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据置ハードは「一強時代」から「二大政党制」「三国志」へ。携帯ハードは領土の縮小傾向が鮮明に。

この1年でPS3を取り巻く状況が良くなってきましたね。
PS3好調で最終益568億円 ソニー黒字に転換
円高の厳しい状況にも関わらず、PS3を含むゲーム部門が貢献し、黒字転換しました。

任天堂の4―9月期は20億円の最終赤字、ゲーム機の販売減と円高響く
おなじく円高に苦しんだ形ですが、為替差損を補う利益をあげられず、赤字転落。
DSのハードサイクルが終わりつつあり、Wiiも元気が無い状況ですから、仕方ないでしょうね。


据置ハードは「一強時代」から「二大政党制」「三国志」へ

据置ハードの情勢については、任天堂の経営方針説明会でのプレゼンがなかなかよくまとまっています。

まず米国市場。Xbox360が新型モデル発売以降、月間販売数でWiiを抜いて1位をキープし続けています。1月~9月の累計販売数ではWiiとXbox360の販売数はほぼ同数で、ソフトシェアでもトップに立っています。

PS3についても、PS2の販売減を補う形で堅実に伸びており、ソフトシェアが三国志的な状況になっています。PS2を買い支えていた層がようやくPS3に流れてきたことがわかります。

欧州市場では、Xbox360は新型モデル以降好調で、PS3は前年比を大きく上回る状況が続いています。またソフト市場におけるシェアではPS3が大きく伸びて、Wiiを越えるソフト市場を形成しています。

そして日本市場ではハード売上、ソフト売上をPS3とWiiが二分する状況になっています。Xbox360はまったく存在感がありません。

米国でのXbox360の伸び、日欧でのPS3の急激な伸びと米国での堅実な成長が浮き彫りになりました。相対的にWiiは弱体化しました。「任天堂ハード一強」時代は終焉を迎え、「二大政党制」「三国志」的な状況が生まれつつあります。

従来のゲーム機ユーザーはしっかりした内容のゲームが楽しめるHDゲーム機を支持するようになり、任天堂プラットフォームを支えていた膨大な数のカジュアルユーザーは「無料ゲーム」の拡大にともない、任天堂ハードに容易に飛びつかなくなっています。


ゲーマー重視の必要性を感じた任天堂。携帯ハードの脅威は「無料ゲーム」と「スマートフォン」

無論これは据置ハードの話であって、携帯ハードにおいては日本を除いて、DSがシェアで圧倒しています。しかしDSのハードサイクルは終焉を迎えつつあり、3DSを新たに普及させていかなければなりません。DSよりも割高で、DSよりもサプライズ感の不足したハードで、任天堂はその課題に取り組むわけですね。

2年前の任天堂は、携帯機と据置機で圧勝したまさに「王の中の王」でした。しかしまさにその時、新たな危機の種は育っていました。

が、サードパーティ各社がWii市場への懸念を抱いていても、その声は天上の高みには届かなかったのでしょうし、facebookで急成長を続けるソーシャルゲームなど、目に入らない状態だったのでしょう。聞こえない声に耳を傾ける事はできないし、見えないものを見ることはできません。危機感をうしなった企業の典型例といえます。

任天堂にとっての悪夢は、据置ハードで起きた変化が携帯ハードで起きることです。だからこそ3DSではカジュアルユーザー向けのメッセージは控え、ゲーマーの喜びそうなサードパーティタイトルを並べてみせたし、サードパーティ重視の姿勢を示したのでしょう。

悪い兆候の1つは国内のPSP市場が活性化していることです。良い兆候はPSP2の先行きがまだ不透明なこと。サードパーティ施策を誤らなければ、携帯ゲーム機のシェア争いで転ぶ可能性は低い。

懸念すべきはスマートフォン向けの市場です。3DSで開発費が高騰すれば、相対的にリスクの低いソーシャルゲーム市場やスマートフォン向けゲームの市場に開発会社が流れ、パブリッシャー側の案件もそちらに流れていきます。

莫大な数のカジュアルユーザーは「無料ゲーム」攻勢に取り込まれており、3DSがDSほどの普及を成し遂げるのは困難と言わざるを得ません。携帯ゲーム機市場が縮小していく懸念が非常に強くなっており、そういう情勢下では血を流して価格を下げるリスクは取れません。しかし価格が高くなれば、ますますカジュアルユーザーの敷居は高くなります。3DSが陥っている状況はそういうものです。

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あそこは卒業システムができちゃったからな。

稲船敬二氏は,何を思い,何を考え,何を目指してカプコンを辞めていくのか。渦中の氏に直撃インタビュー
カプコンの開発統括だった稲船氏が退任しました。
業界的には事前に噂があったものの、表面化するのはもうちょっと先かと思われましたが、意外と早かったですね。

28日に発表された人事異動で明らかなとおり、稲船氏の事実上の後任は竹内氏になります。

功労者である騎士団長の解任と、王国側の事情
経緯については切込隊長氏のこの記事を読むと見えてくる物があるかもしれませんね。


コンテンツ業界において、一定の年齢に達したクリエイターをどう遇していくかというのは深刻な問題で、2000年以降、草創期の大物クリエイターが大手から離脱していく流れはあって、さらに昨年のスクウェアエニックス、バンダイナムコの大規模なリストラに象徴されるように、中堅レイヤーも整理が行われました。

単純にクリエイターとしての旬が過ぎた人材を囲い込む必要性が薄れたり、組織の新陳代謝の問題だったり、国内市場の縮小にともなう固定費圧縮だったり、と色々な要因がありますが、大手ゲーム企業はこの10年の間に「人の入れ替え」をどうやって行うかを経営課題の1つにしてきた、と言えるでしょう。

カプコンは「卒業」システムを作り上げることに成功しました。経営レイヤーにとって開発レイヤーはいずれ新陳代謝される存在にすぎない。いいか悪いかは問いません。少なくとも「卒業」に失敗した企業よりはマシなのでしょう。

バンダイナムコの特にナムコ側はその一例ですね。2000年代のかなり早い段階から人が流出して、そのままノウハウが失われていき、バンダイと合併しても回復基調へ転換できませんでした。

身も蓋もない言い方をすると、この先ゲーム業界はさらに厳しくなっていき、今回のラウンドで生き残った人達も、5年後、10年後には切られやすい年齢に達していきます。加齢しない人はいないし、企業は年齢には厳しいですからね。


開発会社については、著名なクリエイターは海外パブリッシャーと手を組み始めています。
三上真司氏率いるTangoが買収によりゼニマックス傘下に!

日本のパブリッシャーの懐事情を考えれば、開発会社が海外パブリッシャーと組むのは当然です。海外で売れるタイトルを作れるなら、海外での販売力が足りない日本のパブリッシャーと組む必要はありません。

海外で売りたいパブリッシャーは海外で売れるゲームを作れない国内の開発会社を切りますが、海外で売れるゲームを作れる開発会社は海外で売れる海外パブリッシャーと契約していくでしょう。お互いに見切り合うのですよ。すると残されるのは、海外で売れない開発会社と、海外で販売力のないパブリッシャーです。埋没していくのでしょうね、おそらく。会社ごと「卒業」していく事例もまだ増えそうです。


要約:受け入れろ。

プロデューサーであるファンの皆様へ
要するに、文句を言われようが言われまいが、今更変えられないし、変える気はない。
受け入れろ、さすれば救われん。

って事でしょうか?


そういえば、こんな記事が・・・・。

『アイドルマスター』の人気が右肩下がりらしい
終わコン扱いは酷いと思いますが、公式の態度も賞賛できるはずもなし。
困ったものですね・・・・。


最近の雑感

アニメ『ヨスガノソラ』放送局が少ないのは二通りの理由があるから
『ヨスガノソラ』、ゲームは未プレイだけど、近親相姦モノだからなあ・・・・。
実は血が繋がってない義妹でした、てへ☆
なんて言い訳もなく、ガチに実妹という点で、そりゃ流せなんわなー。

それにしても最近のアニメは進んでますな。
コアな視聴者の年齢もあがってるし、必然といえば必然か。


禁書の勢いがとまらない! 『禁書目録と超電磁砲』関連書籍累計発行部数1500万部突破
原作『とある魔術の禁書目録』累計1000万部突破・・・かまちーの勢いはとまらない
1000万部がどれぐらいかというと・・・・。
 | 2007/10 | 2800万部 | 138巻 | *20.3万部/巻 | グインサーガ
 | 198-/-- | 2000万部 | *40巻 | *50.0万部/巻 | 幻魔大戦
 | 2008/06 | 2000万部 | *40巻 | *50.0万部/巻 | スレイヤーズ
 | 2008/01 | 2000万部 | ---巻 | -----万部/巻 | フォーチュン・クエスト
 | 2006/06 | 1500万部 | *14巻 | ---.-万部/巻 | 銀河英雄伝説
 | 2007/04 | 1000万部 | *10巻 | 100.0万部/巻 | 銀河英雄伝説 正伝(10巻)
 | 1998/-- | 1000万部 | *52巻 | *19.2万部/巻 | 宇宙皇子
 | 2001/04 | 1000万部 | ---巻 | ---.-万部/巻 | 吸血鬼ハンターD
 | 2005/11 | 1000万部 | *22巻 | *45.5万部/巻 | ロードス島シリーズ
 | 2007/09 | 1000万部 | *25巻 | *30.3万部/巻 | 魔術師オーフェン
 | 2010/08 | 1000万部 | *23巻 | 39.1万部/巻 | とある魔術の禁書目録 ←NEW!
 | 2010/08 | *900万部 | *22巻 | 40.9万部/巻 | フルメタルパニック!

アニメも第3期(神の右席編)、第4期まではいけそうですし、まだまだ快進撃は続きそうですな~。来期は『超電磁砲』のアニメ2期をやれば、本編とスピンアウトを交互に毎年やって、人気を持続させられるかもしれませんね。

角川としても、ここまで育ったコンテンツを半端に終わらせる気は無いでしょう。
思えば、『ブギーポップ』『キノの旅』『灼眼のシャナ』あたりは思ったほどに育ちませんでした。『ハルヒ』も原作の続きが出ないために停滞してしまったし、『らきすた』は鷲宮という聖地が生き残っただけで、あれは地元の「運営」が素晴らしかっただけですからね。


US: September numbers show more decline
HDTVの普及が進んで、SDゲームは終了。HDゲームで遊びたがっているユーザーが増えたのが失速の原因、という分析のようですね。
「プレステ3はなぜ失敗したのか?」の時代から「Wiiはなぜ失敗したのか?」の時代へ。
ま、トータルで見て「勝者のいない戦争」なのかもしれませんね。

・・・・ああ、勝利宣言した社長様もいらっしゃったようですが、現状のWiiを勝者と賞賛する業界人が何人いるんでしょうか? これって売り逃げ的な勝利宣言というやつなのかな?


小中学生向けにネットサービスを展開するということ

「はてなランド」オープンから2週間で終了
はてなは1日にオープンしたSNS「はてなランド」を15日にサービス終了しました。
8日からリニューアルのためにサービスを停止し、19日に再開予定でしたが、結局サービス終了という結果に落ち着きました。

小中学生向けと銘打ちながら、小中学生以外のユーザーが多く入り込んだり、小中学生の出会い系書き込みが見られるなど、小中学生向けのサービスとして明らかな準備不足だった模様。

うごメモはてなの運営ノウハウはどこに?というか、そもそもうごメモはてなの運営水準も、結局こういうレベルだったのでは? はてなブックマーク等の現状をみても、安心、安全のサービス運営ができているとはとても思えません。「うごメモはてな」は機能制限がされているサービスだから、「はてなランド」ほど問題が表面化しなかっただけで、結局本質的な危険性は変わらないのでしょう。


ネット戦略において「あんしん」を前面に押し出している任天堂がはてなと組んだことは、はてなユーザーの間からも、疑問の声がわいていましたが、はてなの運営クオリティは、ま、こういうことですね。

コストの安い監視体制を思いついちゃった!天才だね俺ら!
とはしゃいでいるようでは、ね・・・・。


今後、任天堂が3DSやWiiに紐付いた大規模なソーシャルメディアを立ち上げる事があるのなら、コストが掛かったとしても、きちんと運営できる会社と組むべきでしょう。でなければ、モバゲーやグリーを揶揄する資格もない。任天堂のユーザー層には小中学生も多く、求められる安全性は携帯SNSの比ではありません。

彼らがどれぐらいコストを掛けているかというと、年間10億円以上。まして小中学生向けのサービスなら、より質の高い監視体制が求められます。「はてなランド」は他社のサービス、「うごメモ」で問題が起きなければそれでいい、というぐらいの認識だとしたら、まだ問題が表面化してなかっただけという教訓を得る事になるのかもしれません。

そういう意味では、3DSでのコミュニティ戦略をどうするのかはなかなか注目ですね。儲けてるんだから、本気でネットサービスやる時にはきちんとお金を掛けていただきたいものです。


Wii引退へまた一歩。三重苦がのしかかる。

ふーむ。
任天堂のゲーム機、特にWiiの販売台数が46万2800台→25万4000台と大幅に低下したようです。PSmoveの発売が多少は影響した・・・・・・・・のかどうかは知りませんが、少しずつ進んでいたWii失速現象が一段と本格化したと言えます。

今年のE3で目を引く新作タイトルの発表もなく、『ゼルダ』にしてもWiiでは2タイトル目で新鮮さが不足。サードパーティタイトルが減少して、ソフトの多様性も急激に失われており、全世界のゲーマーにとってWiiはすでに「引退機」というイメージが浸透しつつあります。

SCEやマイクロソフトのパクリ路線を誉めるつもりはありませんが、新しい提案が無ければ、パクリに潰されていくのは娯楽の世界の1つの法則です。Wiiが新鮮な驚きを提供し続けることができれば、こういう失速は回避できたのかもしれませんね。

Wiiには、サプライズ不足、性能不足、サードパーティ不足の三重苦がのしかかっています。


コンテンツホルダーの矜持と賢さって何だったっけね?

『劇場版マクロスF ~イツワリノウタヒメ~』BD版(ゲーム)が初週15万本売り上げる
ひゃー。
マクロス関連ゲームとしては、過去の記録を上回る15万本を達成したようで、PS3とアニメとBDの最強の組み合わせが炸裂した感じですね。こういう商法を成功させるのはさすがバンダイナムコ。近年、初音ミク、けいおん!でセガが当てており、お株を奪われている印象もありましたが、さすがにマクロスともなれば、本気の一端を見せてくれましたね。

劇場版マクロスF~イツワリノウタヒメ~ Blu-ray Disc(PS3専用ソフト収録)ハイブリッドパック  (初回生産限:「劇場上映 生フィルムコマ」&「クリスマスライブ」プレゼント応募コード同梱)


家族向け、懐古ユーザー向けを除いて、基本的にバンダイナムコはPSフォーマットと非常に相性が良いですね。DSやWii、特にWiiに注力してしまった過ちを是正して以来、着実に復調しつつあるのが見て取れます。

バンダイナムコはただのゲーム企業ではなく、多数の映像コンテンツとゲームを組み合わせるのが得意な企業なわけで、自社に適したプラットフォームをトータルで選択する必要があります。

例えば3DSも解像度が低く、アニメファンが3D表示を切望している状況でもないため、仮に任天堂がゲームファン向けの濃度の高いコンテンツを欲したとしても、そこは一歩引いて冷静な判断でタイトルを選択していただきたいものです。抱えるコンテンツが膨大なだけに、適したプラットフォーム選択をおこなっていけば、収益は着実に改善していくでしょう。

近年、自社を「ただのゲーム会社」だと錯覚していたような動き方でした。ゲームその物の品質や売り方では他の大手に半歩譲るとしても、メディアミックスを含めた総合的なコンテンツ展開力では他社に負けない、というのが本来の強みでしょう。

目の肥えたゲーマーからは、近年のバンダイナムコはゲームソフトメーカーとして格落ちしているという厳しい批判もあるかもしれませんね。が、むしろ「ゲーム単体は二流で結構。コンテンツの総合展開では一流です」というぐらいの姿勢でドンと構えていてほしいものです。

懸念点としては、国内に特化しすぎており、ワールドワイドで展開できるコンテンツがパックマンを除くと、ほぼ存在しない事です。自社IPにこだわるカプコン、スクウェアエニックスと異なり、他社IPでも構わないと割り切れるバンダイナムコのほうが商売の自由度は高いはずですが、実際には海外の商慣習、契約に慣れておらず、うまく動けていないのが実情。海外戦略の抜本的な立て直しが急務ですね。


それにしても平林久和氏の記事をあらためて読み返してみると、ちょっと情けない。「無言の抵抗」って何なんでしょうか?
業界を代表する聴衆は、オークション会場にいる美術商のように冷静な目で見定めたのです。発売日と価格を知った瞬間に、沈黙することを選択しました。それは無言の抵抗と言い換えることもできるでしょう。
ゲーム業界も産業化が進んだと言われますが、経営首脳部をふくめてサラリーマン化が進んだだけであって、約15年前にCESAを設立した頃の「絶妙な政治感覚」はすっかり失われてますよね。

コンテンツホルダーは本質的に、プラットフォームホルダーに対して自社のコンテンツを安売りしていく構造になりやすいため、ある種の「団交」が必要になってくるわけですが、対ハードメーカー、特に当時の情勢では対任天堂でソフトメーカーが団結したのは画期的でした。まあそれが尾を引いて、今に至る亀裂もいまだに残ってはいますし、今では「表向きの理由」を真顔で信じている人達も多くなりましたが・・・・。

無論、当時のような露骨な「対立」はどうかと思いますよ。
Wiiのソフトメーカー離れは「結果論」ですしね。

ただ、結局はその「結果論」がハードメーカーに最も効いたわけで、3DSで姿勢を変えてきたのもその影響でしょう。個別交渉の数十倍の効果があった。平林氏の言うように対立の構図そのものが古くさいのは確かですが、それを解消するにはまず始めにハードメーカーに譲ってもらうほかありません。力関係の問題です。強い側に譲らせるほか無いんですよ。

では任天堂は譲ったのか? あのカンファレンス、あの価格発表で見えちゃったわけでしょう。「無言の抵抗」でいいわけないでしょう。せっかくWiiの失敗で獲得した「外交カード」を無駄遣いしちゃ駄目ですよ。逆にハードメーカー側は当然、各個撃破にかかるのが常道ですが。


何がハイクオリティになったんだw

『スクールデイズHQ』で追加された新ED「轢殺END」がやばい・・・
画質だけではなく、バッドエンドもハイクオリティ。
世界もついにコトノハ様に並んできたな。

素晴らしい悪人顔に惚れてしまうぜ。



3DSに対する希望と絶望って、実はハードその物では無いんだよね。

E3での好評価から一転し、微妙な評価がつき始めた3DS。
ユーザーの感想はおそらく「高い」という1点に集約されているのでしょう。性能に関する評判も、高い割りにという感情が込められているように思えます。今後3DSは「あの値段で・・・・」「高い割りに・・・・」という評価をしばらく背負い続ける事になるのかな?

一方で業界人の不満は、実は3DSというハードウェアその物にはありません。問題はビジネスモデルや任天堂の対サードパーティの姿勢にあります。3DSの可能性に期待している人ほど、同時に3DSにおける相変わらずのビジネスモデルには失望してしまう。ハードが画期的でも、ビジネスモデルが古いままなら、片手落ちだろうと感じているわけです。

アルケミスト社長の苦言はネットのあちこちで話題になり、任天堂の旧態然とした姿勢が明らかになりました。そしてゲーム業界における著名なアナリストの平林久和氏も、同じような意見を持っているようです。

ニンテンドー3DSの特長は3Dではない・・・平林久和「ゲームの未来を語る」第3回
であるとするならば、任天堂の収益モデルも変化するべきでしょう。販売するものがハードとソフトだけの時代ならば、(1)任天堂製ハードの販売、(2)任天堂製ソフトの販売、(3)サードパーティからの製造委託費……が収益源の3本柱でよかった。変数がない単純な足し算です。

しかし、2011年以降、ニンテンドー3DSが育っていくためには、任天堂が先行投資をしてリスクをとる、「規格外の企画」について柔軟になる、適正な利益配分を創造的に考えて、通信網やダウンロード販売、動画配信などが自律的に活性化するようにする。このような変化も、同時に起こさなくてはいけません。

ゲーム業界に依然として残る、見えない対立の構造。ハードが普及することによって、ソフト会社は利益を得る。ハードメーカーは、その利益が肥大化しないように、自社の利益を守ろうとする。このゼロサムゲームから脱却することが、次世代のビジネスモデルを生むまえの、当面の課題となります。

ああ、上の文章、学者が書いた抽象的な論文みたいですね。読みかえすと恥ずかしい。

自分らしく、俗っぽく書きます。

ハード普及の「おこぼれ」をもらったんだから「テラ銭」をいただくよ。
この、今までのやり方を見直しましょうよ。

ハードの会社もソフトの会社も、同じ業界なのだから仲良くしてくださいよ。
ハードの会社とソフトの会社が、利益の奪い合いをすることはないでしょう。
結局3DSの3D表示なんてものは、割とどうでもいいのですよ。Wiiにおける体感リモコンほどの価値さえ無いかもしれない。本当に期待されているのはビジネスモデルで、そして失望されつつあるのもビジネスモデルなのです。


ソーシャルを巡る世界大戦の前夜なのかな

国内外でソーシャルゲーム企業の買収が盛んですね。

ZyngaがBonfire Studiosを買収
Bonfire Studiosは「Age of Empires」「Age of Mythology」「Halo Wars」を手がけてきたEnsemble Studiosのメンバーが設立した会社です。ソーシャルゲームの会社がPCゲームやコンシューマーゲームの開発者を取り込んでいく動きが加速しています。

ソーシャルゲームというのは、ある一面では広告でユーザーを流し込み続け、そのうちの何割かが1ヶ月後に定着しているかという話であって、広告費でユーザーを流し込み続ける状態をどうやって維持するかという事です。極めて露悪的な表現をすれば。

まー、露悪的な表現というのは始末が悪いものです。
家庭用ゲーム機のビジネスだって、発売日直前に大量の宣伝で1回パッケージを買わせてしまえば、後はユーザーがどれほど楽しんだか知ったことではない、と居直れるという意味で、タチの悪い商売ではあるのです。露悪的な言い方をすれば。

しかし広告費の撃ち合いが永遠に続くかというと、徐々に効かなくなってきます。定着率を高めるために、徐々に「奥深さ」も多少は必要になってきます。たとえそれがPCゲームやコンシューマーゲーム機の水準からすれば、ほんのフレーバーのような物に過ぎないとしても。

そういう意味では、コンシューマーゲームやPCゲームを制作してきた人達がソーシャルゲーム開発へ流れていく動きはまだ続くのでしょう。


その先駆者がEA幹部のニール・ヤング氏が立ち上げたngmoco:)でした。
『ロード・オブ・ザ・リングス 二つの塔』『Sims 2』を手がけており、日本でも何度もインタビューに登場しているので、ご存じの方も少なくないでしょう。
「ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還」開発者インタビュー
新エンジンによって映画からシームレスにゲーム世界へ


世界有数の巨大パブリッシャーの幹部として、最先端のゲームを開発し続けていた人物が、iPhoneアプリの企業を立ち上げたというだけで、かなり大胆な転身です。そして今やiPhone界のZyngaと呼ばれるほどのモバイルソーシャル企業に成長しているのですから、その時代を見る目は確かだったと言えるでしょう。

日本のDeNA、4億ドル超でiPhone/iPadソーシャルゲームのngmocoを買収か?
そのngmoco:)をDeNAが買収しようとしている、という噂が出ています。
DeNAは国内市場の成長限界を明らかに見切っており、国内の成功で得た資金で海外企業の買収を続けています。好調な業績と円高が強気の買収の追い風となっているのでしょう。ま、確かに今の時期に積極的な買収や出資ができない企業はただの腑抜けと言っていい。

DeNAの海外展開の動きは以下の通り。
モバイルソーシャルゲーム分野への積極的な投資が見て取れますね。今後スマートフォンが普及していくのに伴い、日本でモバゲーを普及させたのと同じ事を海外でも狙っている事がわかります。「草食系男子」な性質をもつmixiはさておき、DeNAと競合関係にあるGREEも何らかの形で海外進出を図るのは明らかで、ソーシャルゲームプラットフォームはすでに世界戦が始まりつつあります。

ソーシャルゲーム最大手のZyngaはウノウを買収してZynga Japanを設立し、Playfishもヤバゲーに参入。CrowdStarはドリコムとの協業という形で日本での展開が進んでいます。ワールドワイドで買収と出資が相次いでおり、急激な成長分野として注目を集めています。

SNSや3Dなどの新たな潮流にゲーム産業は!? 浜村氏の語る現状と展望
ゲーム市場予測 :「ソーシャルゲームがカンフル剤」に エンターブレイン浜村社長
浜村通信氏の講演でもソーシャルゲームの成長性にふれていますね。
 「国内外で急浮上したエマージング市場」と語る浜村氏は、その普及スピードと市場規模は驚異的だとし、アメリカ最王手のFacebookのユニークユーザーは4億人、毎日ログインしているユーザーは2億人、モバイルでのユーザー数は1億5000人だというデータを示し、「ソーシャルゲームの市場はこれからもどんどん大きくなり、産業構造自体の変化が起こる」と指摘。
(略)
 だが、そんな状況の中、ソーシャルゲームに大手ソフトメーカーのヒット作は数えるほど。その大きな理由として、浜村氏はソーシャルゲームは少数精鋭で作られており、スピードを重視すること、さらにユーザーの嗜好などデータを細かく取って、それを重視した展開をすることなどを挙げ、「家庭用ゲームの作り手は映画監督型で、メーカーは時間をかけて作品を熟成させ、それをユーザーに提示します。ゲームユーザーは監督や作品で指名買いするわけです。ですが、ソーシャルゲームはユーザーの好みに合わせて陳列を変えていくコンビニ型」とたとえ、ゲームそのものの“属性”が違うことを要因に挙げた。

ただ、ソフトメーカーでは若手中心に、または専門のチームを編成し、ソーシャルゲームに参入する動きを見せているという。今後は「家庭用ゲームのよさがソーシャルゲームに反映されてさらに盛り上がるのか、また、それによりソーシャルゲームのユーザーが家庭用ゲームのよさに気付いて家庭用ゲームを遊ぶようになるのか。展開しだいではその両方が起きると思います」とし、新たな流れが生まれる可能性を示唆した。
また、講演の最後では、ゲーム機メーカーがスマートフォンやソーシャルゲームで拡大したユーザー層を取り込んでいく戦略を打ち出していくのではないか、と予想しています。その通りでしょう。

3DSにおける3D表示なんて一過性のギミックに過ぎません。体感ゲームという一過性のギミックに頼りきり、次なる矢を放てなかったWiiが結局パーティゲーム機という枠から出られなかったように、3DSも3D表示だけなら、ただの携帯ゲーム機の枠を出られないでしょう。

まー、任天堂のネット戦略は伝統的に駄目なので、さほど期待はしていませんが、アップルがpingでiPhoneをソーシャルメディア化しようとしているのを少しは見習ってほしいものです。ソニーとマイクロソフトがどう動くかも注目ですかね。


週刊 東洋経済 2010年 10/9号 [雑誌]
ソーシャルゲーム界隈の動きに興味のある人は「東洋経済 2010年 10/9号」をお薦めします。国内外ふくめてかなり広範な話題を扱っており、「まとめ」としてかなり秀逸です。

このアニメがただのアニメで終わるわけがない

うーむ。
このアニメがただのアニメで終わるはずが無く、何かしらネット上で話題になるとは思ってたけど、まずはここに火が付いたのか。

原作既読者としては第1話は「普通に面白い」程度。
黒猫たちが出揃ってからが本番なんで、原作未読者の人は少なくとも3話ぐらいまでは継続視聴するのをオススメします。


多様性って概念に無関心な企業だからねえ。

苦言や悲鳴や吠えてるんじゃなくてご提案なんだけど♪
「ブログでのご提案、興味深く拝見しました。販売店からすると生産単位、リピートタイムが大きな改善点です。お客様が探していても在庫がない、生産未定ソフトがDSには多すぎます。結果、お客様が中古でいいやと。少数でもメーカーさんが在庫を持てるようにして欲しいですね。」

まさに販売店の抱えている問題です。しかし、どうしてこんな事が起きるのでしょうか?
(略)
このような問題を出来るだけ解決する方法として今回のご提案につながっています。
1.リピート製造数を100本からにしましょう。
2.製造期間の1週間に短縮しましょう。
欲しい時に欲しい量をお渡しできるのが流通の本来の姿だと思います。

まさに正論の中の正論ですね。

まー、「流通」は任天堂においては、あれさえ無ければ、あの人いい人なんだけど・・・・の「あれ」の部分ですからねえ。

結局そこで足元すくわれるのか、15年前から成長してないな、と思いますが・・・・。

流通に限りませんが、日本と海外での方法論や体制の違いは、もっと問題点を真摯に見直すべきですよね。

海外ではサードパーティソフトは売れているが、日本では売れてない、と主張する時、言外に「だから日本のサードパーティは駄目なんだよ」という気持ちをにじませるか、「日本と海外での対サードパーティ施策の違いは何だろう?」と自分自信を省みることができるか。据置ゲーム機の市場が縮小してるとか、よそに理由を求めるのは簡単ですけど、ね。


率直にいって、任天堂自身はあまり困ってないから、いつまでも改善されないんでしょうけどね。

岩田社長の例のマジコン容認!?失言を読んでも感じましたが、マス向けに数十万本、数百万本のソフトを出荷する会社の論理なんですよね、徹頭徹尾。数万本、数千本のソフトで商売する人達の事はまったく考えてない。

マス向けソフトしか要らないんだったら、それってN64の頃の「少数精鋭主義」と中身は一緒ですよ。それが「少数精鋭じゃなくてただの少数だ」になってしまった反省って無いんでしょうかね。

まったく改善が見られないとまでは言いませんが、「多様性」に対して極めて無関心なままなんだよね。「多様性」というのは「玉石混淆」にもなるし、品質維持と矛盾しやすいのも確かなんだけど、毎度毎度、そこで失敗してるのは組織文化なんですかね。


カンファレンスやる意味あったの? やらない方がよかったんじゃないの?

やー。
どうしたことでしょうか?

任天堂のスーパー携帯ゲーム機「3DS」が発表されて、業界が大震撼&ゲーマーの皆様は大歓喜・・・・となるはずだったのに、発表会を開いたら株価は大幅下落。

価格の発表で発表前より期待感が低下。

サードパーティ施策を改善しますと口先宣言してみたら、的確な突っ込みを食らって、任天堂の殿様商売っぷりが暴露されてしまう。

おまけに名刺紛失でごめんなさいときた。

3DSの機能を一番上手く使っているのがラブプラスぐらい。
任天堂タイトルを始めとしてその他のタイトルは話題性を呼ばず、メタルギアは3Dに向いた演出を加えたといっても「焼き直し」だし、リッジレィサァァァァは性能を貶めるかのようなグラフィックを見せつけてくれたし・・・・サードパーティ各社の絶大なるやる気が伝わってきますね。

任天堂自身、DSのゲームやN64のゲームの続編やリメイクを前面に押し出して、3DSというハードだから実現する新しい「わくわく感」をまったく提示してくれません。

「大本命中の大本命ハードが満を持して発表」というムードが一変して、妙なガッカリ感が漂っているのはポルナレフ的な不可解さです。セルフ・ネガキャンやってるようにしか見えないんですが、気のせいでしょうか?


まあ口先外交はすぐバレるよね。

「任天堂のハードで売れるのは,任天堂のソフトばかり」と公認。

反省してみました。by任天堂

それでは国内の開発者からのメッセージを紹介します。by任天堂

業界の普通の感想:
(それってDSやWiiの発表会でもやってた事ではないですか?
何の改善が見られたんでしょうか??)

アルケミスト社長が任天堂の岩田社長に物申す!「流通の問題点を今一度見直すことが必要では?」
正直、任天堂は「売れないタイトルを出すお前らが悪いんじゃ~」って思っているんだろうなーって考えていました。ところが、すでにソフトメーカーが全社が抱えていた問題を解決する手段をお持ちだとは!さすがです。
そして、社長からは、「ニンテンドー3DSではスタートダッシュの段階でサードパーティと足並みを揃える必要がある」との言葉と共に,日本の開発者からのビデオメッセージを紹介してくれました。
えええぇぇぇぇ!! ちょっとちょっと違うんじゃない!?
開発者からのカッコいいコメントを聞きながら、心の花がシオシオになっていきます。

ま、もし口先だけの外交なら、すぐに馬脚を表すわけで、サードパーティ各社が任天堂の本音を見切るまでに1年も掛からないでしょうね。さすがに、さすがに、本体発売前に馬脚を現すことは無いと信じたい。

アルケミストの社長が指摘している事って、あり得ないワガママではなくて、実は他のプラットフォームでは実現できている事もあるわけです。ROMメディアの制約があるとはいえ、何らかの改善は欲しいところでしょう。


「3DS」翌日、任天堂の株価は10%下落 関連銘柄も急落
業界からの期待が低下しても、サードパーティ各社がWiiから離れていっても、「任天堂神話」を信奉していたアナリスト達もついに現実に向き合ったようで、株価もさらに下落したようですね。

業界各社からの失望が強まれば、さらに厳しい事になるかもしれません。あれだけ大勢のメディア、業界関係者が集まる場で発言したわけですから、本気で改善に取り組んでほしいものです。


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2010-10

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