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年始週の所感。PSフォーマットの堅調さに驚くね

年末年始の任天堂の強さは相変わらずではあるものの、PSフォーマットが意外に堅調なのが驚きですね。

PS3は今年も据置ゲーム機の販売でWiiを引き離しそうで、WiiUが出てきてもさほど心配は要らない貫録。PSPの7万台も、まだそんなに売れるのかという点で驚異的ですね。あれほどの大ブームを起こしたDSは消え去ったというのに。この辺り、ゲーム機のライフサイクルが任天堂とは完全に異質なのだな、という事がデータとして証明されてきてますね。PS Vitaはまあこんなものか。年始にかけて、特に良材料が無かった割には、思ったほど落ちなかったなという印象。

「モンスターハンター3G」が累計100万本を突破。3DSのミリオンヒットタイトルが並んだ「ゲームソフト週間販売ランキング+」
3DS 240,819
PS3 74,459
PSP 71,033
Wii 49,525
Vita 42,915
個別にみていくなら、まずPSVitaはタイトルが集まりすぎた弊害がはっきり出ており、春から夏までのソフト戦略としてはソフトラインナップの整理とPS Storeでのダウンロード販売の上昇を狙った施策の強化(長期的に売れる下地を作る)、さらに新規タイトルをプッシュしていく支援体制の3点が急務ですね。

ハードウェア面では、良く言われるように取っつきの悪さ(できる事が多すぎてわかりにくい)の改善と、ネット上でスピーカー的に誇張されている感もある初期不具合の騒ぎの収束。スローペースな立ち上がりは構わないが、「3DSの初期の躓きに伴う過剰な期待感の集中」が夏ごろに起きていたため、その反動が起こることを考えると、丁寧な外交施策が大切でしょうか。

年を越してもPSPが堅調なことにはやや驚かされましたが、PSVitaとの市場のすみわけや、実質的な競合機が3DSであることを考えると、さらに本体価格を下げるとか、DLC購入を促進する施策(クーポン等のバンドル)なども考えていきたいところでしょう。

任天堂とSCEはさすがに1世代ずれがあるとは言いませんが、0.5世代ずれていますね。任天堂の新世代機とSCEの従来機が最初の2年間は競い合うという形。性能差を考えれば、当然の帰結ではあるのですが、旧来のゲーム業界の常識からすると、異質な光景。半端なタイミングで発売したドリームキャストがPS1とPS2に挟まれて、マーケットを構築できなかった過去の事例などを思うと、感慨深いものがあります。

逆に任天堂は、もともとDSの市場が減速していたうえに、3DSを活性化させるために急激にDS市場を殺してしまったので、3DSの市場を積極的に拡大する必要があります。特にソフト市場の拡大は急務で、無理やりに普及台数を引き上げたぶん、そこから利益が上がることを示せなければ、業績の回復は見込めませんし、株価の低迷も脱却できないでしょう。買収が懸念されるほど、ぶざまな株価が何年も続くのはみっともないこと。WiiUという爆弾が破裂する前に、良材料をどれだけ積み上げられるか。

任天堂の大型タイトル以外ではいまだ成功例が乏しく、『モンハン triG』も及第点レベルですし、あえていえば『閃乱カグラ』のスマッシュヒットが光りますが、タイミングの勝利という解釈がなされるでしょうし、ネタとしては美少女系タイトルが増えるかもしれませんが、中長期的には解像度不足が祟るのは明らかです。

3DSらしいタイトルが花咲いて、マーケットが広がっていく事が重要で、強奪タイトルが少々売れたところで、サードパーティにしてみれば、劣化PSPマーケットに過ぎません。まずは競合機PSPとの競争に勝つことが重要。PSPなんてKILL、KILL、KILLしちゃうんだから~☆ってな感じで頑張ってくださいな。あくまでPSVitaのソフト市場が形成されるまでがタイムリミットですからね。

Wiiが減速している分、DSとWiiがピークだった頃に比べると、PSフォーマットに押されちゃってるのがシンドイですねえ。WiiUも不透明すぎますし。


まー、SCEと任天堂がもみ合っている間にも、業界は着実にソーシャル勢に飲み込まれていっており、『女神転生ONLINE』や『しろつく』で早くからオンライン&ソーシャルでの成功を果たしていたケイブでさえ、業績予想を下方修正し、コンシューマーからソーシャルへの動きを加速しています。

ケイブが業績予想を修正 買い控えや新規コンテンツのリリース遅延の影響で、計画を下回る見込み : はちま起稿
ケイブは他にも色々あったせいだろ、という突っ込みは無しで。

ソーシャルゲームを小馬鹿にしていた層も、『モバマス』などでソーシャルゲームにハマり始めており、いよいよコンシューマーの牙城から濃度の高いコンテンツを愛するユーザーとお金が流れ込み始めています。半年も続ければ、コンシューマー版より売上金額で超えるでしょうし、利益は3、4か月で超えちゃいそうな予感。『アイマス3』は最初からスマートフォンとアニメです、みたいなトンデモ話にならなきゃいいなと思いますが、今のバンナムだと、なにがあってもおかしくないから、恐ろしい。

旧ナムコ側が稼げてなさすぎる一方で、(ナムコ側版権を含めて)国内版権ぶん回してるバンダイ側(およびBDNA)がソーシャルゲームで荒稼ぎしまくってます。目が$マークというより、全細胞が$マークな感じです。ソーシャル時代の勝ち組はバンダイとコナミの2強で決まりか、おっとろしー。

コナミはただでさえ、ゲーム屋やめてる感じだったのが、ソーシャル屋への転換が進みすぎてて、コンシューマーのチームがどうやって生き残っていくかがハラハラです。

『ライジング』をプラチナに任せたことで、あれが上手くいったらいったで、「じゃ、内部で作る必要ないじゃん。シナリオと設定だけ作って、あとは全員ドラコレ作れ」とか真顔で命令が降り注ぎそうで、その辺は小島監督に食い止めてほしいところ。

『ラブプラス』も次回作はソーシャルですかねえ? 「アイマスがモバゲで当たってんのに、開発費かかりすぎてて大してうまくない3DS版なんかいつまでもやってんじゃねーぞ、ごるぁ」とか指令が降ってそうな……。3DSのウルトラ普及驀進にのって、『カグラ』ブースト同様、ブーストかかって売上1.5倍です、みたいな事がないと、なかなかしんどそう。

つーか、ソーシャルゲームが儲かったから、利益の低いコンシューマーももう少し粘りましょう、ではなく、「ソーシャルに舵を切って、コンシューマーはどんどんスリム化しよう」と考えるあたり、コナミはすでにその魂がコンシューマーゲーム屋ではないんだなあ、とあらためて畏怖します。

コンシューマー大手の勝ち組側って、コンシューマーゲーム企業の皮を被りつつも、そこへのこだわりを捨てて、IPぶん回す割り切りをしている所ばっかりなんだよな。やー、カプコンがんがれ。もっとがんがれ。スクウェア・エニックスはコンシューマーでのイメージが圧倒的だった割に、事業は他へ拡大しようとした結果、ブランドパワーが拡散&弱体化しちゃってるのが……。腹をくくって絞り込むべきなんだけど、阿修羅のようにあちこちに手をだしたんで、今更それも難しいという……。どっちへ転ぶかはもうちょっと注視が必要な気がします。

あとはレベルファイブの浮沈がどうなるか。がんばってほしいけど、去年は悪いターン入っちゃったな、と。


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2012-01

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