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北米で始まる、日本を置いてけぼりにした戦争

据置ゲーム機の次世代機が今年、来年で次々と発売されていく事になりますが、前哨戦となる今年は「WiiU 対 Xbox360&PS3」という構図でしょう。コストダウンが進んだHDゲーム機2機種がタブレット型コントローラというコスト高なデバイスを標準搭載する任天堂を迎撃しようと待ち構えている図式です。

去年のE3のデモが象徴するように、WiiUはWiiで提供された様々な遊びの+αは提供してくれるでしょうが、逆にいえばその程度のゲーム機としてスタートするのでしょう。据置ゲーム機で提供される体験は、劇的な進化を遂げることなく、Xbox360とPS3の次世代機の登場を待つことになる。

ここまでは誰もが予想できる展開です。
しかし次の世代の焦点は違う所にあります。アップルがリビングにどういう形で乗り込んでくるか。その1点に尽きるでしょう。

北米市場はソニーと任天堂の自滅によって、マイクロソフトが市場を掌握しました。PS3は価格と開発のむずかしさによりじゅうぶんな台数の普及に失敗しました。Wiiは性能不足とユーザー層の偏りによって、あまりに短命なマーケットになってしまいました。

WiiUが立ち上げに苦戦すれば、今回のラウンドはマイクロソフト 対 アップルという北米企業同士の競争に落ち着きます。そして、それはついに日本のハードメーカーが北米市場の王者争いから脱落することを意味します。日本のソフトメーカーが北米市場で存在感を失っていく10年を経て、ハードメーカーもこれからの10年?5年?で存在感を喪失していくのであれば……おそらくそうなるでしょうが……日本のゲーム産業は結局失敗したといえるでしょうね。


去年は国内において、ソーシャルゲーム市場の急激な拡大が注目を集めました。その結果、産業の成長の足を引っ張る議論に興じる向きも出てきています。まあライブドアショックあたりにも言えますが、いかにも日本的な自滅劇といえますね。

コンシューマーゲーム各社が海外市場でシェアを取り戻す方向の議論は、去年から今年にかけて、ついに壊滅したように思えます。そういった議論はまったく起きなくなった、というのが地味にショッキングです。バンダイナムコの復調にも見られますが、むしろ国内で堅調な成績を上げるメーカーが目立ち、国内回帰の流れが強まりました。

国内は狭い議論が多くなった印象を拭えませんね。「パッケージからF2Pへの流れ」や「スマートフォンの台頭」といった目先の事象に翻弄されるようになった、とも言えます。狭い国内で足を引っ張り合っているし、視界もとても狭くなりました。


GDCにもよく表れていたように、F2Pはもはや世界的な潮流になりました。これから起こる戦争は「マイクロソフト対任天堂対ソニー」であり、「マイクロソフト対アップル」であり、「ゲーム専用機対クラウドゲーミング」です。

しかし「パッケージ対F2P」という戦いは、実質的に意味がありません。戦争ではなく、単に時間を稼ぐためだけの抵抗戦にすぎないからです。どちらが勝つか負けるかではなく、いつまで抵抗できるか、という問題にすぎません。



ゆるやかに、
これから10年かけて進行する
虐殺が始まる

という事にはならな……なるのでしょうね。


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2012-04

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