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そこまで興味を持たれてるようには見えないが。

買収コストからみて割安な銘柄 ゲーム、医薬が上位に
見よ、任天堂の圧倒的なM&Aレシオを!!!!!
株式時価総額は企業価値の表れであり、現在恐ろしく評価が低くなっています。

株価の低迷は単純に経営の責任です。
要は、このままの経営では駄目だ、資産を毀損するだけだ、と思われている訳ですね。こういった評価に対して、もし「世間はわかってない」と主張したいのであれば、一般の株主を無視して独自路線を歩みたいなら、CCCのようにMBOをすべきでしょう。

買収について、かつてなく危険度が増しています。
その候補はどこでしょうか。
とあるブログではソーシャルメディアの覇者Facebookを候補にあげています。
ではなぜ株価(時価総額)がそこまで低迷しているのか。これもまたしばしば指摘されている通り、同社がゲームの世界の枠組の激変についていけず将来の展望が描けていないためだ。任天堂の株価の低迷は、経営に原因があると言い換えてもいいだろう。
逆に言えば、経営が変わり将来の展望さえ描くことができるならば、現在の1.1万円程度の株価は遥か天空高く舞い上がるのだ。
同社のIPOは近い。噂では2012年度1Qだとも言われ、IPO時の時価総額は実に8兆円を超えるものと見積もられている。まさに超大型のIPOだ。

では、FacebookはなぜIPOを行うのだろうか?

目的は1つしかない。弾薬を補給するためだ。
Facebookは今、インターネット世界の支配権を巡ってGoogleと最終戦争を戦っている。そのための実弾を手に入れるためだ。IPOを通じてFacebookは近く莫大な資金を手に入れる。その資金によって、同社はサービスを補強し発展させるような会社を買収しに走るだろう。
・Facebookは近く上場し、莫大な資金を手に入れる
・任天堂はfacebookにとって、非常に魅力的な投資対象だ
・任天堂には大株主として米系の投資ファンド数社が名を連ねている。これらの会社の持ち株を引き取るだけでも、Facebookは即座に筆頭株主になれる。必要な資金はざっと2千億円程度。時価8兆円のfacebookにとってはほんの端金だ
・Facebookは任天堂を買収(出資)し、任天堂はFacebookの傘下に入る。
(強調は引用者)

グーグルとの全面戦争に突入するfacebookが莫大なキャッシュを手に入れて、その豊富な軍資金を使って企業買収を進めるのはその通りでしょう。そして任天堂の株式の過半ではないにしても、かなりの比率を抑えるのも、その気になればさして難しくないのも事実です。マネーゲームとしても利があり、莫大な価値をもつIPも付いてくる。非常においしい案件ではあるのでしょう。

しかし任天堂ほどの大企業を単なるマネーゲームの餌食にしてしまう事は理論的には可能でも、現実にはなかなか厳しいのではないでしょうか。任天堂自身が全力で防衛にかかるのに加えて、唯我独尊路線とはいえ、ホワイトナイトも出現するでしょう。周辺の理解も必要なのでは?

法的に可能かどうか、キャッシュ的に可能かどうかだけで、これほどの買収が実現するのか?
何期も続けて赤字を出すとか、不祥事を起こすといった、このままの経営陣では明らかに立ち行かない状態が社内外で周知され、認知され、「この企業を救済するには買収しかないね」という理解と納得が周辺に広がって、はじめて成立すると思うんですよね。

で、現在の任天堂の経営陣はそこまでの失策をおかしているのでしょうか?

1年で株価を半分以下に落とした経営陣にはおおいに疑問がつきますし、いまだに路線を変更するそぶりを見せない頑迷さにもあきれる意見もあるでしょう。確かにスピード感はなく、普及台数という表層的な数字だけ積み上げて成果を出したような自己欺瞞に陥っているようにも見え、不満を募らせる株主も少なくないでしょう。

普及台数がいかに虚構の数字になり得るかはWiiが証明してしまったわけで、大赤字を出して3DSの数字を積み増したところで、経営陣の見栄のために莫大な資金をどぶに捨てたかのように感じる人もいるかもしれません。もはや何台売れたかを滔々と自慢したところで、任天堂のかつての栄光が戻ってくると考える楽天家はほとんどいません。パラダイムシフトが起きた後なのです。

しかしそれでも、まだ買収されるほど酷い状態ではないとも思うのです。
任天堂の歴史を振り返ればわかるとおり、ビジネス的なチャレンジはしない保守的な体質ではありますが、数年すれば他社を追随しているのもまた事実です。ディスクメディアの採用やネットワーク対応などはその典型例です。ソフトは独自性を愛する一方で、ビジネスに関しては他社をパクる事を躊躇しません。したがって最後まで、意固地であり続けるとは、僕には思えません。

追いつめられれば、「無料+アイテム課金」だろうがなんだろうが、平然とやってのける。仮に現時点ではソーシャルゲームの課金ビジネスをヘドロのような汚物であるかのように批判していたとしても、いけしゃあしゃあ、真に追いつめられれば、いけしゃあしゃあと取り入れてみせる。その程度には優秀です。歴史が証明するとおり。
  • 株価は買収されやすい状態だし、法的な問題も無いだろうが、現時点での買収は周辺の合意が難しい。
  • もっと追いつめられれば、ビジネススキームの転換をおこなうため、その時点で資産が目減りしていたとしても、即買収というレベルには達していないと思われる。

そもそも若い企業であるfacebookにとって、老いた企業を買収して経営を立て直すのは相応の労力を要することで、グーグルとの全面戦争を前に、労力の無駄遣いをする暇はないと思います。将来の狭くなってきた企業を買って、未来への道筋をつけてやるのは慈善事業としては立派ですが、それよりも新しい伸び盛りの会社を買ったほうがグーグルとの戦争では役に立つはずです。

無論、ネット企業がキャッシュを得て「虚業」から「実業」への転換を図るのはよくある光景ではありますし、アップルやグーグルに比べれば、facebookが最も買収メリットがあるのも確かでしょう。しかしなー、ザッカーバーグはたいしてゲームに興味なさそうに思えますよ。たかがゲーム屋ごときを、それもゲーム機メーカーごときを買ってもつまらない、と考えるのではないですか。


p.s.
どっちかといえば、ZyngaやDeNA、GREEのような、もう少しゲーム寄りの企業のほうが、任天堂を買収するメリットは大きいはずです。しかし彼らが即座にそれを実行するのは無理があります。衰弱するまで数年、待つほかないでしょう。僕は個人的な見解としては、彼らに買収されるほど、そこまで衰弱するまで任天堂が方針転換をおこなわない、とは思えません。仮に経営陣が頑固であったとしても、その前にすげ替えられてしまうでしょう。その程度の自浄作用は期待していと思います。

この1~2年のうちに彼らが買収する可能性があるのは、国内の大手ソフトメーカーではないかな、と思います。

とはいえ、IP企業としておいしいバンダイナムコは経営が健全な水準ですし、カプコンは負債が重く、コナミはむしろソーシャルゲームの旗手であり、敵対的買収を仕掛けてよい相手ではありません。政治的にはスクウェア・エニックスが(ヤフーと組んだり、独自のandroidマーケットを推進している点で)一番食いやすいのでしょうが、ブランドパワーの低下が顕著な現状では、買収後の再建案が精緻に作れない限り、手を出しにくい。

バンダイナムコの経営が傾けば、バックリ食いつかれる恐れはありますが、大手どうしの再合併のほうがまだ可能性があるでしょうね。少なくとも、そう少なくとも、DeNAとGREEのトップ2を脅かす敵対行為をしないでいれば。彼らは支配者の寛大さを持ち合わせるのではないですかね。そういう意味では中小メーカーのほうが食われやすい状況ではありますね。


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再生に期待したいね☆ぜつぼう・・・・天上へ届け

率直にいって、複雑な心境ではあるので、今回の記事のタイトルも分裂っぽくしてみた。

日経新聞:ソニー社長に平井氏 ストリンガー氏は会長続投
SCEA社長だった平井氏がソニーの副社長に就任した時点で、いずれ社長になる事は予想されていましたが、ついに実現するようです。久夛良木氏が果たせなかった「ゲーム事業の功績者がソニー本体のトップになる」がやっと実現するのですね。

5年前にこれが果たせていれば……と思わなくもありませんが、やっと、今度こそ、正しい人事に到達しましたね。PSNのセキュリティ問題が無ければ、もっと早かったのかもしれませんが。

韓国勢に押され…ソニー、有機ELテレビ撤退
テレビ事業が8年連続の営業赤字になった事を思えば、当然の判断でしょう。
これ以上、流血を我慢できないでしょうし、8年かけて改善できなったのに、あと2,3年で改善できるとは思えませんからね。ソニーに限らず、日本の電機メーカー各社はテレビから全面撤退あるい大部分撤退をせざるを得ないでしょう。

「コードで世界は変えられる」 ソニーの新卒採用にソフトウェアスペシャリスト選考コース
こうした変化が示すように、ようやくソニーもソフトウェアやサービスを重視した構造転換を進めることになります。10年前、せめて5年前に転換していれば……と思いますが、大企業病というか過去の成功体験を忘れられない幹部が蔓延っていたのでしょうね。ここまで追いつめられてやっと第一歩を踏み出せました。


ゲーム事業撤退、撤退、撤退と叫んでいた、妄想主義者の方達にとっては悪夢かもしれませんね。しかしそもそも、どうして「撤退」にこだわるんでしょうかねえ。まー、「セガのハード撤退」がある意味、競争における完全敗北=とどめのわかりやすすぎる事例になってしまったのかもしれませんね。幼い精神は象徴的な出来事を求めるのでしょうか。

ソニーにとっての「病巣」はゲーム事業ではありませんからね。やっと正しい道に戻れた。とはいえ、数年の時間をロスしたのは大きく、再生への道のりは険しいです。

PSNはXbox Liveのパクリではありますが、フォロワーとして上手くやっている部分もあり、Steamとの協業やマイクロソフトと比較しての柔軟性など、優れた部分も多いですね。Xbox Liveをうまく生かし切れていないマイクロソフトと違い、より事業の中核に据えることで、さらなる発展を期待したいものです。

アップルに対抗するにはネットワークサービスが不可欠です。
PSVitaの取り組みにもよく表れていますが、この10年間でゲーム専用機の外で育ってきたさまざまな「ゲームビジネス」をゲーム専用機の内側に取り込んでいくことが大きなテーマです。パッケージゲーム、ダウンロードゲーム、ブラウザゲーム、ソーシャルゲーム、MMORPG、……。

「すべてのゲームがここに集まる」から「すべてのゲームビジネスがここに集まる」へ。

すべてを吸収し、PSVitaとPS4?、そしてPSの流れをくんだ他の端末で、映像、音楽、ゲーム、書籍といったあらゆるコンテンツを集める。

そここそがアップルやグーグル、そしてあるいはフェースブックとの決戦場になるのでしょうね。

かつて任天堂が届いたかもしれない、可能性の大地。もはや届くことのない夢の平原。早くて2年後、順当に勤め上げて10年後のポスト岩田政権になれば、あるいは再度のチャレンジができるやもしれぬ天上の戦場。マイクロソフトが到達する可能性も低い。バルマーでは届き得ない高みの上の高み。

率直に言えば、ソニーが届き得るかどうかはとても怪しい。奇跡のような、否、奇跡の連続の大奇跡のような成功が必要。しかしそれでも「期待」という一語をあえて書きましょう。社長が変わるとは、企業にとってそれほどの意味がある事なのですから。

PS社長の新しい挑戦に乾杯。
日本の大企業たち、電機メーカー各社の屍の山の上より飛翔して、天上に到達していただきたいもの。


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2012-01

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