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黒物デジタル家電の人が白物家電に言及してない件について

ネット上で、いかにも頭の良さそうなデジタル家電な人たちが今頃になってiPodやDSやWiiに言及するのはよく見かけるんですが、不思議と白物家電をスルー気味なんですよね。ゲーム機とPCとデジタル家電の中身が近くなってるというのはあるにしても、総合家電メーカーだったらすぐ隣じゃないの、と。

行き詰まってきたデジタル家電

「もうハード頼みは通じない」米家電展示会「CES」が映すデジタル革新の峠越え
 「技術革新が消費者ニーズを追い越してしまった。結局のところ、勝ち組は、最先端の技術を使わず、消費者のニーズをソフトや使いやすさで汲み取った米アップルコンピュータと任天堂だけだった」(先の松下電器幹部)。
デジタル家電、とりわけ薄型テレビの価格下落が進んで、各メーカーが苦しんでいるわけですが、白物家電ではむしろ平均単価が上がっているんです。しかし何故か、高付加価値型の白物家電には言及しません。不思議です。知っていないとも思えないんですがね。

大河原克行の「白物家電 業界展望」高付加価値白物家電が注目を集める理由
業界団体である日本電機工業会(JEMA)によると、2000年の国内生産平均単価を100とした場合、2006年の洗濯機の平均単価は139に、電子レンジでは138に、炊飯器では113へと上昇している。

 価格下落が激しいデジタル家電とは異なり、白物家電の一部分野では着実に単価が上昇しているのである。

そういえば、以前のブログのコメント欄に「某大型電気店の黒物販売員」を名乗る人がやってきたんですが、全然話が噛み合わなくて苦笑させられたことがあります(笑 ボクは白物の高付加価値家電の話をしてるんですが、黒物家電の話をしきりにするんですね。消費者は機能や性能なんて気にしてないんだ、結局は価格なんだ、安さで決まるんだ、と。一生懸命、力説しておられました。
家電業界が家電の高付加価値化に取り組んでいますが、価格がちょっと高くても、1グレード上の生活を感じさせてくれる商品は売れてます。(ボク)
この第三のカテゴリーを実現するために一時は「国内製造業全滅か?」と言われていたほど中国シフトを進めて低コスト志向一本槍だった製造業が(それ以外の事情もありますけど)、いま急速に国内回帰、高付加価値・高品質志向を進めているわけです。(ぶらりんさん)
とここまで話が噛みあってるのに、黒物販売員さんが入ると、途端にすれ違いが始まります。
メーカーの営業が「凄い機能」やら「高画質」やらをいくらプッシュしたとて、大多数のお客にとって一番重要なのが「価格」であることを、誰よりも一番良く知っているのですよ。そしてそれは年末商戦も例外ではありません。(某大型電気店の黒物販売員)
いや、まあ、それはわかってるんだけど、今頃そんな話をしてる人間に力説されてもなあ……と。「機能、性能が消費者の必要十分を満たす」→「安売り競争が激化する」で、いま黒物家電はこの辺りなんですが、白物家電はとっくの昔にそこに達していて、今「高付加価値家電」でそこを突破しつつあるわけですね。

なんていうか、自分たちが最先端にいて、最先端の物を作ったり、売ったりしているという思い込みが強いせいか、自分たちの現在の悩みと同じような問題にとっくの昔にぶつかって、乗り越えつつある人たちがすぐ近くにいるんだ、という事を忘れがちなのかもしれません。

高付加価値型の白物家電、エネループ、Wii

あらためて見直せば、高付加価値型の白物家電とWiiはかなり似ていることがわかります。
  • 自分や自分の生活を高める(自己啓発、健康)
  • お母さんを味方に
  • 誰でも使えるインターフェース
  • 色が白 (ま、これは冗談まじりに……)
エネループの話も興味深いです。これもWiiと共通点が多いことがわかります。
三洋電機・エネループ担当者に聞くヒットの理由
下園氏:一番怖かったのは、「今までと同じ」と思われて、黙殺されてしまうことです。今までのニッケル水素充電池は容量そのものが価値でしたから、まず、容量の数字をパッケージや電池本体に描くことになる。我々が考えていたのは、“乾電池のような感覚で使えるニッケル水素充電池”でしたから、そうしたやりかたをすべて捨てることから始めましたね。
 製品名とデザインを決めるに当たって、念頭に置いたのは「女性に受け入れられるもの」ということです。これまで、ニッケル水素充電池のユーザーはほとんどが男性でした。しかし、乾電池の置き換えを狙う以上、ターゲットは女性、主に家庭にいる主婦層に受け入れられるものでなくてはなりません。
  • 今までの性能評価軸を捨てる(高容量化よりも自己放電)
  • 家庭の主婦を狙った
  • まったく新しい商品であるかのようなネーミング
  • より大きな市場を狙う(充電池の市場ではなく、乾電池の市場)
  • 買ってきてすぐに使える(充電済みの状態で売る)
  • 色が白、青でさわやか
でも別に白物家電の人たちは、iPodやWiiを見て、参考にして動いているわけじゃない。そこ、重要。今頃になって、アップルと任天堂にやられたとか言ってるデジタル家電の人たちは、いったい白物家電の人たちからどれぐらい認識が遅れてるんでしょうかね?

うーん……。
デジタル家電な人たちって、Windows VistaとPS3は機能と性能が無駄に多くてファットだよねという話はしても、結局いまだに男の子視点が抜けきってない感じ。iPodもDSもWiiも、男の子視点で注目してる気がします。

もし家庭の主婦層が炊飯器/冷蔵庫/オープンレンジ/洗濯機並みに使いこなせるデジタル家電を世に出したら、どれだけ面白いことが起きるか、という話はあってもいいと思うんですけどね。「iPhone脅威だよね」もいいんですが。

女性向けの市場が拡大しているゲーム業界

ちなみにゲーム業界について言えば、女性向けの市場が拡大しているという認識が浸透してきました。DSは過去のゲーム機に比べて、女性比率が高いとよく言われますが、『たまごっち』『どうぶつの森』『nintendogs』『ラブ&ベリー』など、女性向けソフトの大ヒットが多いです。

女児向けだけでなく、『お料理ナビ』のような明らかに主婦層をターゲットにしたソフトも約70万本売れています。またナムコの『美味しんぼDSレシピ集』やコーエーの『しゃべる! DSお料理ナビ まるごと帝国ホテル』など、レシピソフトが市場に急増しています。

これまでファミリー向けの「お母さんが子ども一緒に」楽しめるソフトは少なくなかったんですが、それは逆にいうとお母さんが子どものために、子どもに合わせて買っているソフトで、お母さん自身がほしいと思えるソフトではありませんでした。

ソフトメーカー各社は女性向けソフトを増やしています。上記のヒットタイトルに加えて、ナムコの家計簿ソフト、バンダイの電子手帳ソフトや、ハムスターを飼うゲーム、マナー習得、着せ替えゲーム等々。

人類の半分は女性ですし、家庭の財布の紐を握ってるのはお母さんですから、その潜在市場を狙うのは当然の戦略です。これは日本に限定した話ではありません。
女性および中高年ゲームユーザーが急増中 - 英国でも任天堂のDS効果
欧米でも同じように、女性ユーザーの市場への注目が高まっています。北米市場も成長の限界が見えつつあり、既存のマーケットはますます競争が激化するので、ソフトメーカー各社が次のポテンシャルマーケットに乗り出していくのは自然なことです。

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テーマ:ゲーム - ジャンル:ゲーム

タグ:デジタル家電  白物家電  

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