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居場所の問題なんだよねえ。

ソーシャルで息吹き返す国内ゲーム市場~勝敗分ける変化の先取り
業界のある種の流れを非常に的確にまとめた記事ですね。大手ゲーム企業がソーシャルゲームの開発に慣れてきたのは確かですし、パッケージビジネスからオンラインゲームビジネスへの転換が着実に進んでいます。

にもかかわらず、3DSカンファレンスでは、新しいゲームを育てる意欲はまったく感じられず、タイトルの誘致合戦を徹底化するという潰し合いの意思ばかりが鮮明に打ち出されました。結果としてゲーム機ビジネスへの失望感が広がり、任天堂の株価は下落しました。

表層的には任天堂がソーシャル路線に舵を切らない事への失望によるものですが、別段ソーシャル路線でなくてもよいのです。ソーシャル路線ではない別の何かを打ち出せたなら。しかし現実には、ソーシャルという新しい動きに対して「守り」の姿勢ばかりが強調された内容でした。
既存のパッケージ型のビジネスモデルで打ち出せる最大限の戦略を展開する覚悟は印象づけられたが、有力タイトルだけに依存する手法は、逆にハードウエアの牽引(けんいん)力の限界も感じさせた。

 任天堂に代表される「守旧派」はいくつかの限界を抱えている。

 1つは、販売本数を期待できるタイトルの多くが、すでにあるタイトルの「続編」であるという点だ。また、新作タイトルの場合でも、果たして3DSでしか得られない「特異な体験」を提供できるのかという疑問だ。

一方でSCEにも課題はあります。PS VITAのソーシャル的な機能の大半は、ハードウェアの機能説明の延長線上ばかりで、ユーザー同士がコミュニティ化されていく具体的なイメージは浮かんできません。twitterやfacebookとの連携と言っても、スマートフォンほど親和性が高いはずもなく、サブの中のサブのような付加価値にすぎません。

唯一可能性を感じられるのはニコニコ動画との連携ぐらいで、そういう施策にしても「任天堂よりはマシ」という程度にすぎず、地べたを這っているミミズの長さを比較するような虚しさが残ります。やりたい事も明確にプレゼンテーションできておらず、ゲーマー向けのタイトル、Webブラウザゲーム、ゲーム以外のアプリがごちゃ混ぜになったローンチタイトル群はお世辞にも魅力的とは言い難い。

中小メーカーの積極性を見ても、業界的な期待の高さは相当なものがありますし、結局「モンハン ポータブル」シリーズの最新作が発表されるのも時間の問題でしょうが、ただのPSPの後継機で終わってよいのか?という疑問は残ります。
それでいいと割り切るなら、PSPの後継として堅実な国内市場を築くでしょう。


欧米については携帯ゲーム機市場への期待感が薄く、3DSは大幅な値下げによって子供のゲーム機としての最低限の陣地を守るつもりでしょうが、中高生以上に売っていきたいPS VITAはスマートフォンや据置ゲーム機との競争にさらされます。PS3連携、つまりWiiUのような用途を探る動きもあるのかもしれませんが、リビングマシンの王座を巡ってはアップルのiPad、任天堂のWiiUとの比較になり、いずれも一長一短。

最もスマートなのはiPad。WiiUは持ち運びの面で制限が大きく、iPadほどのわかりやすさはありません。PS VITAはゲーマー向けという位置づけは明確ですが、据置ゲーム機ほどのパワーが無く、PS3連携は消費者心理として割高に感じるのが自然です。
海外での苦戦の可能性も感じられる。それは、契約ライセンシー数に顕著に出ている。日本76社に対して、北米20社、欧州57社で、北米の少なさが目立つ。「モンスターハンターポータブル」のようなキラータイトルが存在してない欧米圏では、来年以降も牽引するタイトルが見えていない。

PS VITAは携帯機が主流になった日本では十分なパワーのある機械ですが、据え置き機の強い北米のユーザーの視点でみると「器用貧乏」な商品に陥りやすい。海外の携帯ゲーム機は子供のゲーム機であって、中高生や大人のユーザーはまだまだ据置ゲーム機でゲームを楽しんでおり、PSPはポジショニングの確保に失敗しました。

SCEがPS VITAをああいう設計にしたのは結局、スマートフォンでもなく、子供のためのゲーム機でもない所に活路を見出したかったからでしょう。PS VITAは携帯機を据置機の側に近付けた機械です(WiiUは据置機を携帯機の側に近付けた機械)。それにしても携帯機のPS VITAがアナログスティックを搭載するのに、据置機のWiiUがスライドパッドを採用しているのは奇妙な交錯です。

Wii以降、任天堂は入力装置の見た目を簡素にする事にこだわりすぎて失敗してきました。クラコンを本体に同梱せず、虎の子の『モンハンtri』にもクラコンPROの全同梱をしませんでした。3DSは後から不格好な拡張パッドを出す羽目になりました。しかも乾電池が必要な仕様という点で、ジョークのような商品です。

後から無様なキャッチアップをしなくて済むように、入力の快適性ではPS VITAを上回っていてほしいものです。何が悲しゅうて、携帯ゲーム機以下のコントローラで据置ゲーム機を遊ばなくてはならないのか。普通に考えれば誰でもわかる話なのですが。スマートさを追求するなら、iPadのようにシンプルにすればよく、そうしないのであれば、ゲームをプレイするのに快適な物を作るべきで、半端な物は作らない方がいいでしょう。やー、マジで心配です。


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三分の計ならぬ四分割の時代

東京ゲームショウの業界デーが終わりましたが、全体として目を引くような発表は無く、事前に新情報が公開されていく流れがますます強くなってきましたね。読者の皆さんの感想はさまざまあると思いますが、どこか一強が市場を制する情勢ではなく、四強がそれぞれ異なる路線を打ち出し、先行きが混沌としてきました。


3DSの立て直しを図る任天堂
大幅値下げ、モンハン発表、自社の続編ラインナップの発表によって、3DSのイメージ回復を図る任天堂。しかしカプコンと任天堂は共に株価が下落し、近視眼的な効果しかないという冷徹な評価を食らいました。任天堂がソーシャル路線を打ち出すか、それに変わるまったく新しい何かを発表しない限り、株価の回復はなかなか厳しいものがあります。

つか、3DSの立て直しにリソースを使う以上、WiiUの立ち上げはますます危険になるのは自明で、本来据置ゲーム機で発売されるはずの『モンハン4』をWiiUに引っ張ってくるならともかく、3DSに誘致した事により、「WiiUはどうするの?」という点が普通に疑問です。

「無料+アイテム課金」という狭いスキームではないにせよ、もはやソーシャルネットワークを無視してゲーム機ビジネスを考えるのは難しいところまで来ています。独自性では任天堂以上のアップルにしても、ソーシャルプラットフォームとの連携はきわめて重視しています。どこを受け入れて、どこは拒むのかをきちんと自問自答して、新しい戦略を打ち立てるべきフェーズに入ったのは明らかです。


ゆっくり着実にPS VITAを立ち上げるSCE
3DSをはるかに超える性能を持つPS VITAは、ローンチタイトルの数が前例のない程多く、中小を始めとして幅広いゲーム会社の協力を取りつけたのはさすが。PSPの堅調なマーケットを安定的に受け継ぐことが期待されます。

しかしローンチについてはHDバージョンや移植、リメイク系のタイトルが多いのも確かで、全体的に小粒。E3で発表され、比較的期待されていた『Gravity Daze』がローンチに出てこなかったのは意外で、あまりにタイトルが多すぎるので、サードパーティに遠慮したのかと思うほど。

とはいえ、発売日が12月17日と遅く、年内の出荷台数が限られている状態で、多数のタイトルがひしめく中、さらに強力なタイトルがいくつも出てきても、お互いに食い合うだけですから、ソフトの「渋滞」が解消するまでは致し方ないのかもしれませんね。

じっくりゆっくり立ち上げていこうというSCEの狙いはよくわかります。PS VITAと3DSのユーザー層の違いは明白であり、その差別化ができている間は、焦る必要はありません。無論、長期間ユーザーを待たせるのは問題ですが。

VITAについて問題なのは、ブラウザゲームのような「無料+アイテム課金」型の展開と、ゲーム以外のアプリの展開です。コアゲーマー向けで売っていくなら、この2つは前面に押し出してもアピールにつながりません。幅広いビジネスモデルに対応していこうとする姿勢は立派ですが、あれもこれも同時に見せようとして、アピールが弱くなってしまっているのも事実。

PSNを核にソーシャルプラットフォームを拡充し、そこにゲーマーでも楽しめるオンラインゲームやブラウザゲームを揃えていく。やりたいことはわかりますが、そこまで整備する時間はあまり無いでしょう。極論としては、モバゲーとグリーのどちらか片方と包括提携をする等の大胆な施策も視野に入れるべきですね。


ゲーム業界での存在感を示したグリーと「名より実」を取ったDeNA
社長の発言が一部の反感を買ったとか、ブースへの人の集まりがイマイチとか、問題が無いでも無いですが、その辺は小さなことであって、最大規模のブースを出展し、SCEと同じく基調講演もおこなったことで、ゲームショウにおける存在感はじゅうぶん示しました。

ゲーム業界からの採用を積極的に進めており、大手各社からの人の流入もあり、人材面では業界再編の大きな原動力になっています。パッケージビジネスからの転換がさほど進んでいない現状で、ゲーム各社は雇用を維持するのが厳しくなってきており、流出した人間を吸収するバッファをグリーとモバゲーが提供しているのは一面の事実です。好き嫌いはさておき、もはや無視できる存在ではなくなっています。

DeNAはゲームショウには参加せず、最近の投資はおもに海外スタジオに向けられており、EA DICEのプロデューサーを引っこ抜いて、FPSを作る開発スタジオを設立したり、非常に積極的です。まー、残酷な言い方ですが、国内はすでに囲い込みが完了したという認識なのかもしれません。モバゲーを小馬鹿にしていたら、モバゲーに見切られた国内企業、というところなのか??? いや、ちょっとこれは煽りすぎですね。すみません。

ちゃっかり大手とのアライアンスは進めており、バンダイナムコとの間でBDNAを立ち上げました。ま、これは新会社の株式比率を見てもわかるとおり、どっちかというと、バンダイナムコのバンダイ側の手腕が物を言った、という見方をすべきなんでしょうね。

コミックやアニメの版権をモバゲーが着実に押えにかかっている中、版権ビジネスの最大手であるバンダイナムコとしては「縄張り」を荒らされたようで面白くない。『ガンダムロワイアル』で握手しつつも、水面下でお互いの腹を殴りあったり、刺しあってみたものの、不毛さに気づいたのか平和意識に目覚めたのかは知りませんが、落ち着くべき所に落ち着きました。


なんで株価が下がるのか
四つ巴の戦いの行方はまだまだわかりませんが、せっかく上がった任天堂の株価がまた下がっている辺り、敗北したと言ってもいいんですが、もっと適切な表現をするなら、勝手に変な方向に突っ走っていったという見方をされているのでしょう。

Wiiが成功をおさめた後、任天堂の株価が異常に上がったり、アップルと比較されていたのは、要は任天堂がただのゲーム機メーカーではない、と評価されたからです。噛み砕いていえば、約5年ごとに新しいゲーム機を発売していくだけの会社ではなく、SCEとシェア争いをするような小物ではないという事です。

しかしその後任天堂がやったのは、DSの後継機として3DSを発売し、Wiiの後継機としてWiiUを発表しただけです。それって、ただのゲーム機メーカーですし、PS陣営のタイトルをせっせと強奪しているのはSCEとのシェア争いに必死になっているだけです。要するにやっていることが小さいんですよ。いつのまにかSCEとのシェア争いごときに必死にならざるを得ない会社に戻っちゃってる。

まー、結局、DSとWiiの空前の大成功があっても、会社の意識、社員の意識は「ただのゲーム機メーカー」から変わらなかったという事なんでしょうね。普通に良質なゲームを作って、普通に売っていれば、それで食っていける会社ですから、仕方ないのかな、とは思いますが。


次はどこが勝つのか
混沌としてきましたが、1つポエムを紹介しましょう。

【SCEJ Press Conference】速報コラム・・・平林久和「ゲームの未来を語る」第23回
私は彼らのプレゼンテーションを、はじめ、正視できなかった。
知人・恩人ばかりなのに、今日、その言葉を原稿にして伝えることは、絶対にしないことがカンファレンス中に判断していたからだ。

私はうつむいて、泣いた。
恩人たちの言葉でも、ここは非情になって割愛しなくてはいけない。
申し訳ない気持ちが込み上げてきた。
そんな時間帯が30分ほどあった。

しかし、私は信じることにした。
恩人たちは、私以上にPlayStation Vitaの本質を見抜いている。今日は、すでに開発しているソフトをプレゼンテーションするのが職務なのだ。いずれ‥‥いやもうすでに着手しているかもしれない未来のゲームがきっとあるはずと。

PlayStation Vitaを革命的なマシンと呼ぶとするならば、革命には時間がかかる。
逆の言い方をすると、NTTドコモの辻村氏とニワンゴの杉本氏の2名だけが登壇者だとしたら、意味不明のカンファレンスになってしまった。主催者であるSCEJは、そのことを十分に理解して、すでに認知されている価値と未来の可能性を並び立てたに違いない。

そうだ。革命には時間がかかり、真の改革者はバランス感覚が必要だ。
今までのゲームを、今までの言葉で説明する人がいてもいいではないか。
心の中でそんな整理ができた瞬間に、私の涙は止まった。

いや、悪いけど、僕はSCEがそんなに大層な未来を作れるとは思いませんね。任天堂も今回のラウンドでは無理でしょう。次のラウンドをどう立ち上げていくか、その準備を今から進められるかどうか。あんま期待してないけど。


リセットボタンを押すための努力賞はあげてもいいかもね。

というのが感想ですね。
ニンテンドー3DSカンファレンス

任天堂の自社タイトルが多数並べられ、ファン向けイベントの一面もありましたが、ねんどろいどフォルムの初音ミクのゲーム「project mirai」など、PS系っぽいタイトルも新しく発表されました。つなぎ止める事に成功したタイトルが浮上してきたようですね。

まあ『triG』にしても、「project mirai」にしても、PSPのメインストリームとは異なる作品であって、単体ではどれだけのユーザーがハードを買ってまでソフトを購入するかは未知数です。しかしある程度タイトルの数が揃ってくると、1万5000円という価格と相まって、短命でも2年遊べればいいかな、と軽やかな気持ちで購入できる人もいらっしゃるのではないでしょうか。

@sinobintage
感覚的な話なので伝わるかどうか分かりませんが、今回のカンファレンスは、ハードが円熟期に差し掛かった時の発表会のようでした。発売から一年に満たないハードとは思えない老成ぶりを見ていると、3DSのハード寿命は短いと睨んで短期決戦を仕掛けているようにも感じます。
PSVITAは、DSとPSPの歴史がありますから初めからブーストをかける必要はなく、十分過ぎるほどのスペックを使いこなせるようになった数年後に大きな花を咲かせれば良いのかなと。だから、今の3DSにどれほどの弾が集中しようと、未来図はそう変わらないのではないかと思います。
「未来図は変わらない」というのは、「いずれVITAがひっくり返すよ」という意味ではなく、3DSが強かろうが弱かろうが、VITAの未来はVITAの売り方にかかっている、という意味です。
3DSがここまで苦戦するとは想定されていなかった頃から仕込まれていたタイトルが逃げ遅れたのか、つなぎ止められたのかはともかく、ようやく日の目を見ただけであって、3DS向けのタイトルが堅調に推移していくかどうかはまだ微妙なところです。

なるほど。
確かに3DSが「短命機」に終わる可能性は当然あります。長い歴史の中では「中継ぎ」の機械になるのかもしれませんね。対スマフォを含めた、新しい仕掛けを構築するまでの時間稼ぎに特化するのか? そういう選択も「あり」でしょうね。長期的な視点に立てば、3DSであがいても仕方ないわけで、4年程度で収束させて、次の機械に移行するのも1つの考え方です。


しかしアナリストの人達は残酷です。
カプコンの『モンハン4』発表後、株価が急落を始めました。カンファレンス後には任天堂の株価も大きく下落。
ちょwwww3DS発表後、任天堂の株価が急落wwwwwwww
カプコン、モンハン4を3DSに出すと発表! → 株価暴落

3DSてこ入れ策、市場失望で株価660円安 任天堂の正念場
任天堂が13日、携帯型ゲーム機「ニンテンドー3DS」向け新作ソフト33本の投入などてこ入れ策を発表した。ただ、同日の東京株式市場では、任天堂の株価が前日比660円安の1万2320円に下落。「下落傾向にある株価を押し上げるような内容ではなかった」(国内大手証券アナリスト)と、市場の反応は冷ややかだった。

タイトルもまだまだ足りませんが、やはり大きいのはソーシャル性の欠如。ソーシャルの無いゲーム機はガラクタだと言わんばかりの反応ですね。

「ニュースはなかった。それがニュースだ」
たまたまであるが、私の席の隣には経済誌の記者が座っていた。開幕前に同僚記者同士でフィリピンパブの雑談をしていた。内心、「場をわきまえろ」と思っていた。時は過ぎ、岩田社長のスピーチが終了した。

その瞬間、ひとりの記者は「ソーシャルの話とか、全然出てこなかったな」と吐き捨てるような口調で感想を述べていた。類推するに、その経済誌記者は「ソーシャルを無視した任天堂の見えない次世代戦略」とネガティブな報道をするのだろう。

1つハッキリ言えるのは、もはや任天堂は3DSがDS並みの普及を果たすこと、それを実現するだけの新しい遊びを提供することを諦めた、という事でしょう。新機軸タイトルはほとんど無く、任天堂ファンを引っ張り込む続編タイトルをずらりと並べ、サードパーティタイトルも可能な限りPSプラットフォームから強奪していく。無論、結局はスピンアウトだったりしますが、それを誇らしげに高々と掲げてみせる。

そこにDSでゲーム人口拡大を始めた頃の面影はなく、必死にシェアを守ろうとする姿が見えるのみです。でも、守りに入るって、そういう事だよね。


PSで育ったタイトルはPSで復活するという当たり前の話

『テイルズオブエクシリア』2日間で60万本出荷を達成!テイルズブランド完全に復活したな!
スーファミ末期に誕生し、PSプラットフォームで育ってきた『テイルズ』シリーズ。
DS以降の任天堂プラットフォームで発売して以来、ファンが拡散し、売上低下が続いていましたが、最新作、そして15周年記念作品をPS3で発売したことで、拡散していたファンを呼び戻し、見事にブランド復活といえる売上を達成しました。

昨今、伝統あるタイトルが力を失っていく事例が目立つだけに、テイルズシリーズの事実上の再浮上はおおいに賞賛したいところですね。DSやWiiで売れなかったからと言って、とたんにシリーズが枯れたかのような言質を繰り返す人たちもネット上にはいらっしゃいましたが、すべて虚妄でしたね。


まあ世の中には「遊びたいソフトがあれば、ハードを買ってでも遊ぶのが当たり前」などという本末転倒な、ハードメーカーに洗脳されたかのような妄言を堂々と書き散らす業界人(仮称)もおられるようですが、ユーザーはずっと昔からゲームソフトを買いたいのであって、ハードなんていくつも買いたくないのです。俗に「ゲーム機戦争」とか「ゲーム機信者論争」などというものは、そうした歪んだ性根が生み出し、育んできたのです。

コンテンツに払うべきお金を、タイトル強奪によってハードメーカーが搾取していく構造は極めて醜いもの。そういう歪んだ手法ではファンを呼び寄せることはできず、最終的にはファンにとって最も納得できるプラットフォームで再結集される。当たり前の事実が再確認できましたね。


もちろん15周年という盛り上げ、一種のお祭りを生み出した事も大きい。○○周年記念という祭りは拡散してしまったユーザーを再び呼び戻す良いきっかけになるのであって、決して懐古ユーザー目当ての安っぽい小遣い稼ぎの機会ではないはずです。潰れていったタイトルと復活を果たしたタイトルには、送り手側のコンテンツの扱い方に大きな違いがあります。

コンテンツホルダーは自滅し得るが、再生させる力もまたある。大いに励まされる出来事ではないでしょうか。『テイルズ』はその真理を国内業界に示してくれました。

ありがとう! そして、ありがとう!


世の中にリセットボタンは「ある」という信念のようなものを感じるのは気のせいでしょうか?

『ドラクエ10』の発表について何か書こうと思っている間に、3DS向けの『モンハンtriG』が雑誌スキャンにより、明らかになりました。明らか、と言っても、業界的には噂で知っていた人や予測していた人も少なくない話で、昨年11月のこの記事の末尾や、そのコメント欄でも言及しているとおりです。
大手の有名タイトルを強奪することに夢中になって新しい芽を育てられなかったWiiとの違い、というかね。ま、期待してません。某強奪タイトルを自慢げに振りかざすつもりなのは、すでに聞こえてきてますし。
>>某強奪タイトルを自慢げに振りかざすつもりなのは、すでに聞こえてきてますし
>・・・あー・・・そーなんですか・・・。・・・はぁ・・・。・・・大丈夫かな・・・いろいろ。
まー、任天堂としては、PSP次世代機の情報が本格的に露出される前に、「終わコン」化したいのかな、と考えると、来年早々に発表したいんじゃないかな。

「年末最大の弾」は来年も売れ続けるはずで、発表自体で悪影響がないといいんだけどね、という懸念もありますが。いや、任天堂としては、悪影響があった方が万々歳なんだろうけど。
当時の観測が外れたのは発表時期と拡張アナログパッドの存在の2点。
3DSがスムーズに立ち上がっていれば、また違った展開もあり得たと思いますが、結局は1)任天堂の覚悟を示す大幅値下げ2)後付感たっぷりの拡張パッドの投入をもって、東京ゲームショウ前の『モンハンtriG』の投入という結果に落ち着いたようですね。

Wiiの『モンハンtri』が成功とは言いがたい結果に終わったあと、Wiiというハードそのものはさらに低調になっていきましたから、お約束となっていた『G』版がWiiから別のプラットフォームへ展開される可能性は誰もが一度は考えたことでしょう。それがPS3なのか、3DSなのかは意見が分かれたかもしれませんが、どうしてもモンハンが欲しい任天堂の思惑と『tri』でもっと稼ぎたいカプコンの思惑が一致した結果、3DSが落としどころだったのでしょう。

開発に着手したのはそれなりに前のはずですから、3DSに対して保険をかけておきたい、という思惑がカプコン側に働いたのも無理はないこと。その後の3DSの状況を見て、カプコン側にも相当な「動揺」があったであろうことは想像に難くないのですが、本体値下げを含むさまざまなアクションで任天堂側が逃がさずにつなぎ止めた、という所なのでしょう。


そういう訳で、業界的にはすでに出ていた話で、織り込み済みの話です。

任天堂がまだ権勢をもっていた時、「次」に期待感があったタイミングで超大作なり、超大作の傍流なりをおさえにかかっていたものの、この1年の連続失策によって、話そのものがいつ表面化するか不透明になりかけていたり、そのまま行方不明になりかねないリスクがあったところを、任天堂側が必死につなぎ止めている、という構図にすぎません。

結果として、ユーザー側から見ると、任天堂陣営が混乱しているように見えるのは仕方ないのかな、と。必死なのは誰の目にも明らかですからね。「最初から付けておけよ」と誰もが突っ込みたくなるような拡張機器が発売されるというシュールさも、強いプレッシャーに突き動かされた経営陣にとっては、容易な決断にすぎないのでしょうし。

ゲーマー向けの仕様を切って、わかりやすくライトユーザー受けを狙って、後々苦労したのがWiiだと思うのですが、3DSにはまったく反省が活かされていなかった事が赤裸々になりました。つか、サードパーティと二人三脚って、いったい何だったんでしょうか? モンハンを出してもらう交渉って、かなり前からやってたはずで、本体の仕様をまだいじれたと思うんですけどね?

ハードがサードに合わせるんじゃない、サードがハードに合わせるんだ、それが任天堂流の二人三脚なんだ、という力強い宣言でもあり、ハードが売れなくなった途端恥も外聞もかなぐり捨てて、哲学も何も無い後付け戦略を繰り広げるという図太い宣言でもあります。

現実にはリセットボタンはありません。子供でも知っています。が、巨大な貯金を抱える企業は一味違います。ハードの価格と仕様にリセットボタンを押したいという力強い願望を、巨額のマネーパワーで成し遂げようと、正直に表明しており、そのためなら消耗も厭わないという姿勢を貫き通すようです。お見事(棒 もう、好きにしたらいいんじゃないでしょうか(苦笑


「詰み」ではないが、勝敗は見えたよねえ。

粘りに粘ったPlayStation陣営が迎える収穫期
2011年はここまで、PS3の競合する据え置きハードがほぼ存在しない状態が続いているのです。トップを走っていたWiiは2010年頃からWiiPartyなどのヒットはあるもののタイトル数そのものが減少傾向、2011年に入ると牽引役の任天堂が3DSに注力し、次世代機であるWii Uの発表もあり、その存在感はかなり希薄になっています。
次世代機であるPlayStationVita(以下PSVita)の発表後も本体普及が衰えることはなく、既に普及台数は1,700万台以上。DSが約3,300万台、次いでPSP、そしてWiiが約1,200万台、という状況なので、DSが旧ハードとなってリリースタイトルも少なくなった今、市場における事実上の現役トップハードはPSPということになります。

WiiとDSっていったい何だったんだろうか、と感じる今日この頃、こういう記事が出るのも不思議ではありません。サードパーティ各社にとって重要なのはPSP市場であり、それを引き継ぐVITA市場になってきました。サードパーティと二人三脚で歩いてきた会社だからこそ成し得た事ですね。

それではユーザーの反応はどうでしょうか?

各ゲーム機の所持率&稼働率は? 4Gamer読者もソーシャルゲームを遊んでいる? 2011年プレゼント,途中結果(1万4000人分のデータ)を大公開
PlayStationファミリーがゲーマーの間で着実にシェアを伸ばしていっている様子が見て取れる。PlayStationファミリーの現行ハードは稼働率が高いという結果も踏まえると,現状,これらがコアゲーマーの間でもっとも支持されているゲーム機であるのは間違いないだろう。
 昨今,ポータブルゲーム機が日本のゲーム市場の主流になったと言われて久しいわけだが,PS3の所持率が「PlayStation 2」(以下,PS2)に追いつきつつある現状を見ると,ようやくPS2からの世代交代を達成できた……ということなのだろうか。単純な普及台数だけで言えば,「Wii」などの方が上なわけだが,ことコアゲーマー層にとっての据え置き機はPS3が首座を押さえたという見方はできそうだ。
 一方でPS Vitaは,まだタイトルの発表もほとんどされていないわけなのだが,現在の「PlayStation Portable」(以下,PSP)で展開されている作品の続編への期待,あるいは「PSPのようなゲームが発売されるのだろう」という期待感が,今回の結果に繋がっているものと考えられる。

任天堂はDSの市場を引き継ぐことにほぼ失敗しており、子供向け携帯ゲーム機の市場を死守すべく、出血おびただしい値下げを断行しました。4Gamerのアンケートはあくまで一例にすぎず、任天堂ファンを除く一般のゲーマーにとって3DSはもはや選択肢ではありません。

ゲーマーにとってPSPがメインプラットフォームであり、お金に余裕があればPS3を所有し、リッチなHDコンテンツを堪能しているのが現状です。そしてVITAはマストバイのゲーム機であり、いつ買うか、という問題にすぎません。本体価格がどれぐらいに下がってきたら購入するか、ラインナップがどれぐらい揃ってきたら買うか、なのです。

そしてカジュアルユーザーの大半はソーシャルゲームに取り込まれており、有料パッケージビジネスに固執する任天堂がその層を呼び戻すのは極めて困難という見方が圧倒的です。

無料でゲームを配る任天堂の危うさ
無論、任天堂も最近は安易な無料配布が多くなっており、追い詰められれば、無料でソフトをばら撒いて客寄せする作戦に出るかもしれませんが、パッケージソフトはその構造として持続力が弱いため、ソーシャルやコミュニティが無いままの「ばらまき」戦略は一時しのぎで終わるでしょう。

任天堂、DeNA、GREEを計算したったー。

まず、DeNA:
株式100%の価値:約5,600億円ー現預金等約509億円=事業だけの理論価格:約5,095億円

お次はGREE:
株式100%の価値:約4,680億円ー現預金等約223億円=事業だけの理論価格:約4,457億円

なので、SNSゲーム2社を比較すると、現時点では600億円ちょっとDeNAの事業の方が、株式市場から高い価格を付けられていることが分かります。

さて最後に任天堂:
株式100%の価値:約1兆4,640億円ー現預金等約1兆457億円=事業だけの理論価格:約4,186億円

ジャジャーン。

そうです、つまり株式市場は現時点で、手元に積んである現預金の大きさの差を考慮すれば(差し引けば)、事業そのものの価値としては既に

DeNA>GREE>任天堂
という評価を下している計算になり、

過去20数年間に任天堂がためこんだ莫大な貯金を差し引けば、事業そのものではすでに新興のSNS2社より価値が無い、と評価されています。Wiiの絶頂期において株式時価総額が10兆円を超えた事もあったし、かつてはアップルやグーグルと並べられた事もあったわけで、そこからたった数年で企業価値が数分の一に下がってしまいました。

普通に考えれば、社長の辞任があってもおかしくない程の下降っぷりです。まあ権力の座に固執した代表格の菅直人でさえ、辞める時は辞めたわけですから、3DSとWiiUの動向次第では、けじめをつけた方が良いでしょうね。恥ずかしげもなく居座るという光景は目にしたくないものです。

これから3年で任天堂を取り巻く状況がどう変化していくか。といっても、今年のうちに大勢は決まってしまいそうですが。

ソニー平井副社長:「ヴィータ」は欧米では来年の早い時期に発売
1つラッキーだったのは、先日、平井副社長が発言したとおり、VITAの海外発売が年内は無いことですね。価格に対して敏感な海外市場では、値下げして買いやすくなった3DSをその間に売っておけるため、国内がボロボロになっても海外で子供向けのシェアを維持できます。

任天堂という企業体そのものは、ファミリー層という牙城を守りきって生き残っていくでしょう。狭い所に逃げ込んで、これから数年は虎視眈々と捲土重来を待つという処でしょう。経営陣は知りませんが。ま、最悪ケースでも、トップに詰め腹切らせておしまいでしょう。神輿ってのは、いざって時に投げ捨てるために存在するんだからさ。老舗企業の生存本能ってのは伊達じゃない。

しかしこんな事態、時価総額が10兆円超えた頃に書いたら、ただの狂人だよねえ。まだあれから4年だぜ? 早すぎ、早すぎ。いずれありえる事態ではあったけれども、ここまで早いとは……。お神輿本人だって、こういう事態は警戒していたはずなのになあ……。


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2011-09

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