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コンテンツホルダーの矜持と賢さって何だったっけね?

『劇場版マクロスF ~イツワリノウタヒメ~』BD版(ゲーム)が初週15万本売り上げる
ひゃー。
マクロス関連ゲームとしては、過去の記録を上回る15万本を達成したようで、PS3とアニメとBDの最強の組み合わせが炸裂した感じですね。こういう商法を成功させるのはさすがバンダイナムコ。近年、初音ミク、けいおん!でセガが当てており、お株を奪われている印象もありましたが、さすがにマクロスともなれば、本気の一端を見せてくれましたね。

劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~ Blu-ray Disc(PS3専用ソフト収録)ハイブリッドパック  (初回生産限:「劇場上映 生フィルムコマ」&「クリスマスライブ」プレゼント応募コード同梱)


家族向け、懐古ユーザー向けを除いて、基本的にバンダイナムコはPSフォーマットと非常に相性が良いですね。DSやWii、特にWiiに注力してしまった過ちを是正して以来、着実に復調しつつあるのが見て取れます。

バンダイナムコはただのゲーム企業ではなく、多数の映像コンテンツとゲームを組み合わせるのが得意な企業なわけで、自社に適したプラットフォームをトータルで選択する必要があります。

例えば3DSも解像度が低く、アニメファンが3D表示を切望している状況でもないため、仮に任天堂がゲームファン向けの濃度の高いコンテンツを欲したとしても、そこは一歩引いて冷静な判断でタイトルを選択していただきたいものです。抱えるコンテンツが膨大なだけに、適したプラットフォーム選択をおこなっていけば、収益は着実に改善していくでしょう。

近年、自社を「ただのゲーム会社」だと錯覚していたような動き方でした。ゲームその物の品質や売り方では他の大手に半歩譲るとしても、メディアミックスを含めた総合的なコンテンツ展開力では他社に負けない、というのが本来の強みでしょう。

目の肥えたゲーマーからは、近年のバンダイナムコはゲームソフトメーカーとして格落ちしているという厳しい批判もあるかもしれませんね。が、むしろ「ゲーム単体は二流で結構。コンテンツの総合展開では一流です」というぐらいの姿勢でドンと構えていてほしいものです。

懸念点としては、国内に特化しすぎており、ワールドワイドで展開できるコンテンツがパックマンを除くと、ほぼ存在しない事です。自社IPにこだわるカプコン、スクウェアエニックスと異なり、他社IPでも構わないと割り切れるバンダイナムコのほうが商売の自由度は高いはずですが、実際には海外の商慣習、契約に慣れておらず、うまく動けていないのが実情。海外戦略の抜本的な立て直しが急務ですね。


それにしても平林久和氏の記事をあらためて読み返してみると、ちょっと情けない。「無言の抵抗」って何なんでしょうか?
業界を代表する聴衆は、オークション会場にいる美術商のように冷静な目で見定めたのです。発売日と価格を知った瞬間に、沈黙することを選択しました。それは無言の抵抗と言い換えることもできるでしょう。
ゲーム業界も産業化が進んだと言われますが、経営首脳部をふくめてサラリーマン化が進んだだけであって、約15年前にCESAを設立した頃の「絶妙な政治感覚」はすっかり失われてますよね。

コンテンツホルダーは本質的に、プラットフォームホルダーに対して自社のコンテンツを安売りしていく構造になりやすいため、ある種の「団交」が必要になってくるわけですが、対ハードメーカー、特に当時の情勢では対任天堂でソフトメーカーが団結したのは画期的でした。まあそれが尾を引いて、今に至る亀裂もいまだに残ってはいますし、今では「表向きの理由」を真顔で信じている人達も多くなりましたが・・・・。

無論、当時のような露骨な「対立」はどうかと思いますよ。
Wiiのソフトメーカー離れは「結果論」ですしね。

ただ、結局はその「結果論」がハードメーカーに最も効いたわけで、3DSで姿勢を変えてきたのもその影響でしょう。個別交渉の数十倍の効果があった。平林氏の言うように対立の構図そのものが古くさいのは確かですが、それを解消するにはまず始めにハードメーカーに譲ってもらうほかありません。力関係の問題です。強い側に譲らせるほか無いんですよ。

では任天堂は譲ったのか? あのカンファレンス、あの価格発表で見えちゃったわけでしょう。「無言の抵抗」でいいわけないでしょう。せっかくWiiの失敗で獲得した「外交カード」を無駄遣いしちゃ駄目ですよ。逆にハードメーカー側は当然、各個撃破にかかるのが常道ですが。


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