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THE 明暗とでもいうべきか。

「マリオカート7」42万本,3DS本体も20万台を販売。「機動戦士ガンダム EXTREME VS.」は約35万本のヒットとなった「週間販売ランキング+」
『マリオカート7』が初週42万本!3DSの販売台数も20万5962台と好調で、一時期はGBA以下もあり得るかと危ぶまれた普及ペースを回復し、「脳トレ層のいないDS」ぐらいには届くのでは、というあたりまで戻してきました。

まあ最初から2万円にしておけば、とか、タイトルラインナップを充実させてから発売しておけば、とか、3Dが魅力になってるのか、とか、色々と疑問はつきまといますが、莫大なキャッシュを投じて、序盤の躓きをリセットしつつある努力はすさまじい。

来年の販売台数をDSに近づけるには、理想としては脳トレクラスのソフトが欲しいところですが、そこまでいかずとも、「回帰層」を取りこぼさずに済むソフトの投入が重要でしょう。「脳トレ層がおらず、回帰層の半分が残ったDS」ぐらいまでいけば、今回のラウンドとしては及第点。

本来の理想からすれば全然ダメですが、序盤であれだけすっ転び、お札をつけて売っているような赤字販売を敢行している状況を考えれば、健闘を讃えたい優しい気持ちもわいてきます。DSとWiiの全盛期のような「世界最先端のゲームメーカー」として捉えれば、現状程度ではNGです。

が、世界的なソーシャルの潮流から取り残された「たかがゲーム専用機メーカー」として捉えれば、非常に大健闘していると言ってよいわけで、冷静な時代認識をもって素直に評価したいですね。グっジョブでした!
さすがはパッケージ文化の守護神とでも評しておきましょうか。


さてその一方で『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』は完全失速し、週間約3万本で、累計でも22万7169本。豪華な限定版を出したことで、初動率が高めに出ると言われていましたが、本当に高いですね……。ハーフミリオンどころか、累計30万本も怪しくなっています。

Wiiの勢いの無さも深刻ですが、売り方については本当に見直すべきでしょうね。開発期間の長さに見合った結果が出ているとは言い難く、自信のあるソフトを作ったならそれにふさわしい売り方をすべき。濃密なものを作りました以上、では響くものも響きません。

任天堂はハイゲーマーの市場からは完全に脱落しつつあります。独自路線というか、オールドゲーマーに支えてもらう他ありませんが、人間歳を取ると、だんだん複雑なものを遊ばなくなっていきがちですからね……。ゼルダという奥深い遊びにつき合ってくれるお客さんは確実に減っています。


同じ週に発売された『セブンスドラゴン2020』は品薄ぎみだった事もあり、まだ伸びそうな気配で、累計20万本には及ばないかもしれませんが、15万本は確実に越えます。イメージエポックは15万越えはできるタイトルをコンスタントに生み出せる会社として定着してきましたね。日本ファルコムといい、JRPG系の中小メーカーはPSフォーマットで堅調に成長している印象ですね。

PSフォーマット=国内のゲーマー市場という図式の中で、大手に比べると相対的にニッチを狙わざるを得ない中小メーカーはPSフォーマットで地道に利益をあげています。3DSがそういったマーケットを築けるかどうかはわかりませんが、相変わらず大手の看板タイトルを強奪する以外の戦略をとっていませんから、PSPほど円熟したマーケットになるかは疑問です。

まー、いつまでも国内のマーケットが維持できるわけではありませんから、中小メーカーも5年以内に大きな飛躍をめざすか、大手の傘下に入っていくか、ニッチにとどまるか、選択を迫られるのかもしれません。

コーエーテクモのガスト買収も、一番高く売れる時期に売るというのはオーナー経営者としては1つの判断かもしれませんね。22億で買ってもらえるなんて今だけだろうし。日本ファルコムあたりは10年後もマイペースにやってそうな気もします。


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雑感?

VITAのコンセプトと戦略が芽を出しているが、収穫までは程遠い印象

はちま起稿:【速報】セガのシミュレーション+アクションゲー『サムライ&ドラゴンズ』PSVitaで発売決定!!
内容としてはセガがスマートフォンで展開している『Kindom Conquest』をVITA向けにカスタマイズした作品になるのでしょうか。ほとんど話題になってませんが、『ブラウザ三国志』や『しろつく』もVITAのローンチ予定になっており、ブラウザゲーム系をVITAに誘致するSCEの戦略が地道に芽を出している、といえます。

SCEがVITAで地味に推し進めているのは、ブラウザゲーム系やMMORPG系のゲームをVITAに取り込むことであり、この10年間で「ゲーム機ビジネスの枠組みの外で進化・発展を続けていたゲーム」を再びゲーム機に取り込むことです。それはPS3やその次世代据え置きゲーム機でも継承される一貫した戦略になるでしょう。

この点、マイクロソフトはXbox Liveの戦略に失敗しており、当初こそ華々しい成功をおさめ、リードを築いたにも関わらず、自社ネットワークの囲い込みに対する強いこだわりから、その次の発展につなげられていません。PSNがMMORPGを取り込んだり、Steamと組むような広がりと比べると、率直に上手くないですね。

任天堂はパッケージビジネスの延長戦上でしかオンライン戦略を組み立てられておらず、論外。他社のネットワーク戦略を周回遅れで取り入れるのが限界であり、論じる意味はほとんどありません。

今後もVITA向けにこの手の発表は続くと思いますが、ガラケーやスマートフォンほど手軽に課金できるかというと、かなり疑問が残ります。またゲーム専用機にこだわっているハイゲーマー層は、ソーシャルゲーム的なアイテム課金を嫌う傾向が顕著なため、ハイゲーマー向けというメッセージを打ち出しているVITAにおいて、なじむには少し時間を要するのではないか、という気もします。

まあ、だからこそブラウザゲーム系、MMORPG系の比較的濃いところを誘致しているのでしょうが、グラフィックがショボいと「たかがブラゲー」的に安っぽく見られて、なかなか厳しそうな印象です。クライアントのリッチさ、奥深さ、オンラインの面白さのバランスをどこに落とし込むかが重要です。2年ぐらいはかかりそうですが。

(PCオンラインゲームの浸透にともない、昨今の10代~20代は「無料+アイテム課金」に慣れてきているのも事実。30代、40代のゲーマー層とはちょっと感覚が異なっています。うまくこの層に新しいモデルを馴染ませられれば……という皮算用は理解できなくもありません。)


ソーシャルゲーム市場のゆくえ

ソーシャルゲームについては、スマートフォンへの移行にともない、一時的に谷間の時期が発生するかもしれませんが、市場全体の伸びは予測しにくい領域に入りつつあります。あと1~2年でバブルが弾けるという予想は多いものの、パチのユーザーが流れ込んできているという観測が適切なら、まだまだ潜在的な市場は大きいといえます。

「パチ程度のインタラクションで、あとは刺激と煽りがあれば十分」というユーザー層が一定数いて、その人達はゲーマー的なやりこみ要素も、任天堂的な面白さも求めてない、という冷酷な現実もまた覚悟しなければならないのでしょう。

そもそもソーシャルゲーム市場が縮小したところで、コンシューマーゲーム市場が自動的に伸びるという訳ではないのです。無論、開発リソースの奪い合いという点では、コンシューマーゲームを作らざるを得なくなるので、タイトルが増えるかもしれませんが、縮小したコンシューマーゲーム市場では雇用を維持できず、大量の失業者と企業倒産が続くだけでしょう。


海外市場についてはどこもうさん臭いのが実情

もはや国内のゲーム専用機のビジネスは斜陽になっており、ワールドワイドで勝負する体力も気概も失われつつあるのが現状です。PSPが盛り上がっているというのは、すなわち国内のビジネスに終始するという事で、縮小均衡した現状に甘んじているにすぎません。ソーシャルゲームも基本、国内のガラケーのビジネスですから、国内偏重の一貫ですよね。コーエーテクモのガスト買収も国内偏重な動きですね。

GREEの1億5000万ユーザーパワーも、本当に海外で上手くいくかどうかは眉唾な部分がありますが、最低国内で儲かって、GREEの海外展開の波に乗っかって上手くいけばめっけもん、ぐらいの感覚でしょう。自力で海外に乗り出すのはシンドイという各社の本音がよくあらわれています。

まあ逆にいうと、GREEもDeNAも任天堂もSCEも、いずれも大差ない、という感覚でしょう。いずれも「海外市場」はうさん臭い(笑 PSPは海外の市場がなく、VITAも不透明。3DSは子供中心のハードで、国内のサードパーティにとって魅力的とは言い難く、ゲーマー向けとなると据え置きゲーム機になるが、もはや趨勢はHDゲーム機2種にあり、ハイエンドゲームの開発競争には耐えがたい……WiiUはXboxやPSのマルチのついでにすぎない。


闘争精神というかね

なかなか予断を許しません。GREEとDeNAの2社の競争も、DeNAが倍近く引き離して、春の時点ではもはや圧倒的な決着がついたかと思いきや、あっさりぶち抜かれましたからね。どちらが死に物狂いでがんばったか。DeNAは少しさぼってしまったのかもしれません。

そういう観点では、SCEと任天堂はもっと頑張るべきでしょうね。全然頑張りが足らないでしょう。ま、ベンチャー2社と比べるのは酷かもしれませんが。この2社の競争精神は、セガ対ソニーとか、ソニー対任天堂の比ではありませんからねえ……まさに相手をぶっ潰す気マンマンであり、闘争精神に満ちています。

バブルが弾けてこの2社が沈んでいくのか、モバグリの前にゲーム業界がひれ伏すのか、なかなか予断は許しません。ゲーム専用機メーカー2社はもっと頑張ってほしいものです。拳銃もったマフィアの前で、ゆるっと相撲を取ろうと構えているような、見当違いな悠長さを感じます。


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