FC2ブログ

 

Latest Entries

次世代機すべてが「たかがゲーム機」を忘れないといいですね。

そもそもネット接続率は不明なんだけど……

キャズムを超えろ!:【アンケート実施中】人はどういった目的でWiiをネットに繋ぐのか? or なぜ繋がないのか?
うーん……。
そもそもWiiのネット接続率って具体的な数字はどこにも公表されてないですよね。だからネット接続率が高いっていうのは、wa-renさんの想像に過ぎません。ネットで盛り上がっているように(wa-renさんには)見えることとネット接続率が高いことはイコールではありません。

むしろボクには盛り上がってる層が偏ってるように見えます。はてな界隈の一部のブログや、わぱのつれづれ日記さん、デジモノに埋もれる日々さん、[mi]みたいもんさんといった、Wii発売前から好意的なブログが取り上げてるだけでしょう。あと妙にデジタル家電の人は高評価ですね。

ところでこういった方々は、今でも毎日お天気チャンネルで天気を確認し、ニュースチャンネルでニュースを読んでいるのでしょうか? それとも(ゲーム機としては)物珍しいチャンネルが登場した直後にレビュー記事をブログに載せただけで、今は使っていないのでしょうか? 気になりますね。

日本のゲーム系サイトでいえば、ニコニコ動画のアイマスの方がよっぽど盛り上がっているように見えました(まっ、これも層は偏ってますが)。しかしだからといって、『アイマス』が大ヒットしてるなんて書く人はいないわけです。


『Wiiスポーツ』を家族でやりたいからWiiを買ってるんでしょ

最近では、Wiiのネット利用率が現時点ではまだそんなに多くないんじゃないの? というような見解の方が目につきます。
わぱのつれづれ日記:裏話満載の「お天気チャンネル」インタビュー
あと、投票チャンネルも関わっているらしく、「最初のワールドアンケートが50万票」というコメントも出ていますね。Wiiの場合は全世界ですでに500万台ぐらい売れていることを考えると、比率的には10%程度。PS3は本体販売約150万台の時に30万回ダウンロードと発表していたので(参考)、それに対すると比率的には圧倒的に少ないです。ただ、50万という絶対的な数字自体は多いわけで、これを少ないと見るか、多いと見るか、意見が分かれそうなところです。
また以前、WiiのブラウザでYouTubeを観られるのが話題になっていましたね。実際、Wii対応のサイトがいくつも出てきましたが、実アクセス数は不明でした。1つ参考になる数字があります。
Wii-Tubeのアクセス傾向 - Wiiからのアクセスはこんな感じです。
デジモノさんのWii-Tubeの利用者を見ると、500人を越えた程度。率直にいって少ない印象です。

WiiチャンネルはWiiの魅力の1つでしょう。けれども現時点での市場の動向を見ていると、Wiiの購入者の大半はWiiチャンネルを中心とした、WiiのネットサービスのためにWiiを買ったわけじゃないと思います。

日本における『Wiiスポーツ』の高い装着率、リモコン(『はじめてのWii』)の高い装着率、さらに非常に高いタイレシオ(ハード1台あたりのソフト売上本数)を考えれば、Wiiユーザーの大半は家族でゲームを遊ぶためにWiiを買ったということがハッキリわかります。

1人用ゲームよりも多人数ゲームという市場特性は、むしろ毎日Wiiを起動している光景ではなく、週末や年末年始に起動するものの、ふつうの平日は起動していない光景を想像させます。Wiiチャンネルはどちらかというと、Wiiのゲームソフトで不足している「毎日起動させる」欲求を補完する役割を果たそうとしているように思えます。しかしそう簡単ではありません。


Wiiチャンネルのジレンマ

Wiiのユーザーは、ゲーマーやITリテラシーの高い層と、ライトユーザーやITリテラシーの低い層の2つに分かれますが、ソフト売上から判断するに、ライトユーザーが多いと思われます。

(はてな人力質問)任天堂のゲーム機Wii、ネット接続をしていますか?
前述のwa-renさんが人力検索はてなで行った質問への回答結果が出ています。はてなユーザーはITリテラシーが高いイメージがありますが、250人中154人が繋げていません。

その理由も「面倒くさい」が筆頭です。一方、繋げている人の理由はなんと「特に理由はないが接続機能があったから繋いだ」がトップ。Wiiチャンネルは繋げる理由としては極めて低いようです。Wiiチャンネルは、PCに慣れている人たちにはほとんど魅力を感じてもらえていないことがわかります。任天堂ファンを除けば、物珍しさでさわっている人が大半でしょう。

一方、ライトユーザーはどうかといえば、無線LANルータとの接続など、Wiiは敷居が高いです。天気予報やニュースには魅力がありますが、他のメディアでも見られるので、面倒さを乗り越えるだけのパワーがあるかどうかはちょっと疑わしい。

DSのWiFiコネクションは『どうぶつの森』と『マリオカート』のようにDSでしか楽しめないキラーコンテンツがユーザーを引き寄せました。そこまでのパワーが今のWiiチャンネルにあるのでしょうか? また、他にバーチャルコンソールがあるとは言っても、そのためにWiiを買った人が多いとも思えません。

ヘビーなネットユーザーには、Wiiのネットサービスが物足りないのは確かで、むしろPCでネットを見ていないような層を取り込めるかどうかがポイントでしょう。けれどもそのために越えなければいけない敷居は、決して低くはないのです。それなりに時間がかかると見るべきでしょう。


次世代ゲーム機の中でどれほど優劣があるのか?

結局ユーザーはWiiのゲームを遊ぶためにWiiを買うわけです。にもかかわらず、オンライン対応したゲームがたったの2本で、そのうち対戦が可能なのは『ポケモンバトルレボリューション』1本というのが現状です。しかもDS版だけでもWiFi通信が可能なことを考えると、訴求力は弱いでしょう。

また、接続「台数」はともかく、接続「率」でいえば、XBOX360が非常に高そうです。これは多くのゲーム系サイトの共通認識だと思います。あれはネットに繋がないと、肝心のゲームがあまり楽しくありませんからね。また『まいにちいっしょ』や『グランツーリスモHDコンセプト』など、PS3専用ソフトを無料で配布しているPS3も「率」は高そうです。

実際の所は、各社が数字を公表してない以上、わかりません。想像にすぎないわけです。ただしwa-renさんが仮定したような、Wiiが「日本国内における据え置きゲーム機としては異例のネット接続率」を達成したという根拠はどこにもありません。印象としてはどれも大差ないような気がするんですけどね。


次世代ゲーム機=本末転倒な機械にならないといいですね

というか「接続率」なんて数字よりも気になるのは、ゲーム以外の機能が積極的にネットを活用しているのに、ネットを活用しているゲームがほとんど無いことです。Wiiってゲーム機でしたよね?

本末転倒。PS2が売れた理由の1つがDVDプレイヤー需要でしたが、それに味を占めたソニーはますます非ゲーム機部分に投資を行い、ブルーレイの普及や、大型テレビの普及や、並列コンピューティングや、色々な夢を乗せることに熱心になり、その結果PS3はゲーム機として魅力に乏しい機械になってしまいました。

DSが売れた理由の1つが『脳トレ』のヒットですが、任天堂はWiiにおいても、非ゲームであるWiiチャンネルを積極的に推進しました。その結果Wiiは、少なくとも現段階では、オンラインゲーム機として魅力に乏しい機械になってしまいました。Wii版の『スマブラ』はWiFi対戦に対応しているそうなので、もちろんこれから、オンライン対応ゲームは増えていくと思います。「オンライン天気予報もいいけど、早くオンラインゲームを遊ばせてよ」というのがユーザーの本音でしょう。

ゲーム以外の機能がゲーム機の販売を引き上げる。その傾向は感じますが、結局ユーザーは、ゲームのためにゲーム機を買っているんです。その根本を忘れた時、ユーザーとの乖離は始まっているのです。

PS3の出足は鈍く、その失敗を笑っている人も多いでしょう。
しかしなぁ、人は容易につまづく。まして人の集団はさらに容易につまづく。同じ過ちは他の企業でも容易に起きるのでしょう。あれから学べる教訓は、たかがゲーム機。あえて「たかがゲーム機」と書きましょう。その「たかがゲーム機」さえ満足させられないほど、ゲーム以外の部分に夢中になった時、同じ失敗はくり返されるのです。

次世代機がそろったけど、据置ゲーム機はどれも衰退しました……なんて未来にならないように、XBOX360、PS3、Wiiには頑張ってほしいですね。
スポンサーサイト



テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム

«  | HOME |  »

検索



カテゴリー

月別アーカイブ

最近の記事

最近のコメント

連絡先

RSSフィード

忍者カウンター