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零落企業カテゴリー

ふーむ。
日経新聞のリーク記事への過敏な反応、マスメディアへのもぐら叩き作戦で一時期は収まっていたものの、シャープ等の零落企業と同じカテゴリーで扱われ始めていますね。

朝日中学生ウイークリー:ゲーム業界の王様「任天堂」が赤字に
まー、決算の悪化は明快ですし、WiiUも期待薄、という状態で、一般のメディアがこうした認識をもつのは当然でしょう。

無論、PSVitaよりはマシなのも事実ですが、一般メディアから見れば、ソニーもシャープも任天堂も零落カテゴリーにすぎません。シャープは終わった企業、ソニーは終わりつつある企業、任天堂は落ちぶれた企業というランクの違いはあるでしょうが。「うちはあいつほど落ちぶれてない!」と叫ぶことは可能ですが、惨めな比較です。
  • 数年前の成功体験を忘れられず、延長戦上の戦略を押し通す。
  • ハードではなく、サービスに価値が移っているにも関わらず、価値あるサービスを作れない。
  • 経営陣が固定化されて、内輪向きになっている。
  • 取り返しがつかない事態になるまで、経営戦略の失敗を認めらない。
  • 5年、10年単位で見た時に衰退していく市場にしがみついている。成長市場に乗れてないし、生み出せない。

ソニーについては、ソネットの完全子会社化とGaikaiの買収でどういう青写真を描くかがポイントですね。キャッシュも少ないため、これで駄目ならジリ貧でしょう。PSVitaは国内で時間の問題で何とかなるでしょうが、海外では厳しいですね。ソニーはスマートTVへの布石を打ったのは良いのですが、スマフォとタブレットについてはイマイチですね。

任天堂については、逆ざやにならない3DSLLの投入や、ダウンロード販売の促進等、徐々に改善も進めていますが、「ゲーム専用機」自体が疑問視されている現状では、本格的な株価回復は遠いでしょうね。

スマフォだけでなく、タブレットも普及が進んでいます。
マイクロソフトがSurfaceを戦略価格で発売するという話が出てきていますが、グーグルのNexus7やアマゾンのKindle Fireも低価格ですし、携帯ゲーム機が相対的に割高に感じてしまいます。
マイクロソフト Surface タブレット、Windows RT 版は199ドル・10月26日発売?

結局、専用機の価値を守るという方針自体が後ろ向きな「守り」の戦略に見えちゃうのは仕方ありませんよね。3DSもWiiUも、数年前のコンセプトの製品(DS、Wii)のブラッシュアップ版()ですし。5年以上経ってそんな製品で通用すると思ったのが馬鹿馬鹿しく、だから安売りするしかない。

問題はWiiU。ただWiiUを守るのに3年も5年も浪費してしまえば、時代遅れの商品を作る力しか残ってないでしょうし、目先の売上とプライドを優先して未来を失うか。目先の売上とプライドを捨てて未来を手にするか。さてどうするのか?

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勝手に消えなよというのがゲームソフト企業の本音でしょ。


まー、情緒的な表現は多々あるものの、こういう記事が出てきてしまうのは仕方ないでしょうね。

Wii U発売予定の3タイトルのパッケージデザインが明らかに
WiiUのパッケージがネットに出回ってますが、かっこ悪い上に、「Wii」にオマケの「U」が付いただけというデザインからは「Wiiって最高のハードのはずだったのになあ……」という過去の栄光にすがりつく姿勢がにじみ出ています。

3DSもそうでしたが、過去の栄光にすがりつくのはソニーやパナソニック、シャープと同じで、先行きが危ぶまれますね。成功をおさめた経営者がやがて旬を過ぎて、変化を頑迷に認めず、組織とキャッシュを疲弊させていく、というのが現在の日本の大企業の問題点の1つです。

2012年7月5日 東京工科大学 講演概要「ゲーム会社の作り方」
スクウェア・エニックスの和田社長の講演資料が公開されています。ゲーム業界のビジネス構造の変遷をうまくまとめており、クラウド化時代についても言及しています。
さて、これからもう一度振り子が戻ると考えています。
完全に戻るわけではないので、真ん中に落ちつくとでもいっておきましょうか。それがHTML5とクラウドです。これによって、垂直統合の要である端末に価値がなくなる。逆に言えば、端末なしで同等の効果が期待できる。
我々は経験価値を提供することを事業の中核に据えています。お客様との関係を強く持っているために、実質的に究極の垂直統合が実現できるかもしれません。
まあ普通の考え方ですね。ゲーム会社にとって、ゲーム専用機はone of themにすぎず、ゲーム文化を守っていくうえで必要不可欠な物ではありません。何か熱狂的な人達の中には、ゲーム専用機文化を守ること=ゲーム文化を守ること、と勘違いしており、専用機が1社で統一された方がよい、と主張するちゃんちゃらおかしい人達もいらっしゃるようです。

しかしゲーム専用機なんてあっても無くても、もはやゲーム産業全体にとって大した意味はありません。役割を果たし終えれば、存在感が小さくなるのは必然ですし、いつまでも王様気取りで、喚かれても邪魔なだけなんですよね。

数年で天上から地上へ墜落した企業といえば代表格はシャープですね。主要事業の売却を検討し始めていますが、様々な事業を削って液晶を残したところで、その先に何があるのか。将来は暗いものです。
シャープの追加リストラ策は事業売却と資産圧縮が柱。液晶パネルに次ぐ主要事業である複写機中心の情報機器事業(2012年3月期売上高2775億円)や、発光ダイオード(LED)照明などの電子部品事業(同1812億円)、エアコンを含む空調機器事業(同535億円)などが売却候補になっている。

 このほど海外の大手コンサルタント2社と契約を結び、売却候補事業の資産査定に着手した。京セラや大和ハウス工業、ダイキン工業などが買収や出資に関心を示しているという。シャープは液晶パネルや携帯電話、白物家電などに経営資源を集め、生き残りを図る。

 資産圧縮では米アップル向けのスマートフォンやタブレット用パネルを生産する亀山工場を、本体から分離する検討を始めた。テレビ用の大型パネルをつくる堺工場(堺市)の運営会社に鴻海から出資を受け入れたように、他メーカーから一部出資を受けて共同運営する形も検討する。
ユーザーが求めているのはゲーム体験であって、ゲーム専用機体験ではないし、ゲーム専用機にバインドされた使い勝手の悪いネットサービスではないんですよね。

競合メーカーが少ない事や専用機に紐づいた独占コンテンツもあるため、テレビと同じ所まで落ちるまで時間はかかるでしょうが、所詮one of themにすぎない事が徐々に明らかになりつつあります。
ゲームハード企業なんて勝手に消えなよ、というのがゲームソフト企業の本音ですよ。


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2012-08

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