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2011年末にWii次世代機は登場するのか?

サードパーティのソフトリリースが減り、ファーストパーティタイトルも本体を大きく牽引できるタイトルが見あたらなくなったWii。「現世代機」から「引退機」としての認知が着実に進んでいます。

ここまで落ち込んでしまうと、Wii発売から5年経過する来年末には新ハードを出したいところですが、ここにきて米国任天堂のトップから「Wii次世代機がすぐに登場しない」と解釈されるコメントが公式に出てきたようです。
Wiiのライフサイクルが終わりつつあるにも関わらず、どうして次のサイクルへ移行しないのでしょうか? 何故なら、Wii次世代機を来年末に投入する場合には、大きな問題が2つあります。


2011年末にWii次世代機を出す場合の2つの問題とは?

1つは任天堂にとってより重要な携帯ゲーム機において世代交代が起こる事です。DSとWiiの発売間隔は2年空いており、開発体制、広報体制にとってじゅうぶんなインターバルがありました。そのおかげでDSの初期~中期を支えたファーストパーティタイトルの次回作をWiiで発売することができました。

ファーストパーティでプラットフォームを引っ張る戦略を重視してきた任天堂にとって、新ハードの同時展開は好ましいものではありません。かつてGBAとゲームキューブは同年に発売されましたが、ゲームキューブでのタイトルの弱さは今更指摘する必要は無いでしょう。

広報展開や年末商戦でのファミリー層のお財布事情を考えても、3DSの初めての年末商戦とWii次世代機の初めての年末商戦を被らせるのは明らかな下策です。

2つめは、競合他社がそのタイミングで次世代機を出す可能性が極めて低く、下手すると2012年末にも出てこない可能性があることです。飽きっぽいカジュアルユーザーが多く、失速傾向が鮮明なWiiと違い、ソニー、マイクロソフトはハード市場とソフト市場の両面で堅調に推移しており、今世代での収穫期間をもっと伸ばしたいという事情もあります。

ソフトメーカー各社は開発費の高騰リスクを警戒しており、「もっと高性能でもっと高開発費!」という路線には強い抵抗を示すでしょう。設計に時間のかかるグラフィックプロセッサ回りはすでに概要を固めつつあるでしょうが、PS4やXbox次世代機の商品コンセプトは、MoveやKinnectの成否が出てから固めたいというのが2社の本音のはずです。

では、任天堂がSCEとマイクロソフトより1~2年早くWii次世代機を投入する意味はあるでしょうか?
メリットよりもリスクが高いでしょう。Wii次世代機はすでに全世界で数千万台普及しているPS3とXbox360と競合しなければなりません。Wiiのように小型の筐体でいくなら、消費電力と発熱の点でそこまで性能は上げられません。スペック的にWii次世代機は(ユーザー視点で)PS3とXbox360と大差ないでしょう。

仮に技術面で革新があり、PS3とXbox360をはるかに凌駕するスペックを実現できたとしても、上記のようにソフトメーカーは高性能競争を支持しないでしょう。Wiiの最大の問題点は、サードパーティ離脱にあるため、これでは意味がありません。


では2011年末での選択肢は?

すると2011年末での任天堂の選択肢は3つになります。

A.現行Wiiのソフトがそのまま動く「上位機種」を発売すること。
現行機と上位機種の両方に対応して上位機種ではより高精細なグラフィックが楽しめる「両対応ソフト」を増やしていく。上位機種が普及していけば、上位機種専用ソフトを増やす可能性も検討する。ゲームボーイカラーやDSiで取った戦略のアレンジといえます。

B.完全な意味での「次世代機」を発売すること。
しかしこれはすでに述べたように、他社に先駆けて発売することには大きなリスクを伴います。3DSとのバッティングという意味でも、この時期の発売は好ましくないでしょう。

C.非常に消極的だが、特に大きな手は打たない。
従来の任天堂であれば、この選択肢は考えにくかった。第2の選択肢は無いとしても、第1の選択肢はじゅうぶん可能性がありました。今でもこの選択肢が妥当ではないかと思えますが、問題は上位機種という手段では、現状のWiiの問題点を解決できるかどうか怪しいことです。


いずれにしてもWiiの課題を解決できるかどうかが重要

去年の段階、あるいは今年の1月なら、「解決できる」という自信はあったかもしれません。しかしその後、Wiiでのサードパーティの離脱はますます加速していき、カジュアルユーザーの離脱が進んでしまい、ゲーマーに戻ってきてもらうためのいくつかのソフトはすべて失敗しました。内容の品質は良かったという意見もありますし、その通りかもしれませんが、売上という結果がついてきません。

うちのブログでは常々、任天堂の広報における「アンチゲーマー」姿勢はまずい結果になる、と書いてきました。もしかすると自覚が無いのかなと思うほど、今なお任天堂のアンチゲーマー姿勢は継続中です。まあ任天堂にとって『レギンレイヴ』『ゼノブレイド』『メトロイド アザーM』の広報の仕方は「ゲーマー向け」だったのかもしれませんが、他社ならクビになってもおかしくないほど的外れで、莫大な予算の無駄遣いでした。

莫大な予算を使ってマス向けに継続的にCMを投下する手法(ゲームを知らない人に認知度を高める手法)と、厳しい環境下でゲーマーの注目度を集める手法(ゲームを知っている人にポジティブな興味を持ってもらう手法)はまったく違います。他社が低予算でやりくりしながら編み出した手法を、任天堂は身につける必要がなく、ゆえに売り方が酷いのでしょう。本来であれば、任天堂がそうしたマーケットを自力で開拓する必要はなく、サードパーティタイトルが揃って補完してくれるはずでした。現実はそうなっていません。

ではWii上位機種で、この状況を打破できるでしょうか。おそらくPS3とXbox360で発売予定のタイトルをマルチ展開してもらう程度なら、外交努力で何とかなるでしょう。

しかしそれでゲーマー層が「いやっほおぉぉぉぉぉっ! 本当はWiiでこういうソフトが出るのを待ってたんだ!!」と歓喜の絶叫をあげて、飛びつくでしょうか? 強い信念をもった一部の方々は絶叫するかもしれませんが、その可能性は薄いと言わざるを得ません。


ま、でもそんなに選択の余地は無いよね

・・・・とはいえ、それでも「上位機種」で繋がざるを得ないという気もするのですがね。所詮「つなぎ」とみなせば、割とどうでもいいのですが、「次」への布石として考えるなら、ネットワークサービスの抜本的な見直しは重要な課題になるでしょう。一朝一夕には作り上げられないものだけに、早めに一度「試す」必要があります。

現在の任天堂には、ハードとソフトが協調した面白いゲームを作り上げられるセンスをもった首脳陣はいても、ネットワークサービス構築のセンスはありませんから、外部から一本釣りするぐらいの打ち手は必要では? ま、そういう体質の企業ではないけれども・・・・ね。

しかし「ぶっつけ本番」よりは「つなぎ」で一度試しておいたほうがいいでしょう。つっても日本に良い人材がいるかといえばいないでしょうから、海外になるわけだけど、マイクロソフトやSCEと違って、任天堂のソフト&サービス開発の戦略って海外ではなく、日本を中心にしているってのがネックになるんでしょうね。


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そのうち感想書くかも

変態王子と笑わない猫。 (MF文庫J)
ここまで面白いのはひさしぶりかも。

電撃以外のレーベルの水準が上がってきたなーと感じますね。
MF文庫、ファミ通文庫は特に。

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