルーピーとか宇宙人にも程がある。ですが、任天堂側はここまで売れないとは思ってなかったんでしょう。もう少しマシな数字になると思ってたんじゃないでしょうか。甘えと言えばそれまでですが、世の中は大変厳しい。

厳しいね、ホント。

ゲーム機って次のを作るのに3~5年掛かるから、1度間違うとすぐに立て直せないわけですよ。だから2期連続の赤字もやむを得ないところがあるし、そんなに簡単に復活できるはずがないんです。3~5年時間をあげてほしかったな、とは思います。


ただ、それが許されないんでしょうね、おそらく。
山内氏も高齢ですから、そこまで気を長くは待てないのでしょう。任天堂が地に堕ちた状態では安心していられない。再び天に浮上するところまで見届けたいと願うのであれば、悠長に時間を与える心境にはなれないんじゃないかな……。

ガラガラポンするには、誰かの首が必要ですよね。

はぁ~……。


まあ、
まあね、

ある意味、良いんじゃないかな。ソニーの出井氏ほど老醜を生き足掻き、晩節を汚しまくるよりも、神君の記憶が残っている間に退くのは悪い事じゃありません。任天堂という企業にとっても、長期的に見れば、このタイミングでガラガラポンできれば、選択肢は増えることになる。

頭ではそういう理解もできるんですがねえ。
ホント残念です。

だから言わんこっちゃない、という気持ちもありますが、天上に上ってしまえば、地に落ちるまでわからない事は多くあるだろうし、再び浮上できるかどうかが経営者としての、企業としての生命力であり、覇気なんじゃないでしょうか。第2ステージでのご活躍を心から期待しております。


まさにドラゴン級。圧倒的な売上で新時代を宣言。

ガンホー、2012年12月期は営業益690%増…『パズドラ』がけん引、1月月次も85億円と好調続く
ガンホーの決算が発表され、『パズドラ』の大ヒットによる大幅な売上増、利益増が確認されました。
PCオンライン事業は売上80億円で、営業利益13億円。モバイルコンシューマー事業は売上高180億円で、営業利益86億円。

ここまで急成長すると、1年後の予想は難しいのが当然。2013年12月期の業績予想は非開示とするようですが、今後月次の売上高を発表するそうです。1月の売上高は85億円となり、PCオンライン事業が前年とほぼ変わらないとすると、80億/12か月=6.7億円。モバイルコンテンツ事業が78.3億円。おそらく『パズドラ』で大半を稼いでいると推測されるため、70億円近い売上を稼いでいるのではないでしょうか。

まさにモンスター。かつてGREEのドリランドが月次50億とか70億とか言われてましたが、そのクラスの数字を叩き出したことになります。ぽかぽか運営を堅持しつつも(あの広報トークを真に受けるのはどうかと思いますが)、これほどの売上を達成しているのは本当に素晴らしい。

任天堂全盛期からモンハン全盛期を経て、モバグリ全盛期。そしてLINE&ガンホー全盛期へと。市場環境の変化に伴い、急速にパラダイムシフトが進んでいます。モンハンはプラットフォームホルダーの争奪戦で比較的ライトなユーザーを失い、売上がピークの半分以下に低下し、脳トレ系ソフトも3DSでは売上が惨めな有り様です。

『どうぶつの森』『ドラクエ7』など、一部のパッケージタイトルは元気ですが、ゲーム市場の中心はもはやスマフォに移行した、と言ってよいでしょう。


任天堂自身もWiiU撤退開始かどうか、それが問題だよね。

欧米のゲーム企業が早くもWiiUを見切り始めているようですね。
親任天堂のゲーム大手であり、前世代で最も成功したパブリッシャーの1つでもあるUbisoftがWiiU独占だった『Rayman Legends』のマルチ化を発表し、大きな話題を呼んでいます。

マルチ展開の『アサシンクリード』に加え、独占の『ゾンビU』なども供給し、社長が訊くにもガッツリ取り上げられ、蜜月っぷりをアピールしていたにも関わらず、年末商戦の状況を経て、一転して他の大手と似たような、腰の引けた姿勢に転じてしまいました。

他機種版にあわせてWiiU版の発売も延期されてしまったのが大変衝撃的です。特にマイクロソフトはマルチ展開の場合、同時発売を強く求める傾向にありますが、逆にいえば、任天堂の相対的な影響力が低下し、UbisoftとしてもマイクロソフトとSCEへの配慮を意識せざるを得なくなったようです。


今回、話題性が大きかったのは、直前にIGNの記者がtwitterで「面白いニュースがある」と呟いていた事です。
Wii U独占『レイマン』がマルチに! IGN「これが現実、悪いのは任天堂」…金の切れ目が縁の切れ目なのか。
そうです、これが「ニュース」です。色々と憶測はあったでしょうが、これが現実なのです。
批判されるのはUBIではなく任天堂だと思う。サードパーティのためのビジネスシナリオを提供していないからです。
IGNはどちらかと言えば、親任天堂な媒体で、その記者がこういった皮肉に満ちた(そして任天堂への批判精神と悪意に満ちた)ツイートをする、という事態は、なかなか、なかなか、ショッキングです。このままではサードパーティ各社はみんな逃げ出していってしまうぞ!!という強い懸念がなせる言動なのかもしれません。

はたしてご本尊にその叫びが届いたのかどうかは知りませんが、Wiiの問題点と3DSの問題点をあわせもった完璧な問題機として、WiiUがますます鈍く輝きますね。ま、まぶしい……?


レイマンショックの衝撃は、国内よりも海外で大きく、海外ではWiiUの開発案件が続々中止になっているようです。
タイトルのキャンセル相次ぐ。海外デベロッパのWii U離れが深刻な状況に
Mario Wynands氏(共同創業者, Sidhe)は、デベロッパやパブリッシャは、「彼らがスタートさせた新しいWii Uのプロジェクト」ではなくむしろ「彼らがキャンセルしたWiiのUプロジェクト」について議論していた、と書いている。

DICEでは、スタートさせた新しいWii Uのプロジェクトについて語っていた所は一つもなく、逆にキャンセルされたのWii Uのプロジェクトについてしか話されていなかった。

Wii Uは深刻なトラブルに陥っている。

欧米のゲーム業界では、WiiUはゲームキューブ並みの扱いになりそうですね。PS3、Xbox360とのマルチ展開を前提にすれば、WiiUへのソフト供給は検討する余地はまだ残されているでしょう。

しかし今や、PS4、Xbox次世代機が立ち上がりつつあり、WiiUのマルチ展開は(Wii世代と同様に)コストが掛かりますし、コアゲーマーへの訴求力が低下します。このプラットフォームに投資してもしょうがない、と考えるのは当然でしょう。


また、一番深刻なのは、任天堂自身がWiiUをどうするつもりなのか、不透明なことです。
先日の決算発表の席上での岩田社長の発言をまとめると、1)来期は1000億円の営業利益をコミットメントする、2)3DS向けの有力タイトルの投入などで実現してみせる、3)WiiUの早期普及は考えを改めて立て直しを図る、という3点です。

上っ面だけ捉えれば、来期は辛抱で、再来期から本格的に攻勢します、という事かな、と好意的に解釈できますが、本当でしょうか? SCEとマイクロソフトは従来、かなり粘り強くハードを売ってきた実績があり、PSPもPS3も国内で盛り返し、Xboxもワールドワイドで普及台数を積み上げて見せました。

しかし任天堂は、山内氏の時代から、良くも悪くも見切りが早い会社として知られており、バーチャルコンソールのような特殊なゲーム機はあっさり見捨てましたし、ゲームキューブとWiiは晩年のラインナップの寂しさは……ファンはみんな知っています。N64は比較的充実していましたが、北米で結構売れていた、という背景があるのは忘れてはいけませんよね。

任天堂がWiiUに対してどこまで本気なのか? サードパーティ各社はかなり懐疑的になってきてるのではないでしょうか。そもそも発表当初から、売れると思ってた人間は皆無ですから。まして任天堂自身のやる気が疑われる状況では推して知るべし。


おそらく2015年年末あたりに次世代3DSあるいは、据置機と携帯機の統合機を出す、という想定では? ただ、企業の老化が進んで保守的になってる最近の傾向を考えると、まず2015年に次世代携帯機を出し、2017年あたりに携帯と据置のコンパチブルな機械を出す、というのが限界かもしれませんね。その場合15年の機械がiPhoneやiPod touchだとすると、17年の機械がiPad(+AirPlay?+AppleTV)というイメージでしょうか。

そこら辺までは見えちゃうわけです。プロセッサの進化はアイデア1つで魔法のように進んだりしませんから。UIはぽんと進むことがありますが。UIとUX、ネット&リアルサービスでどういう展開をしてくるかが鍵でしょう。UIではなく、「UIとUX」、ネットサービスではなく、「ネット&サービス」という書き方をしているのは意図的なものです。ま、見えてますよね、普通は?


ソーシャルゲーム界隈の定点観察的なメモ

ソーシャルゲーム関連での再編がさらに進んでいます。
Mobage陣営でDeNAの資本も入っていたバタフライがサミーネットワークスの子会社になり、連結対象になりました。ポケラボがグリーに130億円で買収された事もあり、DeNAの資本が入っているSAPも、オチが付き始めました。またオルトプラスの上場も発表され、これでGREEの資本が入っている未上場SAPはgumiぐらいですね。

再編の動きとしては、スパイシーソフトがフィールズにソーシャルゲーム事業の譲渡をおこなっています。今後、撤退にともなう事業売却の動きが加速するものと思われます。歴史が浅い分、業界の再編速度もかなり急ピッチに進みそうです。

新鋭という点では、GREEにてgloopsのスピンアウト組が立ち上げたグラニが『神獄のヴァルハラゲート』がヒットしており、ひさしぶりにGREEで新作の活躍がまぶしい感じですね。ポケラボの買収などにも見られますが、グリーは従来の「カードバトル」から「リアルタイムギルドバトル」への転換を進めており、Mobageに1年遅れてキャッチアップしつつあります。

リアルタイムギルドバトルは、もともとアソビズムがGREEでリリースした『ドラゴンリーグ』が生み出したジャンルで、GREE内では追随がさほど増えず、gloopsを中心にMobageで急激にフォロワーが増えていき、現在の活況を生んでいます。ドラコレ型を優先しすぎて、せっかく芽が出たリアルタイムギルドバトル型を競合陣営で花開かせてしまうあたり、GREEのプラットフォーム施策の拙さ(売れてるジャンルだけに一極集中させすぎる)が如実にあらわれました。

今後GREEがMobageをぶち抜くには、主要ジャンルを「カードバトル」型から「リアルタイムギルドバトル」型に切り替えるだけでなく、Mobageより先に新しいゲームモデルを育てる必要があるでしょうね。結局ファミコンの昔から、プラットフォーム戦争はそのプラットフォームで新しいゲームモデルが大ヒットしたかどうかが大きく影響しています。

潮流を変えた主要タイトルを挙げるなら、

GREE: 釣りスタ、クリノッペ
Mobage: 怪盗ロワイアル
GREE: ドラコレ、ドラコレ
Mobage: 神撃のバハムート、(ドラゴンリーグのフォロワーの)オーディンバトルなど

この辺りでしょうか。
SNSゲームの戦争を振り返ると、mixiの牧場系、街づくり系はfacebookで流行ったZynga系のゲームに近いモデルで、売上という点では、大きな成功には達していません。(怪盗ロワイアルはMafia Warsクローンですが、携帯電話で遊ぶテンポ感に合致した事もあり、売上という点で大きく成功しました)


ぴ、ぴっ、PS4ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ……はぁっ(ため息

ソニー、「PS4」年内発売 ネットワーク機能を充実
次世代機がついに登場ですね。
Xbox次世代機と並んで、2社で次世代を築き上げていってほしいものです。WiiUは性能的にはPS3=Xbox360世代ですし、売れてませんから、ドリームキャスト的に世代移行の狭間に消えていきそうな気さえしてきますよね。

しかしPS4、本当に出るんでしょうかね。
という疑いもいまだに拭えませんが、さすがに正式発表したら出すんでしょうね。

サードパーティに開発キットを配っていても、「ごめん、Xbox次世代機で出せばいいよね。ぐっばい」という逃げ方は可能は可能。それほどに家電メーカーの現状は憂える状況ですが、まあでも出すんでしょうね。

ソニー、携帯ゲーム機販売見通しを3度目の下方修正 700万台に
PSVitaの現状を見て、それでも出すという踏み込みはなかなか英断ともいえます。
いずれにせよ「最後の据置ゲーム機」になる懸念もありますが。

と、ネガティブな事ばかり書いてしまいましたが、でもやっぱいいですよね、次世代機って。
この期に及んでワクワクする気持ちもわいてきます。
商売としては、さてどうするのかな、と思いますが。

望まれて生まれたにしろ、望まれずに生まれたにしろ、生まれたからには精一杯生きてほしい。そう強く願います。誰も望んでないまま生まれて、死産一歩手前の半死半生で地べたを這いずっているゲーム機は、WiiUだけで十分ですから。

強奪の黄昏というか。なぜ強奪と言われるか?

任天堂の時限独占関係のニュースまとめ:みらい的コメント
まー、ただの強奪では、未来の繁栄は得られない、というのが真理だとは思いますが、繰り返される強奪により、コンシューマー市場が先細っていけば、体力のある京都企業が唯我独尊的に生き残るのかもしれませんねえ。各社が逃げ出した後の荒野において。

『FF7』だって強奪だったじゃないか、という意見の人もいるかもしれませんが、N64(つか当時のROMカートリッジの容量)では到底実現できない事をやってのけたわけだし、FFシリーズの最高売上はPS1時代に築き上げられています。クラシックFFの雰囲気が好きな人にとっては好ましい選択ではなかったにせよ、客観的に見て、FFの移籍はより多数のユーザーの支持を勝ち得たんですよね。

『ドラクエ』は内容の評価としてはまあ微妙な見解もあるかもしれませんが、『7』は大容量を活かした詰め込みまくりの内容になったし、売上も非常に大きかった。移籍タイトルがハッピーになっているのは否定できません。

一方で『バイオ4』がどうなったか、とか、『モンハン』がどうなったかといえば……。『モンハン』はピーク時と比べてユーザーが3分の1になってしまいました。『4』でどこまで回復できるか、それ次第ではゲーム史に残るミステイクとして記録されるでしょうね。

結局、強奪かどうかなんて、結果が全てなんですよ。
移籍したソフト(の会社とユーザー)がハッピーになるかどうか。

今夏の3DS市場において、移籍タイトルがハッピーになるという実例を示していただきたいものです。


ソーシャルゲームのイメージを物凄い勢いで悪化させるグリーの広報がひどすぎる件と、ヒットが出せずに泥団子を投げる元リーダー企業と、光り輝く成長企業

グリーの広報が酷すぎる……。
次から次へと批判されるネタが出てくるのはどういう事?

ソーシャルゲーム事業では、DeNAより儲かってないくせに、ソーシャルゲームの悪いイメージを一身に被っているグリーに生暖かい敬礼を送りたいですね。

まずはポカミスにしても酷い話。
未成年への課金上限設定に関して、クレジットカード等の一部の課金手段では設定が行われておらず、課金制限を超えた課金が可能だったようです。

【号外】GREE、未成年者課金上限設定ミスを半年以上隠蔽か
グリー、未成年者に超過課金 「後手の対応」の背景

タチが悪いのは、発覚してから隠ぺいしていたらしい事ですね。
コンプライアンスという概念に真正面から喧嘩を売る所業が素敵です。

で、この件について正直にゲロったと思ったら、課金上限設定ミスが他にも見つかって……。
グリー 未成年者への課金上限超え5500人に
業界に対する規制を強めてほしいというアピールに余念が無く、「さすが」の一語。


その辺が終わったと思ったら、日経における任天堂シンパとして知られる井上理氏の下記の記事で槍玉に上がる始末。
夢中と依存の狭間 任天堂・岩田社長が守りたいもの
例えばソーシャルゲーム各社は、ゲームを通じて援助交際などの被害に遭う未成年児童数が増え、警察当局から「警告」を受けてから、ゲーム内でやり取りされるメッセージの監視・削除を始めた。動きが遅かったグリーはピーク時、発覚しただけでも半期で数百人もの被害児童がいた。未成年者が数十万円も課金してしまい、社会問題化しているのは周知の通りである。

ま、記事中ではMiiverseの監視体制とモバグリの監視体制を暗に比較しており、さすがに物事を知らなすぎだろうと笑っちゃいますが、印象操作としては十分でしょう。

こういう話が出てきたからかどうかは知りませんが、DeNAはしっかりサポート体制の拡充をアピールしており、サポートスタッフが常設で500人以上、電話対応スタッフだけでも60人以上の体制です。
Mobageにおけるユーザ向け電話問い合わせ対応を強化

2008年にも新潟市にサポートセンターを新たに追加した際、プレスリリースは出しており、この時点で300人体制を確立しています。
新潟市にカスタマーサポートセンターを設立~
グリーも当然、同等程度の体制は作ってますが、この辺のアピールが足りないあたり、アンチに好き放題書かれやすい所です。


そしてさらに……。
【吹いたw】ネットで話題 #任天堂の倒し方 の大喜利が秀逸すぎる
ある人がソーシャルゲームで成功したグリーの面接を受けに行った時の話だ。若い面接官は履歴書を見ながら「ずっと、家庭用ゲームを作ってたんですねえ」とさげすむように言った後、「任天堂の倒し方、知らないでしょ? オレらはもう知ってますよ」と言ったそうだ。

このエピソードが創作や誇張の類か、事実かはさておき、ネタとして流通してしまい……

『どうぶつフレンズ』や『Wacky Motors』が『どうぶつの森』『マリオカート』に類似してないか、という件でさらに火が付き……
GREEが早速『どうぶつの森』をパクる! これが任天堂の倒し方?
ま、この辺のラインナップが発表されたのって、1年ぐらい前だったんで、かなり今更感あふれる話題ですが。いずれもたいして宣伝しておらず、当然のごとく爆死してるあたり、売る気ないなら途中で開発中止にしておけよと突っ込みたいです。

GREE『どうぶつフレンズ』は良くできたオリジナルゲームだよ:ゲーキャス トシのゲームを語るぜ!1
iphoneゲームレビューサイト「iphone Game Cast」では、遊んでみれば別ゲーとわかるし、街づくりソーシャル系の流れでしょ、という感想を述べていますが、コメント欄が見事に炎上。

その見解はともかく、記事末尾で指摘されているように、データ初期化が起きて、課金が消失するという事態が……。
さて、なぜ今回この『どうぶつフレンズ』の話をしたかというと…。

「このゲームに課金したけども、なぜか初期化されて金が返ってこない。
 専門家(ではないが…)のお前がプレイしてみてくれ。」

と、知り合いに頼まれてプレイしてたものの、思いのほかよくできていた上、ネット上で変なパクリ疑惑を書けられていたので今回の記事となったわけだ。
次回はゲームの課金消失問題について書きたい。


グリーの“優れた”ビジネス…新パッケージガチャ、射幸性強くコンプよりお金つぎ込む人も続出
パッケージガチャって普通にモバゲーのソーシャルゲームにも導入されてるわけですが、グリーだけが槍玉に上がるのが……。

次から次へと新しいネタを振りまき、ソーシャルゲームのイメージをガンガン悪化させている点が素敵すぎますね! ソーシャルゲームという概念の悪い部分のみを抽出すると、グリーという存在になるよ、みたいな。矢面に立たないように振る舞っているDeNAが巧みで、グリーの広報担当が圧倒的に無能すぎるだけですが……。

スクウェア・エニックス 安藤氏×間氏ソーシャルゲーム対談完全版
そうですね。布石は打っています。ただ、さっき間も言っていましたが、ソーシャルゲームという呼び方に対して、ゲームファンの中で悪いイメージがつきすぎちゃったんですよね。ソーシャルゲームという名前は、もともとはソーシャルネットワークサービスに紐づいたゲームの名称だったのに、単独アプリの『拡散性ミリオンアーサー』もソーシャルゲームと呼んでいるわけです。実際はネットワークゲームを作っている状況に近くて、10年前のMMORPG制作などのノウハウが活きたりするんですね。おそらくZyngaとFacebookの勢いがすごかったことを引きずっているんだと思うんですが、その状況も一気に変わっちゃいましたからね。ですから、何か別の名前をつけたいなと思っています(笑)。オンラインゲームというのもちょっとイメージと違うし、なんだったらもう”ゲーム”でいいかなって(笑)。

この辺、ゲーム大手やガンホーなどは、ソーシャルゲームという言い方を最近避け始めてますね。一部の経済雑誌ではガンホーを、反ソーシャルの旗手として扱っていますし。『パズドラ』は無料+アイテム課金型のビジネスモデルですが、高額課金の悪いイメージが付かないように注意深く、メッセージを発しています。

ガンホーもF2Pではありますが、森下社長をクリエイティブの筆頭としてうまくイメージ露出していますし、課金ノウハウはたんまり持ってるくせに、そういう事は一言も口にしませんからね。むしろソーシャルゲームとは対極にあることを常日頃からアピールしています。

【TGS 2012】ARPUを抑える「ポカポカ運営」の『パズドラ』・・・「新しいゲームのカタチとは?」
この辺、非常に巧みです。
任天堂などのコンシューマーゲーム企業への尊敬の念も表明しており、ゲーマーからの信頼感もがっちり掴みつつあります。お見事。ガンホーの森下社長がコンシューマーゲーム好きなのは割と有名な話で、PSPやPSVitaでラグナロクオンラインの関連タイトルを出していたり、以前からの評判の積み上げが効いていますね。

夢中と依存の狭間 任天堂・岩田社長が守りたいもの
任天堂シンパの記者にこんな記事を書いてもらったところで、反ソーシャルの盟主として君臨することはできず、単に時代についていけない存在として認識されるだけ。ガンホー、NHN Japan、DeNAが高く舞い上がる中、任天堂の岩田社長とシンパ達は負け側のグリーに泥団子を投げていれば、いいんじゃないでしょうか。勝利企業が天空に舞い上がる中、地上の泥遊びは微笑ましい。

SCEとか任天堂に旗が戻ることはありません。ヒットを出してないんだから、当たり前ですよね。課金の恐怖を語っても、ガンホーなどの企業が光り輝くだけでしょう。業界のリーダー企業であるなら、ヒットで語れという真理ですね。

ネットの恐怖を語ってWiiチャンネルを始めた頃から、たいして成長してないな、と思います。デジタルディバイド()についても語ってましたが、それを解決したのはWiiでもWiiチャンネルでもWiiUでもなく、アップルのiPadでした。コンシューマーPCの市場を急速にタブレットが塗り替えています。旧勢力が新興勢力を批判するのは勝手ですが、言葉ではなく、商品提案がなければ、説得力は生まれないし、誰もついてきません。シンプルな話です。


あなたは信じる?信じない? 宣言されたコミットメント

決算説明会において、岩田社長による市場環境の説明があったようです。
2013年1月31日(木)経営方針説明会 / 第3四半期決算説明会 任天堂株式会社 社長 岩田聡

しかし話題を呼んだのは、説明の内容よりも、来期の営業利益1000億円というコミットメントが行われた事です。進退を覚悟とか、辞任を示唆という見出しの報道が目立ちました。

任天堂・岩田社長、進退かけた来期への覚悟  :日本経済新聞
31日、都内で任天堂の決算、および経営方針説明会に臨んだ岩田聡社長は、来期の業績について「営業利益1000億円以上を目指すということを、私たち経営陣のコミットメントとしてお知らせしたい」と語り、自身の進退についても言及した。任天堂は30日に四半期決算を公表すると同時に、通期決算の下方修正を発表。2013年3月期は2期連続の営業赤字に陥る見込みとなったことを受け、岩田社長自ら、経営責任の取り方を示唆した格好だ。

任天堂・岩田社長、業績不振で辞任も示唆 ゲーム機開発部門を一本化へ (産経新聞) - Yahoo!ニュース
 任天堂の岩田聡社長(53)は31日のアナリスト向け説明会で、平成26年3月期に1千億円以上の営業利益を目指すことについて、「コミットメント(公約)」と説明し、達成できない場合は辞任を含め経営責任を取る可能性を示唆した。同社は前日、25年3月期の連結営業損益予想を200億円の赤字に下方修正しており、目標達成のハードルは高い。14年から同社社長を務めてきた岩田氏の“捨て身の覚悟”で業績回復をアピールする狙いだ。

まー、以前から「ポスト岩田政権の可能性」について言及していた僕としては、へー、というのが感想で、それ以上でもそれ以下でもありません。前期と今期、何度も下方修正を繰り返していますから、経営陣への信頼性も地に落ちていたのは事実ですが、だからといって安易に「コミットメント」という言葉を使ったのは感心しません。

安易ではないという意見もあるかもしれませんが、安易でしょ。下方修正したばかりで、どういう根拠があるのか、十分な説明も乏しい。そもそも本当に責任を取る気があるのかどうか不明ですし、後任人事はどうするつもりなのか。その辺も想定が無いのに、こんな事を口にするのは逆に無責任と言われても仕方ない。投げ出す気、かと。

あるいは天の声が命じたのかもしれませんが……。


ただねえ、例えば、営業利益800億円だったら、本当に辞めるんですか?
惜しかったって事で辞めないでしょ。500億円なら可能性は上がりますが、半年間無報酬で働いて留任とか、会長職に退くとか、色々言い訳はありそうだし。200億程度なら、さすがに言い訳が苦しいものの、居直る可能性がゼロとは言えない。

もし赤字だったら……、3期連続赤字となると、そもそもコミットメントしてようが、してまいが、無関係に進退は問われるでしょう。
だから、わざわざ宣言する意味は無い。

危機意識をアピールすることで、社内の意識を引き締めるとか、任天堂ファンたちへ「ピンチだから買ってくれ!」というお願いなのか。乞食じゃあるまいし……娯楽産業でも特にオタク業界では「事実上のお布施」をお願いする事例はありますけどね。


わざわざ宣言することで余裕の無さが強く印象付けられてしまいました。それで求心力が強まって、全社一丸となって戦い抜くことができるなら……うーん、どうなんですかね? エンタメ産業において社長が楽しそうに見えないというのは、微妙ですよね。品質に対する厳しさをもつ、というのとは別の話です。

ガンホーの森下社長などが非常に楽しそうに仕事してる雰囲気が伝わってくるのとは、とても対照的です。企業規模が全然違うんで、圧し掛かってくる責任の重さが違うのは確かですが、リーダーに求められる本質は変わらない。

ソニーの出井氏もしぶとく居残りましたからねえ……。むろん、そんな事は批判を浴びますし、僕も批判はしますよ、批判の雨を浴び、サンドバッグ状態になるかもしれない。「老醜」の一語です。

しかし「老醜」でいいじゃない、とも思うんですよね。
老いて何が悪い、というね。
サンドバッグになりなさいよ。

確かに、DS&Wiiの黄金時代を自ら崩壊させた責任は重いし、率直に馬鹿じゃないかと思います。度しがたい愚かさという表現がふさわしい。本当に酷い。

けれども責任の取り方というのは、「次」をきちんと示す事でしょう。屑みたいな機械を発売前にキャンセルできればベターでしたが、残念ながら世の中に出してしまった以上、その時点で駄目なわけです。仮に無理やり来期営業利益1000億達成したとしても、それがいったい何になる?


業績マン 任天堂(7974)の業績推移
営業利益1000億円という数字がどういうものか、過去数十年の推移を見てみましょう。
1959年~2012年の53年間の営業利益のグラフ

任天堂が営業利益1000億円を割ったのは、SFC以降ではまず、N64発売前後の96年3月期、97年3月期。その後、『ポケモン』の口コミによるヒットが拡大し、ゲームボーイ市場が復活することで業績は回復していきます。再び1000億円を割るのは、ゲームキューブの発売前~DSの発売までの2001年3月期~2004年3月期。熱狂的な人たちの間でしばしば「暗黒期」として語られる時代です。

DSの投入によって業績は再び回復しますが、Wiiを発売する直前の2006年3月期には一度1000億円を割り、2007年3月期からは快進撃が始まり、2000億、4000億、5000億、3000億とすさまじい営業利益を叩き出します。DSとWiiのダブルでの成功が生んだ、非常に大きな伸びです。

こうして見ると、WiiUがゲームキューブ程度になった場合、3DSが利益にかなり貢献しなければならない、という事がわかります。達成が不可能とは言いませんが、簡単でもないでしょう。

大型タイトルを集めて、営業利益が1000億円超えたところで、それが何になるんでしょうか。次の期に沈んだら大した意味はありません。そもそも「ユーザーより株主の方を見てる」感じがして、どうもねえ……。


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2013-02

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