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レシピソフト、完全爆沈。ゲームならではの優位性とは?

どれだけ出荷したのかは知りませんし、これから値崩れ効果でワゴン的なじわ売れをするのかもしれませんが、普通に「完全爆沈」と呼ぶべき結果でしょう。要因は色々ありそうですが、まぁ「料理」というテーマが飽きられるのが早かった。それが一番大きいですね。
一方、人気シリーズの看板使用や新色との同発など
支援効果は抜群のはずの「お料理ナビ 帝国ホテル」は約5000本。
それにしても、脳を鍛える、英語といったテーマと比べても、下降が早すぎる感はあります。まぁトレーニングであれば、上級版を欲する人は一定いますが、料理のレシピはそんなに要らないというのが1つ。もう1つは、ゲーム内でなんらの評価も行っていないせいでしょう。

ゲームの本に対する根本的な優位性が欠けているわけで、冷静に考えれば、版型の大きなレシピ本を買った方がはるかに有意義だと気づいたんじゃないでしょうか。この懸念については、過去のエントリーで指摘した通りです。

「もっと」戦略崩壊に見る、実用ソフトの「終わり」
ゲームは反復してだんだん上手くなる過程を楽しませる娯楽です。原理的にはトレーニングと親和性が高いのです。その頃のゲーム制作者の理解は「実用ソフトといっても、ゲーム的な原理、面白さがあるからこそ、ヒットするんだ」というものでした。

しかし『えいご漬け』『お料理ナビ』と、実用ソフトが続くにつれて、徐々にゲーム性は薄れていきました。『えいご漬け』はお勉強の要素が強く、『脳トレ』のような楽しさを期待した人からは、失望したという意見も聞こえてきました。でも『えいご漬け』はよく売れました。

そして夏には『お料理ナビ』がヒットしました。衝撃的だったのは、『お料理ナビ』がトレーニングソフトではなかった点です。それまで、『楽引辞典』や『指さし英会話』といった、非トレーニング型の実用ソフトはさほど売れていませんでした。

『脳トレ』以降の実用ブームとは、ゲームの開発ノウハウを活かして、ゲーム以外のビジネスを駆動させようとする企業戦略として捉えられます(その点では「ゲームニクス」とも絡むのかもしれませんが)。ではゲームの最大の優位点はなんでしょうか? それを活かすことがすなわち、ゲーム開発のノウハウを活かすことです。

インターフェイス? 段階的な学習効果?
いやいや、そうじゃないでしょう。コンピュータゲームは本質的に人間の代替物です。ゲームのルールを司る審判役や、対戦相手を務めます。判定役をやらせるのがじつに素直な考え方なのです。『脳トレ』は要するに、ゲーム機に「採点役」をやらせたわけです。

普通に考えると、機械に誉められたってうれしくないでしょう? でもゲームは、そこにすさまじいノウハウを持っています。機械に人を誉めさせる技術を数十年積み上げてきた、唯一の産業ですよ。

一方、検索みたいな事は、別にゲーム独自の物ではありません。つーかですね、ゲームソフトで実装しているような検索やソート機能は、かなりお粗末なものですよ。だってゲームソフトって、基本的にはパッケージ内の有限の、少数のデータから検索するもので、大量のデータは相手にしてこなかったからです。近年の大規模なオンラインゲームは別ですが、比較的最近の事ですからね、ファミコンの昔から培ってきたようなノウハウはありません。

ですから図鑑とか辞典とかデータベース的なものは、あんまり筋がよろしくない。そういうものはネットサービスを手がけてきた企業の方がずっと巧みです。レシピゲームは去年の夏から冬にかけてよく売れましたが、本質的には筋が良くないんで、衰退も早かったんです。そこは短期の商いをする場所ではあっても、本気で勝負すべき場所ではない、という事です。

実用ソフトバブルが弾けつつある今、生き残りを決めるのは、ゲームソフトの優位性をいかんなく発揮した商品企画だけだと思います。


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テーマ:▼ゲームの話 - ジャンル:ゲーム

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