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広がる「3DS=失速」の認識。非常時は企業の本質をよく見る良い機会だな。

3DS超失速!発売5週目にしてPSP以下に?
価格.comの売れ筋ランキングで、3DSよりPSPのほうが売れている、という記事です。
日本全国の週販という訳ではありませんし、PSPは品薄のため、出荷状況によるでしょう。


・・・・と思っていたら、3DSとPSPの週間販売数がほぼ同数だったようです。
3DSの5週目売上は50700本、PSPは今週50500本、さぁ戦争の始まりだ

やー、すごいですね、3DS。ラインナップが貧弱でも、本体内蔵ソフトに注力してた割りにあっさり飽きられてきても、PSPとのデッドヒートという新しい娯楽を我々に提供してくれています。普及台数ナンバーワンにもかかわらず、マーケットを消失させつつあるWiiに続き、新しい革命を起こすのかもしれません。想像を絶してます。

しかしローンチは任天堂の思惑どおり、ゲームファンにとってなじみのあるタイトルがある程度揃いましたが、その後のタイトルは「ああ、やっぱりDSの後継機だな」と感じるカジュアルユーザー向けのラインナップが発表されています。釣りゲーがやたら多いとか、動物の写真捕るゲームとか、ミニゲーム集的なスポーツゲームとか、・・・・。

そういったソフトが現状の3DSのマーケットでどうなってしまうのか、なかなか興味深いところです。震災の影響でカジュアルユーザーからは存在を忘れられつつあり、ゲームファンの間でも「NGPよりショボい」「PSP程度」「失速機」というイメージが定着しつつあります。

まあしかし、現状、原発などの問題がクローズアップされており、週刊誌あたりから失速!失速!!と叩かれる恐れもないのは、不幸中の幸いでしょうか。どうでもいいですものね。


個人的には、日頃の行いが出た気もします。
まこなこ:ゲームメーカーは義援金を出すくらいなら別の事をすべき!
ゲームをプレイしてもらう時にはどういった思いでそうしたものを作るのか。それは、やはり楽しんでもらいたい、という考えからだろう。そうしたものにより、各メーカーが成り立っている。ならば、単にお金だけでなく、どうやって楽しんでもらうか、また、それによって、被災者の役に立てるかを考えた上での行動が、ゲームメーカーとしてのあるべき姿ではなかろうかと思う。
(略)
たとえば、コーエーテクモについて。先に挙げた義援金の額自体は少ないが、ダウンロード販売の売上を被災地義援金とするとしている。こうしたゲームと絡ませた行為によって、被災していない人の消費を促進 し、結果として被災地にもプラスになるような、そのような施策をやってもらいたいと思う。
(略)
それでしたら、プロトタイプの「planetarian ちいさなほしのゆめ 東北地方太平洋沖地震被災地チャリティー版」も似たような形ですね。ソフト自体は過去に発売されたものですが、その利益をすべて義援金とするようです。新規ユーザーからすればゲームを楽しむだけで被災地支援にもなります。
どういった行動が正しいか、なんて事を議論するつもりはありません。が、結局は因果応報です。こういう時にその企業の本質があらわれるし、それが市場にも影響していきます。

今回の震災では大小問わず、さまざまなゲーム関連企業が被災地支援を発表しましたが、チャリティー化されたアイテムやゲームソフトの売上は好調のようです。それはユーザーの善意の強さを示すと共に、お金を使いたい人達が結構な数いることを示しています。

「ねんどろいど 応援ミク」すでに1万個以上売れてる・・・・「土日で10万個いくかも・・・」
ゲームの事例ではありませんが、およそ23時間で1万個以上のねんどろいどフィギュア(チャリティー商品)が売れたという話です。1個3000円の商品がこういう勢いで注文を集める・・・・消費が冷え込んでいるとはとても思えない光景がここにあります。

震災の経済へのダメージは深刻でしょう。
現在は派手にお金を使うことがなかなか難しい、そんな異様な自粛ムードが漂っているのも事実。多くの人々が娯楽への関心を失ってしまったのも確か。

しかし全ての人の財布が急に空になったわけではないし、誰もが消費意欲を完全に喪失したわけでもありません。そういう中、ただお金さえ出せばそれで良いと考える企業もあれば、ユーザーを喜ばせ、被災地を支援し、消費を活性化する三方良しの施策を行う企業もある。

そして、そういった施策をおこなう企業が多いiPhone市場、PS系市場は、なかなか堅調な状態です。むろんチャリティーの影響ではありません。要は、普段の積み重ねがすごくよく出てるんですよ。非常時には企業の本質がよく表れます、残酷なまでに。

その企業のサイトに行ってみるのも良いでしょう。完全自粛ムードに入って亀のように縮こまっている、リスク回避を最優先する企業もあれば、お見舞いの言葉を述べつつもユーザーを元気づけようとしている企業もある。自社が損をせず、叩かれない程度のお金さえ出せば、他社や世間がどうでもいい会社もあれば、やれることはどんどんやっていこうとする企業もある。

特定の企業をどうこう言うつもりはありませんが、企業の憶病さや勇気を見る良い機会ではあるのでしょう。結局、他社が乗れる市場を築けるかどうかって、日常でも非常時でも、共通なんですよ。多少でも、いま市場を活気づけられない企業が、サードパーティが乗れる市場を作れるのかどうか。そんなの、わかりきってるよね。


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国内市場は6月から仕切り直しか? そしてマジックの種はとっくに尽きてたと思うよ。

震災の影響でソフトの発売延期、そして消費者マインドのさらなる冷え込み。
どのプラットフォームにも影響が出ていますが、4月に入り、徐々に落ち着いていくにしたがって、ゲームファンを中心に少しずつ回復していくのではないかと思いますが・・・・。

新作ソフトが揃ってくる6月あたりから立て直しという事になりそうですね。一番痛いのはローンチしたばかりの3DSと、ただでさえソフトの少ないWii。Wiiはもはや流通からも年末以外は動かない商材として見切られつつあり、あれほど普及したにもかかわらず、ゲームキューブに戻ってしまったような印象です。あ、ありえね~・・・・。

3DSについては、ゲームファンの評価どおり、3Dの驚き感がクチコミに乗ることもなく、「すれちがい通信」も既存の遊びの域を出られず、すれちがい通信をいかした大本命『nintendogs+cats』も期待ほどではない売上。ローンチソフトも数だけは揃ったという評価で、PSPとほとんど変わらないという冷静な評価で落ち着きそうです。

ローンチタイトルや本体内蔵ソフトは明らかな力不足で、ローンチ時点でブームを起こすのは完全に失敗しました。とどめとばかりに震災の影響もあり、カジュアルユーザーの頭から3DSという存在はすっ飛んでしまいました。

忍之閻魔帳:停滞ムード漂うゲーム市場と、予想以上に大きい3DSへの打撃
震災の影響を最も受けているのが任天堂だろう。
DS以降の任天堂大躍進の起爆剤になったのが、いわゆるライトユーザー。
(略)
+αの楽しみをDSやWiiで得てきたライト層は、
今はゲームより仕事への影響や安全な食料の確保に興味が移っているはずで
1台25000円の3DSに手を出すほど、気持ちに余裕がないのだろう。

世間が「どれ、ゲームでもやるか」となるまでには、きっとまだまだ時間がかかる。
新ハード投入直後にCM中止やタイトルの延期を余儀なくされ、
今後の展開にも苦心されていることと思うが、今は待つしかない。
業界人の間にも、3DSがコケたとは言わないが、ちょっと滑ったな、という評価が固まりつつあり、アクセルを踏みにくい空気感が漂い始めています。

今後のタイトルにしても、『スチールダイバー』や『パイロットウイングス』では弱く、『時のオカリナ』『スターフォックス』『パルテナ』といった任天堂ファン系ゲーマーを狙ったタイトルは一定数が見込めますが、いずれもブームを巻き起こすタイプのソフトではありません。タッチジェネレーションのような「任天堂マジック」が起こせるかどうか・・・・。


でもね、実は任天堂マジックって、かなり以前に尽きてるんですよ。DSの大成功、そしてWiiの序盤までは確かに新機軸のソフトを良いタイミングで出し続けられました。2007年の年末商戦までは。でもその後は特に無いでしょう? あえて言えば『Newスーパーマリオ Wii』と『トモダチコレクション』の2本を挙げられます。しかしこの2タイトルも、プラットフォームの勢いを持続的に支えるには足りませんでした。

実際は3年前に「種」が尽きて終わりが見えつつあったわけで、Wii、DS、3DSの現状は当然の結果です。しかしそんな事はわかってたはずで、その分を埋めるためにサードパーティのラインナップを拡充していかなければならなかった。それが今はこの有り様。これは単に経営の失敗ですよ。


非常に厳しい事をいえば、3DSの市場は「DSの後継市場」は夢また夢、「GBA+α」の規模に落ち込む可能性さえ、その最悪の可能性さえ覚悟しなければならない。ゲーム業界で普通の感覚でビジネスをしていれば、そういう不安を抱くのが自然です。

去年、3DSが発表され、徐々に情報が増えていく中、「3DSでゲームの映像が変わる」とか「(携帯の3Gネットワークとは違う)すれちがい通信の真のソーシャルネットワークの可能性」とか、提灯気味なコメントをしていた業界人もいらっしゃいましたが、そんなの、誰も本気で信じてなかったでしょ? テレビ業界が売る物が他に無いから、不景気の中で売る物を見つけたくて、「3D!3D!」と念仏を唱えていたのと同じだったでしょ?

戯れ言だったわけで、いま真顔でそんな事を言う人はいないと思います。
もしいるとしたら、単に彼らが3DS向けのソフトを相当数仕込んでいるとか、DSの頃の提灯モードを継続しているライターだとか、そんなオチでしょう。

実現しないであろう可能性を語ってユーザーを動かせる「戯れ言」の時代は終わって、厳しい中で少しずつ積み直していく「再建」の時代に入ります。「マジック」も「ドリーム」も無いですよ、そんなもん。


この2つのハードはね、大勝利絶対運命確定神ハードなんだよ、知ってた?

ゲーム屋さん『Wii』の近況 【新作コーナーが寂しすぎる】【自社タイトル毎月出して!】
しかし、ここ最近のWiiの新作はひどい状態です
Wiiの新作コーナーが寂しすぎます
発売予定表を見ても、タイトルがないです
5月以降でファミ通に発売日が確定で載ってるタイトル0です!!
せめて任天堂は自社タイトルだけでも毎月出して欲しいものです
3DSに注力してるのはわかるんですがWiiほったらかし過ぎですw
これで3DSもWiiも共倒れになってしまったらヤバイです
やー、
信じられますか?
2年ちょっと前には、サードパーティ不要論なんてものを真顔で主張する熱狂的な人達がネットを徘徊しておりましたね。今となってはジョーク過ぎますが。

まあゲームファンと、ゲームファン向けにソフトを供給しているソフトメーカー各社にとっては、もはや天空のお城なんてどうでもいいわけで、誰もいなくなった荒野の上空を勝手にぷかぷか浮いていればいいんですよ。手を打つ機会はいくらでもあったのに、傲慢な気持ちを抱いて、適切なタイミングでアクションを起こせなかったのです。自業自得という他ありません。

しかしWiiといえば、圧倒的普及台数のトッププラットフォームであり、3DSといえばウルトラ大本命ハードだったはずでしょう。なぜ「3DSもWiiも共倒れになってしまったら」なんて書かれちゃうんでしょうかね?

率直にいって3DSへの不安感は高まってますよね。
じんわり、と。

3DSの微妙感、ローンチソフトの不足感、そして震災の影響によるラインナップの希薄化。

そりゃポケモン等があるから、最低限GBA程度のマーケットは保証されてますが、それでどれほどのサードパーティが潤うのか? 現在の国内PSP市場とこれからのNGP市場に期待する意見が高まっているのも、自然な流れです。ま、ぶっちゃけ、3DSのちょっと滑った感の反動、とも言えるんですが・・・・。

実ダメージが小さい今のうちに効果的な施策を打てるかどうかが重要。
イメージ先行で業界の流れが変わってくると、どうなるか。Wii→PSPの事例をよく思い出した方がよいでしょうね。

京都の人達が「3DSは絶対無敵の鉄板合金ハァァァァード! 参入しない連中、ソフトを出さない連中は勝手に損しろ、ハハハハハ!」などという気持ちでいるなら、末路は知れたものです。ここで緊張感をもった判断とアクションが起こせるかどうか。さて。


広がるチャリティと人々の絆の輪。そこに無関心な企業もあるさ。

東北地方太平洋沖地震 災害に対する支援のご案内
日本国内のPS Storeでも、チャリティーアイテムの販売が公式に始まったようです。
ゲーム機のネットワークサービスの中では、最もチャリティー活動が熱心に行われているプラットフォームであり、社会に貢献しようという意欲を強く感じますね。

こういった非常時になると、さまざまな企業の本性が明らかになります。
いつも人々を笑顔にとか言ってる企業がより充実した貢献をおこなっているか、それともお金だけ出して口先っぷりを露呈しているか、そういう事も極めてよく見えてきます。

課金系サービスではポイントが余っている人もいらっしゃるわけで、例えばそうですね、あくまで一例として、任天堂プラットフォームを例に挙げるなら、既存のニンテンドーポイントプリペイドカードが3DSでは使えない、と発表されており、ユーザーの手元で余っているポイントも結構あるのではないでしょうか。

そういうポイントを寄付に回す自由度ぐらい、プラットフォームホルダーとして提供しても良いと思いますし、さほど手間がかかるわけではありません。問題はやる気ですよね。

そうそう、サードパーティ各社のチャリティー販売が色々と発表されていますが、その大半がiPhone、ソーシャルゲーム、PSPまたはPS3です。その現状が何かをあらわしているような気がしますが、たぶん気のせいでしょうね。

人々の役に立ち、絆の輪を広げ、人々を笑顔にする企業がどこか、サービスがどこか。現実が雄弁に語ってくれています。

現実は雄弁。

失速感が濃厚すぎて、あまりにあっけなく第1ラウンド終了か。

うーん。
失速感が加速しているとでも言うんでしょうか?
3DSの4週目の売上は6万1000台、Wiiは2週連続4ケタ突入、箱○はPS2以下

震災の影響だけとはさすがに言えないでしょうね。

ゲームファンなら、誰もがローンチのラインナップの貧弱さは感じていた事で、予想どおりの展開すぎると言えます。すれちがい通信も、任天堂の開発陣がインタビューで口にしていたほど、期待ほどには新しい楽しさを提供しているとは言えません。つか、DSで体験してた事ですからね、あくまで。

『nintendogs+cats』の起爆力が意外と低かったなという印象。日本よりも海外のカジュアルユーザーにヒットしたタイトルなので、海外市場ではもっと堅調に立ち上がるとは思いますが・・・・。

3DSはゲームファンにとって重要なハードではなくなってしまったのが痛いですね。もしかすると、夏の商戦でも巻き返せないかもしれません。『時オカ』が出れば、多少は上向くでしょうが、日本でキラータイトルかというと・・・・。『パルテナ』もそこまで牽引力があるのかどうか。

さて、どうなることか。



そういえば、コーエーテクモがPS Homeなどでの配信アイテムの売上を義援金として寄付すると発表しましたね。
コーエーテクモゲームスが対象となるダウンロードコンテンツの売り上げを全額義援金とすることを発表

『魔界戦記ディスガイア4』に続き、コンシューマーゲームでもDLC配信の売上をチャリティーアイテム化する事例となりました。結果論ではあれ、PSプラットフォームでこうした動きが活性化しているのは好ましいですね。ポイントは活用せずに余っているケースもあるでしょうから、何らかの形で寄付できるようになるのが望ましいと思います。マイクロソフト、任天堂のようなプラットフォームホルダーには、積極的な対応をお願いしたいものですね。そういった意識があるかどうかが問われます。

たまには明るい話も。

世間を明るくする話題のひとつも書きたいところですが、目の前に「悪しき構造」が見えると、ついついそちらに目がいってしまいますね・・・・。
プラットフォームホルダーごとの対応は大きく3つ。

1.公式の募金をおこない、サードパーティーのチャリティー活動も支援(ロイヤリティー無料化)
mixi、モバゲー、グリー等のソーシャルゲームプラットフォーム

2.公式の募金をおこなっている
PlayStation Network
iTunes Store

3.公式の募金もしないし、サードパーティのチャリティー活動を支援しない(利益を普通にむさぼる)
WiiWare、DSiWare等の任天堂プラットフォーム
Xbox LIVE Arcade

いずれもすでにオンラインの決済手段や配信手段を持っており、その気になればロイヤリティーや手数料を無料化できるにもかかわらず、対応が異なっています。平たく言えば、企業姿勢の違いであり、自社のプラットフォームが社会にとってインフラに近いものか、ただの娯楽サービスか、という意識の違いですね。


みらいマニアックス !:3DSが更に失速。見えてきたPS3の新たな方向性
さて、震災の影響もあり、3DSは失速中。
しかしPS3はtorne同梱版(値下げ版)の投入もあって、販売が上向いています。
むろん震災が無ければ、もっと売れていたのでしょうが、最近では唯一明るい話題かもしれませんね。

torneはソーシャル性もうまく取り入れており、テレビゲーム機を使った新しい提案になっています。失敗例しか記憶に残ってないWiiチャンネルとはセンスの違いを感じます。(振り返ってみると、ネットサービスを作るセンスは任天堂自身には無いよね・・・・うごメモもはてなが開発したし)


非常事態が起こると、各社の意識の違いが鮮明になるね。

早速、ゲーム機メーカーの姿勢の差が鮮明になりつつあります。
PS Storeで義援金アイテムとして、テーマの販売が開始されました。
【PS3】北米および欧州ストアにて日本への募金を行えるテーマを販売開始

DLCは少額でも手軽に寄付ができ、ゲーム業界が社会貢献できる良い手段です。

スマートフォンやソーシャルゲームでは積極的にチャリティーアイテムの販売が行われており、既存のゲーム機メーカーの対応の遅さが悪目立ちしていましたが、さすがSCEは動きが早いですね。本社が東京にあり、最も被害の大きい企業でもあるため、危機意識がグループ各社に適切に伝わったという事かもしれません。

マイクロソフトと任天堂はいまだこのような動きを見せていません。意識の低い2社はまず、自社のダウンロードマーケットでチャリティーアイテムの販売を開始してほしいものです。特に任天堂は日本企業なのだから、意識の低さが際だちますよ。


また今後はサードパーティ各社のチャリティーアイテム販売を支援していただきたいもの。前回の記事で書いたとおり、mixiを始めとするソーシャルメディアでは、サードパーティが販売している義援金アイテムについては、ロイヤリティーを取らない方針が当たり前です。

チャリティーコンテンツにも通常のコンテンツと同じルールを適用するのは、常識で考えれば、あり得ません。人々の善意に基づいて売上が上昇し、そのあがった売上から利益をむさぼる。そういう義援金商法はゲーム業界の恥でしょう。ソフトメーカーが血と汗を流して貢献しているのに、ゲーム機メーカーがあぐらをかいて、チャリティーアイテムから利益をむさぼっている光景は悲しい。

無料ゲームは質が低いと断じるのはかまいませんが、その低品質なコンテンツばかりのプラットフォームに対して、社会貢献で大きく負けているのは恥ずかしくないんでしょうかね? チャリティーへの協力もできないダウンロードマーケットの、課金プラットフォームの、何たる、本当に何たる、無様なことか。

課金機能をもったサービスは、例えばpixivのようなゲーム機メーカーよりはるかに小さなベンチャー企業でさえ、寄付機能は提供しています。

プラットフォームとして当たり前の事ができない、やる気も無い。存在意義という点で、まったくもって恥ずかしいですね。そんな企業が常日頃、デジタルディバイド(笑)の解消とか、人々の役に立つとか、幸せにするとか、笑顔にするとか、いけしゃあしゃあと言ってるわけで、タチの悪いジョークにすぎません。

ゲーム機メーカーがロイヤリティーを徴収するのが当たり前で、そこにはいかなる例外も存在しない、なんてのは、ゲーム機業界の狭い常識にすぎません。新興企業のmixiあたりでさえ、社会常識はわきまえています。くだらない過去の慣習にとらわれず、チャリティー目的のコンテンツはロイヤリティーを徴収しないという新しいスタンダードに従い、社会的な王道を歩んでいただきたいものです。
参考:【追記】義援金アイテム販売のルール(mixi)


震災に対してゲーム業界が成し得たこと。そしてSNS屋とゲーム機屋の意識の違いに愕然としたね。

ゲームソフトの発売延期が続いています。
自粛ムード、工場や物流の混乱、テレビCMが打てないなど、さまざまな理由がありますが、年度末商戦は雲散霧消してしまいました。

日本経済の後退は避けられず、無料ゲームの比重は増していきます。今回の震災によって、多くの人がソーシャルメディアとスマートフォンの価値を実感しました。直近は消費が冷え込むものの、中長期的に見れば、スマートフォンへの移行は弾みがついた、といえます。生活必需品の強みが明確に発揮されていきます。

ソーシャルゲームを含めたゲーム業界全体では、次々と災害の被災地への支援策が発表されています。

各メーカーの被災地救援策をざっと眺めると、義援金とチャリティーアイテム販売が目立ちます。チャリティーアイテムはiPhoneでのゲームソフト販売や、オンラインゲームやソーシャルゲームでの販売が中心です。

しかしアルテピアッツァがDSiWareの3ヶ月間の売上を寄付すると発表したほか、イメージエポックが『最後の約束の物語』のダウンロード版を急遽発売決定し、1本あたり500円を寄付すると発表しました。また日本一ソフトウェアは『ディスガイア4』の追加DLC「アサギ」の収益全額を寄付するそうです。

ゲーム業界の社会への貢献という意味で、チャリティーアイテムの販売を行う会社が拡大していくのは好ましい。こうした動きを加速するためにも、任天堂やSCE、マイクロソフトのようなプラットフォームホルダーはチャリティーアイテムに関して、ロイヤリティーの徴収をやめてもいいのではないでしょうか。


というより、それが当たり前なんですよ。
今の日本の状況では、チャリティーアイテムは通常よりも多くの販売が予想されます。ユーザーの善意で多く売れた分から利益を得るのは、義援金商法、便乗商法と変わりありません。

仮にロイヤリティーを3割と仮定しましょう。
ユーザーが100円のDLCを1万個購入したとして、その100万円のうち30万円がプラットフォームホルダーの利益になり、残り70万円がソフトメーカーの収益になります。

でもちょっとおかしいでしょう? これだと、寄付するつもりで買ったお金がすべて届かない事になります。では30万円をソフトメーカーが負担すべきでしょうか。それもおかしな話です。だってそんな30万円があるなら、直接寄付したらいいじゃないですか。この場合はプラットフォームホルダーが30万円取るのをやめるべきなんです。

実際にソーシャルゲームの例を見てみましょう。
【追記】義援金アイテム販売のルール
mixiの例では、サードパーティが販売した義援金アイテムの売上金額を、mixiが日本赤十字社へ寄付します。通常、ロイヤリティーを差し引いた金額をソフトメーカーに支払うのですが、その流れだと本当にソフトメーカーが寄付したかどうかをmixi側で調べられないため、このような形になっているのですね。

ゲーム機メーカーはどこもSNS運営企業より大きく、体力もあるんだから、見習ってほしいものです。こういう事を当然のようにおこなうSNS企業とゲーム機メーカーの差は歴然です。

要するに、これは自信の差なんです。SNS屋さんはソーシャルメディアという物が人々の生活にとって無くてはならないものになったという絶対の自信を持っている。一方、ゲーム機屋さんは、生活に溶け込むとか何とか、小偉そうな事を言っていても、本気でそんな自信は持ってない。口先なんですよ。だからいざという時に柔軟な対応ができないでいる。

そんな分際で、GDCにおいて「無料ゲームは品質が低い」と断じてのけた社長もいらっしゃいます。なるほど、なるほど、確かにゲームの品質ではあそこの方が上かもしれない。けれども社会貢献という点では、あの会社のプラットフォームがどれほどこの危機に貢献したんでしょうか。

いや、結果論を言いたいんじゃない。貢献する気があるかどうか、その意識が問われてるんですよ。義援金だけ出せば、それで終わり、じゃないでしょうよ、プラットフォームって。


3DSの「真のローンチ」は夏商戦か?

やー、ローンチは失速感が濃厚なので、早くも「第2のローンチ」に期待するほか無さそうですね。

超寂しい発売日になりました
PS3の龍が如くOF THE ENDも痛いんですが、3DSのスティールダイバーが痛いです。
龍が如くより売れるのか??

違います。

3DS本体が売れないのです。

よしぷぅさんも書いてましたが新作ソフトのラインナップを増やして行って貰わないと、やるゲームが無いってことで売るお客様も増えると思ってます。
でたらまた本体買ったらいいやって感じで。

ただでさえ貧弱だったラインナップに追い打ちをかけるような発売延期・・・・。4月末までは計画停電が続き、緊迫した空気が抜けきらないでしょう。

盛り上げる前に失速してしまった以上、夏商戦で『時のオカリナ』『パルテナ』のどちらかは欲しいところ。どちらも国内ミリオン狙えるかというと、なかなか厳しい気もします。『マリオカート』はどうせ年末近辺でしょうし。

『どうぶつの森』は年末には欲しいでしょうが、Wii版の結果をみるに、きちんと時間をかけて作り込まないと、DS版がピークだったねという事になりかねません。

DS版が大ヒットした頃とは状況が大きく違います。フォロワータイトルが増えてきてますし、ネットでも仮想空間やアバター物が増えているため、遊びとしての珍しさは減っています。変わらない良さと従来と違う新鮮さの両方を実現するには、相応の開発期間が必要でしょう。

そういう意味ではサードパーティからかなり気合いの入ったタイトルが出てくるか、任天堂自身の「未発表のキラータイトル」が必要でしょうね。

NGPはコアゲーマー層を取り込めれば、サードパーティの市場が築ける事がPSPで実証できているから、気が楽ですよね。カジュアルユーザー層が購入した200万、300万台程度の台数差なんて、さほどの意味はありません。1000万台ぐらい差が開くと、また意味合いが変わってきますが、3DSの今の普及ペースなら、そこまで差が開く可能性は思ったよりもかなり低そうです。


3DS、早くも失速・・・・と言われるような状況でもなく、ひっそりと停滞していく。

3DSに関して多くの良心的なゲームファンが危惧したとおりの推移です。
3DSの3週目の売り上げは9万6000台、『無双6』は初週25万3000本、Wii本体はついに4ケタへ

予想通りといえば予想通りですが、「失速、失速。スマフォとの競争で苦戦して失速♪」と失速ダンスを踊るつもりだったアナリスト達も、今はそれどころではありません。失速感が世間に広く知らしめられる恐れはありません。一方で、3DS向けの『スチールダイバー』を始め、ゲームソフトが次々と発売延期しており、ソフトラインナップは大きく穴を空ける形に。

3DSが早くも失速という事実に注目は集まらず、状況を巻き返すような施策もすぐには打てず、ひっそりと停滞してしまうのでしょう。次の注目は夏商戦でしょうか。そこが第2のローンチにして、真のローンチになるのか? 夏までの間に、PSPに週販で抜かれるなんて事が無いように願いたいものですが・・・・。

そういえば、Wiiが4桁に落ちてますが、むしろあのラインナップと将来性の無さでは大健闘といえるでしょう。すごい、超すごい、めっちゃすごい。パチパチパチ。


まあ5年もつハードには見えないという事なんだろうね。

こういう時に空気読まない記事が掲載される後藤氏が凄すぎる・・・・。
後藤弘茂のWeekly海外ニュース:鮮明になった3DS対スマートフォンの構図

という冗談はさておき、うちのブログも少しずつ通常運転も交えていきましょう。

GDCでの岩田社長の講演が海外で不評だったようですね。
岩田氏は、2005年にもGDCでスピーチを行なっている。しかし、今回のGDCでの観客の反応は、2005年の時の大喝采とは違っていた。ゲーム会社のキーノートスピーチは、観客が熱狂する場面が多いが、今回は、冷めた雰囲気が漂っていた。

 ある米国の開発者は「任天堂のメッセージは、ちょっとズレているように思った」と語った。実際に、GDCキーノートスピーチを伝える海外の記事やブログでは、批判的なコメントやコメントの引用がかなりの比率で見える。現場にいると、明確に拍手の量でこうした雰囲気を感じ取ることができた。日本以外では、メッセージがうまく受け容れられなかった可能性が高い。

 任天堂のプレゼンテーションが悪かったわけではない。メッセージ自体は、任天堂の主張としては、それなりに納得できるものだった。問題は任天堂自体ではなく、任天堂を取り巻く状況にある。回りの状況が厳しくなっているため、任天堂に対する目も厳しくなっている。任天堂の現状認識とソリューションへの批判も鋭くなる。そして、それは発売したばかりのニンテンドー3DS(米国では出す直前)に対する不安でもある。
(強調は筆者)

任天堂社長の講演が象徴するゲーム業界の力関係
 一方で、急成長するスマートフォン向けゲームやソーシャルゲームに対しては、「高い価値を維持する動機がありません」「量こそ利益の手段であり、価値は大した意味を持たない」と言い切った。そうしたゲームが増えることにより、「業界がゲーム開発を生活の糧としている我々全員の継続的雇用を脅かす方向に分かれつつある」との懸念も示した。

 名指しこそしなかったものの、これはスマートフォン向けゲームの量を競う米アップルやグーグル、交流サイト上でゲームを展開する米フェイスブックといったプラットフォーム運営企業に対する痛烈な批判である。あえて雇用問題にまで踏み込んだのもゲーム業界の将来にそれだけ強い危機感を持っている表れだろう。

 しかし、この講演に対する北米ゲームメディアの記者などの評価は、お世辞にもいいとはいえなかった。ある記者は「任天堂は間違ったメッセージを発信した」と述べた。「新しいプラットフォームでリリースされるゲームは質が低いと本当に言えるのだろうか。岩田社長はきっと、アングリーバード(Angry Birds)を遊んでいないに違いない」と語る関係者もいた。
(強調は筆者)

岩田社長の講演は大きく3点で失敗しました。

1つはスマートフォンやソーシャルメディアとの敵対的関係を印象づけてしまったこと。2つめは新しいプラットフォームでチャンスを掴んで成長してきた草の根ディベロッパーを間接的に侮辱してしまったこと(『Angry Birds』の開発会社のCEOが反発しているようです)。3つめは任天堂プラットフォームの未来をきちんと提示できなかったこと(従来の価値観をいっしょに守ろうという以上の提案がなかった)。

ゲーム大手各社はゲーム専用機の未来に不安を感じており、スマートフォンやソーシャルゲームとの連携を進めていく必要性を感じ始めています。ソニーのNGPは海外市場を本当に築けるかどうかが不明確なものの、その点では「スマートフォンと携帯ゲーム機が連携する」未来を提示しました。

従来、任天堂は重厚長大なゲーム開発から距離を置き、アイデア重視開発を謳ってきました。しかしいざ、任天堂プラットフォームよりも開発費が安く、アイデア次第でさまざまなアプリが作り出せる相対的に自由なプラットフォームが成長してくると、それらを十把一絡げに質が低いと断じてしまいました。『Angry Birds』を素直に賞賛したうえで、3DSにも参加してほしいとアピールすべきだったのに、彼らが離れていくような発言・・・・。

しかし一番大きな問題は、そうした新しい潮流を否定した事ではなく、任天堂側の答えがきちんと提示できなかった事です。Wiiでサードパーティが離れてしまった事もあり、任天堂はゲーム開発者やパブリッシャー各社に対して、任天堂路線の未来を提示する必要に迫られています。


ゲーム大手はスマートフォンで成功しているとは言い難く、それが彼らにとっての最大のブレーキになっていますが、逆にいえば一度成功例が出てくれば、雪崩を打って開発ラインをそちらに割き始めるでしょう。実際ソーシャルゲームはそうなりました。

コナミの『ドラゴンコレクション』が大成功を収めてから、コーエーの『100万人の信長の野望』『100万人の三国志』がヒットしてから、国内大手は急激に開発ラインをそちらに割き始めています。大きくシフトしていない企業は、単にソーシャルゲームで成功例が出せていない”負け組”だからにすぎません。

国内でPSPが盛り返した最大の要因は『モンハン』にありますが、それだけではなく、Wiiの市場を見限った各社が開発ラインをPSPに振り分けたのも大きい。岩田社長がいう、品質の高いゲームをコンスタントに作れる会社は有限で、その開発リソースも有限です。

プラットフォーム間の競争は、開発リソースの奪い合いという側面をはらんでいます。あえて嫌な考え方をすれば、仮にある開発会社が任天堂ハードでソフトを作り、ヒットが出なかったとしても、その開発会社がソニーやアップルでヒットを出す可能性を潰せるわけです。

そしてコンテンツ一般に言えることですが、ヒットはなかなかコンスタントに出ないものであり、たまたま任天堂ハードでうまくいかなかった開発チームが他ハードでヒットを出すことはあるし、実際それが起きています。

ゆえにプラットフォームホルダーの戦略としては、自陣営からより多くのヒットが出るように促していくのが適切なのですが、なかなかその基本的なことをやろうとしない。企業の組織体質なので仕方ないんでしょうけど。

スマートフォンやソーシャルメディア上でチャンスを掴もうとする、無数のチャレンジャー達と敵対するようなポジションにはまってしまった任天堂。これからの施策に注目です。まずはE3ですかね。唯我独尊、孤軍奮闘なイノベーティブなアイデアの提示に期待しましょう。


義援金サイトまとめへのリンク

情報の拡散という意味で、義援金の募金サイトをまとめているページへのリンクを掲載します。



うちの読者層を考えると、ニコニコのプレミアム会員の方は無料配布ポイントが数百円分たまっている人も結構おられるのではないでしょうか。約3億円分あるとの事。

http://twitter.com/#!/kawango38/status/46762436677742592
あと、ニコニコ募金で集まったポイントはどうせ無料配布のものばっかりじゃないかといわれてるかたもいますが、今朝の集計では募金額の半分は購入されたポイントでした。ニコ厨なめんな。

http://twitter.com/#!/kawango38/status/46763077126987776
これまでプレミアム会員へ無料配布されて使用されていないニコニコポイントはまだ3億円近く残っています。この際、全部、つかいきちゃってください。

これに限らず、使ってなくて寝かせているだけのポイントを使う良い機会かもしれません。
広く、薄く、ささやかでも、小さくても、できる事をまずしていけば、大きな助けになります。

リーダーが歴史家や批評家になってはいけないという良い実例ですね。

3DS発売直後のGDCという事もあり、何らかの新発表が期待されましたが、マリオ最新作の発表以外には特に無く、E3に持ち越しという感じですね。

GDC講演内容

岩田社長の講演については、桜井氏のtwitterの方が話題になっていた印象も受けますが、実際には内容もなかなか興味深く、「ソーシャル」についてここまで強く言及したのは初めてでしょう。

前半ではゲームの歴史を「ソーシャル」という観点から描き直し、後半では現在のゲーム産業の危機として、無料ゲームの拡大を挙げています。もう1つ、ゲームソフトの開発費高騰も懸念点としてあげていますが、どちらに言えるのも、具体的な解決策を任天堂は提示してないし、提示できていないし、もしかしたら提示する気もないという事です。

今回の講演でははっきりと、無料ゲーム勢を敵として位置づけ、無料ゲームはすべて質が低いと断じ、ゲーム開発者の過去の時代への郷愁を刺激しました。
しかし、ビデオゲームのビジネスを全く異なった方法で見る第2の方法も存在します。スマートフォンやソーシャルネットワークのプラットフォームの目的は、そのプラットフォームがつくられた目的もそうですが、私たちとは異なっています。

これらのプラットフォームには、ビデオゲームソフトの高い価値を維持する動機がありません。彼らにとっては、コンテンツは誰か他の人が作るものであり、彼らのプラットフォームにより多くのソフトを集めることが目標となります。より多くの量を集められればお金が流れるのです。量こそ利益の手段であり、価値は大した意味を持たないのです。

つまり、ビデオゲームビジネスに対する二つの全く異なるアプローチを我々は今見ているわけです。一つの方向性は往々にしてあまりにも巨大な投資が必要になるものであり、そしてもう一つは高い価値を保たないゲームを供給するものです。

しかし事実は、我々が生み出すものには価値があり、我々はその価値を守るべきなのです。

日本では元来、ここまでの発言はありませんでした。どちらかというと”無料ゲーム? そんなもの相手にしない”という姿勢です。日本以上に欧米のほうが「無料ゲーム」の浸透が激しい、という見方をしているのかもしれません。

確かにZyngaの時価総額がついにEAを抜き、海外の大手パブリッシャーもソーシャルゲームを含むFree to Play分野に進出しています。会社にもよりますが、携帯ゲーム機やWiiでの売上を抜くのはすぐでしょう。

もはやゲームは無料で遊んで、それからお金を払うものになりつつあり、任天堂がゲーム機人口拡大を推進してきたカジュアルユーザーほど「無料化」をすり込まれているのです。

コアゲーマー層はWiiを見捨てていき、カジュアルユーザー層は無料ゲームに流れていく。現在の任天堂のパワーとシェアは強大ですが、ポジショニングとしてこのままでは両端から食われていくばかりです。しかもゲーム産業全体がその両端に分化しつつある。牽制の1つもしたくなるでしょう。


とはいえ、本当の問題はそれではありません。

じつはこの講演、いま起きている変化に対して、感情論的、情緒的に「昔からの伝統を守ろう」「昔からの価値を守ろう」と訴えているだけなんですね。それはとてもとてもとても美しく感傷的で、ゲームを愛するすべてのゲーム開発者が共感する物語でありましょう。

ただね、にもかかわらず、現在どうしてゲーム産業は「高開発費・高品質」と「無料化」の両極に分かれていってるのでしょうか? 全世界において、従来のゲーム会社からソーシャルゲームへの転身が進んでいるのは何故でしょうか? 彼らに「SNS屋の連中はゲームの量にしか注目しないっ! ゲームへの愛なんて無いんだ! 美しいゲームの価値を守るためにがんばろう」と言うのは自由です。

では美しき、伝統あるゲームの価値がゲーム会社を破綻から救い、ゲーム大手のリストラを防ぎ、ゲーム開発者の雇用を維持するのでしょうか?

このままでは食えないと言っている人達を前にして、満ち足りた王様が現れて「俺はまだ食える。お前らも可能性を信じれば食えるよ。不可能を可能にしてきたお前らだもの。パンが無ければケーキ食え、ケーキ」と言ってるようなシュールな光景に思えますね。


そうじゃないから、こういう流れになってるわけです。

岩田社長の講演はものすごく正しい。だけど、そこには「変化のただ中にある当事者」としての意識が決定的に欠けているんですよ。だからいま起きている変化に対する感傷以上の意味が無い。いまやあらゆるゲーム大手が無料オンラインゲーム、ソーシャルゲーム、Free to playのいずれかに手を出しており、今後の重点分野とみなしています。

おそらく任天堂は最後までパッケージビジネスを維持するでしょうし、実際できるでしょう。それは誰の目にも明らかです。そう、任天堂がこういう「有料パッケージ万歳」な姿勢を取るのは誰だって予想できるし、この講演はその予想の範囲内なのです。あえて予想外といえば、そうですね、危機感を表明するのが早かったという事です。

そして、だからこそ説得力が無い。いま無料化の波に適応しなければ生き残れない人達にとって、5年後、いや10年後に適応しても間に合うような会社の社長の言葉は、あまりにも虚しく響きます。天空に浮かぶお城の上から、混沌とする地上を睥睨し、「地上は文化価値を守れないねえ」と呟いているようなものです。それはリーダーの言葉ではなく、古い既得権益にしがみつく老人や、歴史家や批評家の言葉です。Wiiの反省がまったくいかされていません。


しかしそれも予想された反応であり、守旧派としての任天堂のポジションを確固たるものにしたにすぎません。今後3~5年以内には、ゲーム機の世界でも「Free to Play」のゲームが一定のシェアを取るようになります。任天堂プラットフォームより先に、他社のプラットフォームでこの変化は起こる。そして任天堂はまたまた1世代遅れるんでしょう。それぐらいの将来、誰だって見えてますよ。

もし本当に説得したいんだったら、感傷的な演説を頑張るよりも、「将来はそうじゃない。何故なら任天堂が皆さんにこういう提案をするからだ」と語るべきです。任天堂はリーダーシップを期待されている立場の企業で、美しき過去の伝統を礼賛する批評家ではないんですから。

ま、無理なのはみんなわかってるんだけど(苦笑 「任天堂さんはSD機で商売になるかもしれないけど、うちらは違うんだよ」でサードパーティ各社はHD機に移行しました。将来「任天堂さんは有料パッケージで商売に……」となるのは子供でもわかります。


「汚物は消毒だーーーーー!!」って事なんですか? まさかそんな事無いと信じたい。

ふーむ、
まさかここまで斜め上なことを行うとは、さすがと言わざるを得ません。

売上爆沈の『アイマス2』。
今頃になって動画を削除する理由がよくわかりません。
コミュニティに爆撃してどうするんでしょうか、それで売上が上がるんでしょうか。
よくわかりませんが、ただの不毛な行為に思えます。


某コンシューマゲーム開発者、根拠の無いネガキャンをされる
そういえば、自分の作ったゲームへの批判をネガキャンとみなす権限を自在にふるい、報復をおこなうというような考え方も、世の中には存在するようです。ユーザーと喧嘩してどうするんでしょうか。あ、そうか、都合悪いのはすべてユーザーではないと思えばいいんですね。お利口さんですね(笑

世知辛い世の中、批判はすべて罵詈雑言のネガキャンで、報復の対象だと信じ込めれば、それはとても楽しい生き方だと思います。現実は何も変わりませんけどね。売れないものは売れない。


しかしここまで壮絶な「自滅」例を見せてくれるとは・・・・。
想像を絶してますね。


追記
某ゲーム開発者がネガキャンにキレる 「法的措置も辞さない」
ふーむ。
この「某コンシューマゲーム開発者」氏のネガキャンされた被害タイトルは不明なんですが、このタイミングでこういう事を書けば、あるタイトルが浮かび上がるのは自然なことで、実際そういう想像をしたユーザーは多いみたいですね。

本当に関係者なら、タイミング最悪すぎ。関係者でないなら、無関係のタイトルと企業に対してマイナスの想像をかき立てた結果になりますが、これも一種のネガキャンなんでしょうかね?(苦笑 ネガキャン現象やまとめブログをよく読んでおられるようだし、まさかこうなる結果が想像できなかった、と言い訳しないよな~。


悪い細菌が繁殖するのもそれなりの土壌があってこそだよね。

ふーむ。
『アイドルマスター2』がやはり低調なセールスだったようです。初週3万4000本。

開発者の支払った代償はあまりに大きかったか・・・・。
さて昨日こんな事を書いたわけですが、
さてアイマス、ニコマス系のブログを見ても、誉めている感想があまり多くないというか、本当の事を書くとネガキャンしてるっぽいけど、正直に書かないと開発者がまたまた勘違いしちゃいそうだし、どう書こうかな・・・・という苦悩を感じ取れて、理性的なファンというポジションは大変だな・・・・と他人事ながら感心してしまいました。
ファンの中のファンは常に気遣いの心を忘れないようです。ポジティブな面をクローズアップした記事を翌日にアップされていました。
ここがよかった!アイマス2

また先日、『アイマス2』のネガキャンに憤慨していたブロガーの方も、ネガキャンをネガキャンする不毛さを感じたのか、『アイマス2』の良い点をまとめた感想記事を掲載しておられます。
アイドルマスター2をプレイした感想

以前も書きましたが、ネガキャンなんてね、無意味なんです。
「誉める記事」「良いと言ってる記事」が多ければ、そんなもの自然と消えていきます。問題は、ネガキャンが発生する時は大抵、ボロカスに言われるような状況か、ボロカスに言われるほどではないけど手放しで誉められない状況だって事なんです。

売上が「爆沈」と言ってよいほど低下してしまった『アイマス2』。
初週に購入してプレイした人達は忠誠度の高いファンでしょう。そうした人達でも「案外悪くないよ」「意外と良かったよ」という感想にとどまっています。これでクチコミが広がるかと言えば、かなり難しいですよ。

『アイマス2』を買わないと言ったかつての仲間達に、満面の笑顔で「おまえ、早まりすぎwwwwwアイマス2、最高!!!」と言えるかと言えば、ほとんどの人が言えないんじゃないでしょうか。でもね、『アイマス2』が発表された直後だったら、もっともっと高いテンションで、他人に薦められたはずです。


ネガキャンが拡大するのはそうした土壌です。
だからね、ネット上にタチの悪い連中がいて、そいつらが細菌をばらまいて、素晴らしく美しい何かが蝕まれてしまった・・・・みたいな事は【無い】んです。もしもそんなことを真顔で言う開発者がいたら、ただの怠慢な言い訳野郎か、自己愛に満ちた生き物にすぎません。

仮に、世の中に「悪い細菌」みたいな言説があるとして、細菌が繁殖するにはそれなりの土壌が必要なんです。そしてそれをはねのける力をコンテンツに宿すことができるのは、作り手だけだし、あえて加えれば、ファンだけでしょう。

作り手の過ち、作り手とユーザーのディスコミュニケーション、ファンコミュニティの機能不全といった要因を解決する方が「細菌撲滅」に夢中になるより、健全だし、現実的でしょう。まー、そもそも、冷静にそう判断できるようなら、作り手も誤ったりしないのかもしれません。

ファンに気遣われる開発者という構図なのかな?

ネットで盛り上がった成功例として語られた『アイマス』から一転、開発者自らの手でコミュニティに亀裂を入れた失敗例として認識された『アイマス2』。さっさと路線転換した方が良いんでしょうけど、開発者のプライドが邪魔をするのかもしれませんね・・・・。不幸だ・・・・。

さてアイマス、ニコマス系のブログを見ても、誉めている感想があまり多くないというか、本当の事を書くとネガキャンしてるっぽいけど、正直に書かないと開発者がまたまた勘違いしちゃいそうだし、どう書こうかな・・・・という苦悩を感じ取れて、理性的なファンというポジションは大変だな・・・・と他人事ながら感心してしまいました。

例えばこの記事。
はじめてのC お試し版 - アイマス2雑感

「案外面白い」「映像が綺麗」と賞賛しつつも、肝心のゲームについては無印版に比べて大きな不満点を挙げています(ストーリー展開の幅が狭められ、アイドルと触れ合うゲームというより、アイドルアカデミー大賞を獲るゲームになっている)。開発者の描きたいストーリーを強制されてしまい、以前の自由度や良さがスポイルされてしまうという、まー、続編ではありがちな失敗例のように見えます。

開発側とユーザー側がズレるなんて、珍しくもないのですが、アイマスのようなコンテンツでも起きてしまうあたり、不思議な気持ちがわいてきます。『アイマス2』を巡るファンの言説を読んでいると、望外の成功というプレゼントをもらった「子供」が「大人」に気遣われているようで、シュールすぎますね。


『アイマス2』が今更、成功例として認識されることは業界的には無いでしょうから、あまり語る意味もありませんが、心配なのは『ラブプラス』シリーズですかね。バージョンアップ版の『ラブプラス+』の売上が微妙だったり、コミケのグッズ売上が今ひとつという記事が出たりと、先行きが不安になる現象が目に付きます。

キャラを追加しないまま、あの3人だけで次回作をつくったら、まあ結果は見えてますよね・・・・『+』はスルーした人も少しは戻ってくるかもしれませんが、新しいお客さんが増えないまま、シリーズとしては縮退へと向かっていくでしょう。

こちらはユーザーと一緒に歩いていけるかどうか。見守っていきたいですね。

失敗ではないが、成功とも言い切れない、という予想通りの結果ですね。退屈なまでにゲームファンの予想が当たりますね。

うちの読者では、スルーした人も、スルーしてない人も結構いそうですが、3DSがついに発売されました。ローンチタイトルのラインナップを見る限り、急いで買う必要は無い感が漂ってますが、2月26日、27日の2日間での販売台数は約37万台。

DSの44万台を下回りこそしたものの、初回出荷の40万台は堅調に消化した感じですね。ネットオークションにかなりの在庫が余っている事や、当日でも購入できた店舗があった事を考えると、任天堂が意図的な出荷コントロールをしない限り、極度の品薄が長期に渡って続くとは思えず、まずまず堅調に推移するのではないでしょうか。

DSという大看板の後継機としては、ちょっと物足りない気もしますが、まずは数ヶ月間様子を見て、いつ頃失速するのか、失速せずに好調に推移し続けるのか、を見極める必要がありますね。ゲーム系ブログでは軒並み、ローンチタイトルが弱いという評価で落ち着いており、3DSならではのソフトを早期投入できるかどうかが問われています。

「3DS」発売の任天堂、主力大阪市場で下落率1位、期待外れ
すでに株式市場では、材料が出尽くしたという評価が下っており、株価が大きく下落しています。
少なくとも満面の笑顔で「大成功だね☆スタート」と言えるような状況ではないのは確かでしょう。失敗ではないが、成功と言い切れない、という結果は多くの人が予想したとおりでしょう。

ま、ゲームファンなら誰でも皮膚感覚で予感していた結果といえます。
しかしこれは危険な兆候ですね。DSやWii(の前半)はゲームファンの皮膚感覚を越えたところで、予想以上のヒットを遂げてきました。Wiiが駄目になったのは、サプライズ感が無くなって、ゲームファンの予想通りの推移、すなわち(サードパーティのゲーマー向けタイトルを中心に)期待できないラインナップが売れなくなってから。

ゲームファンの予想通りに推移するというのは、ゲームファン以外のカジュアルユーザー層をじゅうぶん取り込めていないという事。すれちがい通信のような、じわっと効いてくる機能もあるとはいえ、活かしたソフトが充分揃っているかというと、『nintendogs+cats』ぐらい。

真のキラータイトルの投入が待たれます。


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2011-03

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