FC2ブログ

 

Latest Entries

ゲーマーはまだ次の「俺達のゲーム機」を選んでいない。

今年のゲーム市場の焦点は「女性向け市場の拡大」と「マニア向け市場の激戦化」にあると思います。そこで今回の記事では後者について書いてみます。PS3の立ち上がりがうまくいってないのは誰の目にも明らかですが、そのために日本国内のマニア向け市場の動向が読みにくくなっています。

■浮動層となったゲーマーたち

マルガの湖畔 DIARY 1/30「従来型ゲームユーザーよどこへ行く~従来の枠組みは崩壊したのか?~」
さすが。かなり的確な分析です。PS3は多くのゲーマーにとって割高で、やりたいソフトも少ないため、PS2ソフトの市場を支えてきたゲーマー層が難民化しています。

現時点では
  1.  とりあえずPS2であと1年ぐらいガマンして様子を見る。
  2.  早く次世代ゲーム機を体験したいので、XBOX360を買っておく。
  3.  2~3年は携帯機(PSP)で十分。安くなってからXBOX360かPS3を買う。
という選択肢が考えられます。(ここでWiiやDSを含めてないのは、ゲーマーはWiiやDSも買うかもしれませんが、それだけで満足しきれない、というふうにボクが考えているからです。)

XBOX360は年末商戦でほんの一時期、売上が回復したものの、結局すぐに落ち込んでしまいました。PS3が現時点で微妙だからといって、XBOX360に転ぶゲーマーはほとんどいないことがハッキリしました。ではPS3に失望したゲーマーはどのハードに流れているのでしょうか?

■盛り返してきたPSP

現時点の趨勢で見れば、3番。つまりPSPがかなり有力になってきた印象です。実売500万台を越え、ソフト市場が復調し、PSPはセカンドハードとしての地位を急速に回復しつつあります。それを証明するかのように、『モンスターハンターポータブル 2nd』が初週75万本を突破する大ヒットを記録しました(忍之閻魔帳:PSP「モンスターハンターポータブル 2nd」初週75万本販売でPSP歴代No.1に)。

ミリオン突破は確実。DS向けのサードパーティの売上記録をぶち抜く可能性も十分あり、「普及台数なんぼのもんじゃい!」とばかりに、カプコン開発陣の意地を見せつけるソフトになりそうです。


好き好き大好きっ:今から2年後に「主としてエロゲが移植されてるであろうハード」ってなんになるんですかね。
また、美少女ゲームの主力ハードがPS2からPSPへ移るのでは? という予想も出てきています。本来、ここはXBOX360がガッチリ取っておかなければならない部分だったのですが……。

PS3がつまづいているうちに、XBOX360が台数を伸ばす。PSPが無ければ「あるいは……」があったかもしれませんが、XBOX360は残された可能性を、PS3ではなく、PSPによって完全に摘まれてしまったのです。

■その先は不透明だが

台数競争ではライトユーザーを取り込んだプラットフォームが有利でしょうが、マニア層をどのプラットフォームが取り込むかは別の議論です。

PS3についていえば、台数競争ではWiiに及ばないかもしれませんが、PSPと同程度の普及台数を確保する可能性は高く、それなりにしぶとく生き残りそうです。Wiiがゲーマー層を取り込み、他のハードなど必要ないほどに満足させられれば、話は変わりますが、率直にいってそれは難しいでしょう。

Wiiは1人用のゲームが売れにくい傾向が顕著です。『ファイアーエムブレム 暁の女神』も初週7万本でした。マルガの湖畔さん(2/28)によれば、「最近、FEはGCで出せばもっと売れた、GCで出すべきではないか」という意見があるらしいですね。GCで出した方が良かったかどうかはともかく、『ゼルダ』『FE』と任天堂発のマニア向けタイトルを立て続けに投入してもこの状況……というのは、少し考えさせられるものがあります。ソフトメーカー各社も、プラットフォームごとのユーザー層の違いをよりハッキリ意識して、ソフトラインナップ戦略を立てるでしょう。

とはいえ、まだまだ趨勢はわかりません。一時しのぎの携帯機がいつのまにか、一時しのぎではなくなっている……という可能性もあるのです。昨年末、ボクが何度か書いたように、ゲーマーはまだどのゲーム機を支持するか、次の「俺たちのゲーム機」を選んでいません。現時点でいえるのは、とりあえず、つなぎとしてPSPを買っておくという流れが鮮明になってきた、ということです。
スポンサーサイト



テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム

«  | HOME |  »

検索



カテゴリー

月別アーカイブ

最近の記事

最近のコメント

連絡先

RSSフィード

忍者カウンター