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据置ハードは「一強時代」から「二大政党制」「三国志」へ。携帯ハードは領土の縮小傾向が鮮明に。

この1年でPS3を取り巻く状況が良くなってきましたね。
PS3好調で最終益568億円 ソニー黒字に転換
円高の厳しい状況にも関わらず、PS3を含むゲーム部門が貢献し、黒字転換しました。

任天堂の4―9月期は20億円の最終赤字、ゲーム機の販売減と円高響く
おなじく円高に苦しんだ形ですが、為替差損を補う利益をあげられず、赤字転落。
DSのハードサイクルが終わりつつあり、Wiiも元気が無い状況ですから、仕方ないでしょうね。


据置ハードは「一強時代」から「二大政党制」「三国志」へ

据置ハードの情勢については、任天堂の経営方針説明会でのプレゼンがなかなかよくまとまっています。

まず米国市場。Xbox360が新型モデル発売以降、月間販売数でWiiを抜いて1位をキープし続けています。1月~9月の累計販売数ではWiiとXbox360の販売数はほぼ同数で、ソフトシェアでもトップに立っています。

PS3についても、PS2の販売減を補う形で堅実に伸びており、ソフトシェアが三国志的な状況になっています。PS2を買い支えていた層がようやくPS3に流れてきたことがわかります。

欧州市場では、Xbox360は新型モデル以降好調で、PS3は前年比を大きく上回る状況が続いています。またソフト市場におけるシェアではPS3が大きく伸びて、Wiiを越えるソフト市場を形成しています。

そして日本市場ではハード売上、ソフト売上をPS3とWiiが二分する状況になっています。Xbox360はまったく存在感がありません。

米国でのXbox360の伸び、日欧でのPS3の急激な伸びと米国での堅実な成長が浮き彫りになりました。相対的にWiiは弱体化しました。「任天堂ハード一強」時代は終焉を迎え、「二大政党制」「三国志」的な状況が生まれつつあります。

従来のゲーム機ユーザーはしっかりした内容のゲームが楽しめるHDゲーム機を支持するようになり、任天堂プラットフォームを支えていた膨大な数のカジュアルユーザーは「無料ゲーム」の拡大にともない、任天堂ハードに容易に飛びつかなくなっています。


ゲーマー重視の必要性を感じた任天堂。携帯ハードの脅威は「無料ゲーム」と「スマートフォン」

無論これは据置ハードの話であって、携帯ハードにおいては日本を除いて、DSがシェアで圧倒しています。しかしDSのハードサイクルは終焉を迎えつつあり、3DSを新たに普及させていかなければなりません。DSよりも割高で、DSよりもサプライズ感の不足したハードで、任天堂はその課題に取り組むわけですね。

2年前の任天堂は、携帯機と据置機で圧勝したまさに「王の中の王」でした。しかしまさにその時、新たな危機の種は育っていました。

が、サードパーティ各社がWii市場への懸念を抱いていても、その声は天上の高みには届かなかったのでしょうし、facebookで急成長を続けるソーシャルゲームなど、目に入らない状態だったのでしょう。聞こえない声に耳を傾ける事はできないし、見えないものを見ることはできません。危機感をうしなった企業の典型例といえます。

任天堂にとっての悪夢は、据置ハードで起きた変化が携帯ハードで起きることです。だからこそ3DSではカジュアルユーザー向けのメッセージは控え、ゲーマーの喜びそうなサードパーティタイトルを並べてみせたし、サードパーティ重視の姿勢を示したのでしょう。

悪い兆候の1つは国内のPSP市場が活性化していることです。良い兆候はPSP2の先行きがまだ不透明なこと。サードパーティ施策を誤らなければ、携帯ゲーム機のシェア争いで転ぶ可能性は低い。

懸念すべきはスマートフォン向けの市場です。3DSで開発費が高騰すれば、相対的にリスクの低いソーシャルゲーム市場やスマートフォン向けゲームの市場に開発会社が流れ、パブリッシャー側の案件もそちらに流れていきます。

莫大な数のカジュアルユーザーは「無料ゲーム」攻勢に取り込まれており、3DSがDSほどの普及を成し遂げるのは困難と言わざるを得ません。携帯ゲーム機市場が縮小していく懸念が非常に強くなっており、そういう情勢下では血を流して価格を下げるリスクは取れません。しかし価格が高くなれば、ますますカジュアルユーザーの敷居は高くなります。3DSが陥っている状況はそういうものです。

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2010-10

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