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「渋滞」がやはり懸念されますね。+その他の感想

うーろん亭 - 2011年12月12日 週間販売本数
PS Vita発売週のソフト売上が出ましたね。
32万台のハードが売れて、ソフト売上が30万本。
タイレシオでは3DSやPSPを下回ってますが、メディアクリエイト等が分析しているとおり、DLC版の売上を考慮すれば、同等の水準と言ってよいでしょうね。この辺り、Vitaは物理パッケージ版の売上がPSPよりも低く出やすいため、統計がひととおり出てくるまでは、評価が少し難しいかもしれません。

Vitaに関してはローンチタイトルの本数が多すぎたという印象で、ソフト売上が見事に分散しています。『みんなのゴルフ6』が6.14万本と低く、『アンチャーテッド』の売上も4.82万本。評価の高い『三国無双NEXT』でも、3DSの『無双クロニクル』を下回っているのはなかなか厳しい。

9月にコメント欄で懸念していた「渋滞」が起きています。これに関してはSCEが頑張りすぎてしまったというか、3DSに対する業界の反発や当初の不安感ゆえに、予想以上にタイトルが集まってきた結果ですね。

タイトルが多いのは悪い事ではありませんが、ハードの普及ペースと二人三脚でなければ、ビジネス的には少し厄介です。

まー、1月は大したソフトも出ないので、ローンチタイトルはハードが売れていくにつれて、徐々に本数を伸ばすでしょうし、DL販売もロングスパンで売っていくのに都合がいい。そういう意味では、3月ぐらいまではソフト動向を見極める必要はありそうですが、伸びていくかどうかは各ソフトの評判が問われるところですね。


タイトルの渋滞という点では、北米でも25タイトルが発表されており、それだけ集まったのは素晴らしい事なのですが、ハード販売のペース次第では日本と同じく、売上の分散が起きて、ビジネス的にはやや渋くなる恐れもありますね。昨年~今年の頭において、SCEの「外交」がうまく働きすぎたというか、任天堂の外交力が弱すぎて、SCE側の想定を超えていた、と言えるでしょう。

まあしかし、こんなもんじゃない(はず)ですからねえ、SCEのかき集めたタイトル数は……。噂に聞いているだけでも相応のタイトルが出てくるはずです。

ローンチの状況を見て、発売時期をシフトする動きも出てくるかもしれません。逆にいうと、早期のハード普及をソフトメーカー各社が求めてくる可能性が高まり、SCE側も5000円程度の値下げや、DLC用のソフトクーポン5000円分を同梱する等の実質値下げの施策を打たざるを得ないかもしれません。

またDLC版がロングテール的に機能することも、さらに重要性を増しており、ユーザー間のレコメンドやPS Soreの検索機能のさらなる充実が求められるところです。


さて、他のトピックに目を移しましょう。
うーろん亭さんが論じているとおり、VitaとPSPのマルチタイトル『ロード・オブ・アポカリプス』において、Vita版のほうが売れているのは興味深いですね。マルチ対応のコストにもよりますが、ハード移行期のリスクを軽減する方法論として1つのモデルになったのかもしれません。

また『FF13-2』の売上もなかなかショッキングで、『13』『14』と立て続けにナンバリングタイトルが不評だった影響、そのダメージは小さくなかったようです。『13-2』は評判が良いようですし、『14』も新生にむけて血を流し続けて開発を続けていますから、その努力が正しく報われてほしいものですが、さすがに即座、とはいかないようです。懸念としてはオンライン化された『ドラクエ10』も懸念されます。

「ドラクエとFFが出るハードが勝つ」時代から、「モンハンが出るハードが勝つ」時代へと移り変わりつつあると言ってしまうと語弊がありますが、タイトルのパワーを復活させる施策が強く求められます。

そういう意味では、タイトルの弱体化が懸念された『テイルズ』シリーズが『エクシリア』で復活を果たしており、ファンを満足させる品質を用意し、お祭り感を演出すれば、ファンは戻ってくる、という事実を念頭に置きたいものです。


弱体化といえば、レベルファイブもはっきり凋落傾向が見られます。
『二ノ国』のDS版、PS3版の不振、3DSへの移行を急ぎすぎた『レイトン』と『イナズマイレブン』の売り上げ低下。ブースト版を急ぎすぎた『ダンボール戦機』など、明確に「焦り」が表面化しており、焦りが流通とユーザーの信頼低下につながっています。

3DSに大きく賭けていたレベルファイブが失速し、PS3やPSPで満足な結果を残せていません。往年のスクウェアほど、ユーザーを引っ張れるほどのコアなタイトルが無く、子供市場とライトユーザ市場に大きく依存しています。子供市場は3DSの値下げである程度3DSでも大丈夫でしょうが、ライトユーザー市場に関しては懸念が残ります。

ちょっと厳しい見方をすると、「DSバブル時代」からの市場傾向に依存しすぎており、そろそろ体質変化が必要になってきたのかもしれません。そういった事はもちろん日野氏もわかっているので、松野氏が関わる『GUILD01』やイシイジロウ氏の『タイムトラベラー』などを準備しているのでしょうが、PSP市場の拡大に乗れなかった事実を踏まえると、Vitaの今後の成長に乗っていけるかどうかは懸念されるところ。

任天堂マーケットへの過剰な依存体質がどういうリスクをもたらすか。小さかったころは特定のハードメーカーとべったり付き合う方法論が良くても、一定の大きさを超えてくると、リスクヘッジを考えなければいけなくなってきます。大手パブリッシャーの抱える悩みを、レベルファイブは早くも抱えつつある、と言えます。


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